2021.09.19 Inter FM「Daisy Holiday!」より
H:はい、こんばんは。細野晴臣です。
オダギリ:あ、オダギリジョーです。
H:あー、来て下さいまして…(笑)
オダギリ:ありがとうございます。
H:きょうね、周りの取り巻きの女性たちが来たがっててしょうがなかった(笑)
オダギリ:いやいや、そんな雰囲気はなかったですけど(笑)
H:そうか(笑)
オダギリ:いやー、ほんとにありがとうございます。
H:いやいや…この番組ではめずらしいゲストですね。だいたいみんな音楽関係なんですけど。
オダギリ:そうですよね。
H:まぁでもね、今回は…いよいよ始まりますよね。
オダギリ:はい。始まりましたね、数日前に。
H:あ、そっか。『オリバーな犬、(Gosh!!)』。これは僕、出てるんですけど…(笑)
オダギリ:(笑)
H:なんで呼ばれたんだろう、っていう(笑)
オダギリ:いや、細野さんにはやっぱり出てもらいたくなっちゃうんですよね。
H:なんでなんだろうね?それが自分ではよくわからないんですよね。
オダギリ:おもしろいんですよね。
H:そうですか。それはうれしいけどね。
オダギリ:なんか独特で…まず、細野さんの声がやっぱりすばらしいですし。
H:ラジオ向きですよね。
オダギリ:(笑)あとはやっぱり芝居に癖がない…良い意味も悪い意味も癖がない感じなんですよね。
H:出しようがないもんね、だって。何度か映画に出たりさせてもらってますけど…素人ですからね。
オダギリ:でも、すごいリアリティはあるんですよ。
H:そうですか。んー。
オダギリ:そこがやっぱりプロの俳優には出せない雰囲気ですね。
H:たまにそう言うミュージシャンもいますけどね。でも、この前の『ある船頭の話(They Say Nothing Stays the Same)』。
オダギリ:はい。
H:あれはすごい映画ですよね。
オダギリ:そうですね、あれはあれでちょっと挑戦的な作品でしたね。
H:ああいう映画を作る人だとは思ってなかったから。
オダギリ:うーん、僕もあんまり思ってなかった(笑)
H:そうなんだ(笑)ああいう発想はどこから出たんですか?
オダギリ:いやー…結構もう、15年近く前に書いた脚本だったんですけど。
H:おお、そう?そんな前…
オダギリ:でもなんとなく、今の時代のほうが…より映画界が変な方向に偏ってるな、と思ったんですよ。要は「わかりやすい」映画とか、なにかの原作ものとか。そういう数字を求める作品ばかりが作られてきて…ちょっと日本映画に違和感を感じるところだったので、ああいう作品をちょっと作らなきゃいけないな、という気持ちになったんですね。
H:なるほどね。そうかそうか…
H:なんか、映画俳優さん、スターと言ってもいいくらいですけど。そういう人だと思われてますが…いや、僕はそう思ってたけど。本当はすごく…ひねくれてるというか(笑)
オダギリ:いやー、めちゃめちゃひねくれてるんですよね(笑)
H:ですよね(笑)それはね、初めてそう思ったのは…ずいぶん昔にテレビを見てたら、オダギリさんの実験映画作品を流してたんですよ。
オダギリ:えー?もう、すごい昔のドキュメンタリーですかね。
H:すごい昔、うんうん。
オダギリ:あー…やりましたね。
H:でしょ?その映画がね、なんだ?っていう感じで…(笑)不思議な映画でしたね。
オダギリ:そうですね(笑)『バナナの皮』という題名だったんですけど。
H:あ、そういう題名だったんだ(笑)
オダギリ:ほんとに1シチュエーションでずっと回したりしてて。あれはほとんど上映もしなかったので、観てる方は少ないんですけど。
H:観ちゃいましたね。
オダギリ:あー、もうほんとに恐縮です。
H:あれからすごく気になってたんですよ。オダギリジョーって何者だ?という。
オダギリ:(笑)いやー、うれしいですね。
H:不思議な存在感ですよね、日本の映画界の中でね。だから僕はそういう印象を持ってたんです。そういう人が今回、テレビドラマを作ったんですけど…僕、出てますけど、どんなドラマなんだろう、っていうね(笑)
オダギリ:そうですね、まぁ…細野さんのシーンに関しては只々、橋爪さん(橋爪功)との掛け合いを楽しんでもらいたいな、と。
H:ええ、楽しかったですね。
オダギリ:お2人で裏でタバコを吸ってて…楽しそうにおしゃべりされてるなぁ、と思って。僕もうれしかったんですけど。細野さんも橋爪さんも、お2人とも…なんだろう、不良な大人と言うんですかね。そういうところがすごく好きで、その2人をああいうシチュエーションにしてみたかった、という。
H:そういうところがあったんですね。いやー、こういうことがなければ橋爪さんと会うこともないし(笑)おもしろい体験でしたね。
オダギリ:なんか、現場もおもしろい雰囲気になってましたね。普段撮ってるシーンとは違う…みんなちょっとそわそわしてましたね。
H:そうですか。あれは理容店の…ロケですもんね。
オダギリ:そうですね。細野さんがやってくださるということで、細野さんに合う雰囲気のお店をいくつか…
H:あそこら辺はよく通るんで、ああ、このお店知ってる、と思ってたんですよ。
オダギリ:そうですか!カッコいいお店でしたね。
H:でも、今回はそうとしても、前回の船頭の映画はなんで僕なんですか?(笑)
オダギリ:あれは…あのときは俳優じゃない人に演じてもらいたい、という思いがあって。あと、死を扱う職業でもあるし、役柄としてもそれを背負う役だったので。
H:後で観たらすごい役だな、と思いましたよ(笑)
オダギリ:そうですね、僕もすごく思い入れがあった役で。
H:そうなんだ。僕でいいのかな?と思っちゃって。
オダギリ:いやいやいや!永瀬さん(永瀬正敏)のお父さんという設定だし、ふさわしい方を一生懸命探してたんですけど、やっぱり俳優じゃないなぁ、という思いで。
H:へぇ。
オダギリ:それでいろいろ思いを巡らせて…細野さんやってくれたらうれしいんだけどなぁ、と思って(笑)
H:いやー、ありがたいですけど。そこで僕を思い付くっていうのは不思議ですよね。僕は『メゾン・ド・ヒミコ』のときに音楽やったんで、打ち上げとかそういうところではお会いしてますけどね。
オダギリ:そうですね…
H:音楽はどうなんですか?
オダギリ:いやー、僕は中学の頃からバンドにハマりまして。
H:あ、そうなんだ。
オダギリ:ドラムやってたんですよ。
H:えー!
オダギリ:ドラムから入って…高校卒業するぐらいまではずっとバンドばっかりやってました。
H:それは知らなかった。そうなんですか。
オダギリ:はい。なので…今回は細野さんのラジオということもあるし、ひさしぶりにHISを出して。久しぶりに聴いたんですけど。
H:聴いてもらってるんですね。
オダギリ:清志郎さん(忌野清志郎)とかにすごく影響を受けて。初めて買ったCDがタイマーズでした。
H:あ、そうなんだ。
オダギリ:その頃からずっと…RC(RCサクセション)とかもコピーしたりとか。そんな学生時代でしたね。
H:そうだったんですね。んー。そのバンド活動はその後やってないんですか?
オダギリ:大学で…アメリカに行ったんですよ。芝居の勉強を結果的にしたんですけど、そこからやっぱり、音楽というよりは映画のほうに気持ちが行っちゃって。そこからはあんまり…でも、曲を作るのは好きで。
H:おっ。
オダギリ:あの『バナナの皮』という映画とかも…
H:あ、[音楽も]自分で作ったんだ。
オダギリ:そうなんですよ。
H:それは知らなかったなぁ。
オダギリ:曲を作るのは好きでしたね、昔から。
H:今も続けてますか?
オダギリ:でもなんか、降りてくるときとぜんぜん思い付かないときが…思い付かないときは2,3年出てこないんですよ(笑)
H:2,3年か(笑)2,3年思い付かないと僕、困っちゃうかもな。
オダギリ:そうなんですよ(笑)しかも音楽は昔から好きだったし…それを職業にするということがやっぱり、自分では無理でした。純粋に楽しみたかったですね。
H:まぁでも、映画を作って音楽も自分で作る人も結構いますもんね、今。
オダギリ:うんうん、そうですね。
H:それはちょっと…そういうことをやってもらいたいですね(笑)
オダギリ:そうですね(笑)
オダギリ:『ある船頭の話』のときはティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)という…
H:どこの方だっけ?
オダギリ:アルメニアですね。ジャズピアニストなんですけど…それまでの作品では全部、自分で音楽を当ててて。でも「船頭」のときはやっぱり、自分としても勝負だなと思ってたので。自分で音楽を付けるよりはちゃんとしたものを作ってもらおうと思って。
H:そうか。あのアルメニアの…僕、名前が覚えられなくて(笑)ハマシアンさん。結構人気のある作家ですよね。
オダギリ:そうですね。いま注目されてる若いピアニストですね。
The Boatman (Postlude) - Tigran Hamasyan
(from『They Say Nothing Stays the Same: Original Motion Picture Soundtrack』)
H:そういう方とはどういう関係なんですか?お友達なんですか。
オダギリ:すごく日本にも造詣があるというか、興味を持っていて。精神性もどこか似てるんですよ、アルメニアと日本って。
H:それはね、わかりますよ。
オダギリ:わかります?
H:すごく古い国ですよね。初めてキリスト教の教会が立った国だったとか。
オダギリ:そうなんですか。温泉も出たりとか、そういう風土も似てるんでしょうね。
H:なんかすごく興味のある国ですね。
オダギリ:ええ。だから性格的にもおっとりしていて、すごく相手のことを思いやるし、気を遣うし…2人でいても楽だし…すごくクリエイティブな空気になりやすいというか。
H:そういう人と組むのはいちばんいいですね。
オダギリ:そうですね。まじめなのでほんとにいろいろ、一生懸命…僕の作りたいものを目指して、時間をかけてくれましたね。
H:なるほど。
H:一方で、前にテレビシリーズで…「大川端」のシリーズ(『リバースエッジ 大川端探偵社』)だっけ。
オダギリ:はいはいはい。
H:あれのテーマ曲がすごく好きで。あれはEGO-WRAPPIN'でしたよね。
オダギリ:EGO-WRAPPIN'さんでしたね。
H:今回もそうですね。
オダギリ:そうなんです。
H:やっぱり、そういう関係なんですか?
オダギリ:EGO-WRAPPIN'の森さん(森雅樹)は…たしか同い年なんですよ。で、森さんは大阪なのかな?僕は岡山なんですけど。なんか近いところ、西日本で育ったという…時代性も含めて似てるものがあるのかな、と思うんですよね。
H:なるほどね。
オダギリ:エゴさんの曲も昔から好きで。今回はテレビドラマをやるというときに…「大川端」もありましたし。僕からするとやっぱり、永瀬さんが昔やった「濱マイク」シリーズ(『私立探偵 濱マイク』)のオープニングの"くちばしにチェリー"かな?あれもすごく好きで。映像とミックスしたときの威力みたいなものが…今だに残ってて。それで今回はエゴさんにお願いしましたね。
H:このドラマ、ご本人はどうなってるんですか?出てるんですよね?
オダギリ:はい、僕出てます。
H:出てますよね?これは観てないとわからないですけど、不思議なドラマ…あらすじとかあるんですか?(笑)
オダギリ:そうですね(笑)あらすじは…警察犬とそのハンドラー、鑑識課の犬係のバディの話なんですけど。ただ、その警察犬を僕が演じてまして。
H:それがなんかね、想像ができないんだよね(笑)
オダギリ:そうなんですよね、本読むだけだとまったく…字だとわからないんですけど。着ぐるみを着て顔だけ出してる、みたいな。
H:顔だけ出してる?じゃあわかるわけですね。
オダギリ:はい。それでちょっと生意気な、だらしない犬をやってます。
H:しゃべるわけですね(笑)
オダギリ:しゃべりますね(笑)
H:この発想もすごい…どこから出てくるんですかね、そういうの。
オダギリ:そうですね…まぁコントではよくある設定ですよね。僕もそういうのはいくつか見たんだろうな、とは思うんですけど。それを映画のレベルに引き上げたいという思いがあったんですよね。
H:なるほどね。
オダギリ:安っぽい、コントっぽいみたいなものは…言い方悪いですけど、作りやすいけど。ほんとにカッコいい大人を集めて、上質な世界観であれを作ったらどうなるんだろうな、と思って。
H:なるほど。これはすごい力作かもしれないなぁ。
オダギリ:ぜひぜひ、ご覧になってください。
H:もう放送はね、1回目が。
オダギリ:1回目は終わりました。
H:収録はその前なんでね、まだ観てないですけど(笑)とにかくね、出演者の量がすごい!
オダギリ:そうですね。
H:全3回ですよね?3回でこの全員が出てるんですよね?(笑)
オダギリ:「船頭」のときは本当にキャストが少なくて。メインどころの数人がずーっと出てる、という映画だったので。
H:そうですね。
オダギリ:今回は逆にいろんな人を絡ませたい…群像劇みたいにしたくて。
H:これは楽しみだね、やっぱり。
オダギリ:はい。もう、むちゃくちゃですね(笑)
H:むちゃくちゃか(笑)反響が楽しみですね。
オダギリ:そうですね。それをNHKで流すというのがまた…実験的というか。
H:すごいすごい。オリンピックでね、放送が延びちゃったんですよね。
オダギリ:ええ。オリンピックもギリギリまでやるのかやらないのかわからなかったですし。だから、いつ放送になるのか…随分時間がかかってしまって。
H:ロケしたのはいつだっけなぁ…冬だったね。
オダギリ:そうですね、去年の11月ですかね。まだまだコロナも大変な時期でしたし。
H:そうでしたね。
オダギリ:だからやっぱり、みんな気を付けて…注意しながら撮ってましたけど。
The Hunter - EGO-WRAPPIN'
H:やっぱりオダギリさんは俳優であると同時に、作家性が強くなってきている感じがしますけど。どっちが好き…というか、両方ですかね?
オダギリ:そうですね…俳優は俳優で苦しくもあり、おもしろみもあるんですけど。やっぱり映画の中では一つの歯車でしかないと思っていて。映画のために身を尽くすというか。そういう役柄だと思うんですけど。
H:はいはい。
オダギリ:やっぱり脚本を書いたり監督をしたりというのは作品を背負うことだと思うので、かかわり方が俳優とはまったく違ってくる。なので、責任感とかをひっくるめると…俳優のほうが楽、という言い方はおかしいんですけど、気軽に参加できるのは俳優ですね。
H:うんうん。いやー、でもおもしろいでしょ?映画を作るのって。
オダギリ:そうですね。大変なことのほうが多いですけど、でもやっぱり乗り越えた先に見える景色みたいなものは…それだけのものはある気がしますね。
H:想像しかできないけど…音楽を作ってるときも僕はのめり込んじゃいますけど、やっぱり映画はさらにのめり込みそうだな、と思いますよ。
オダギリ:そうですよね…細野さん、映画撮ってくださいよ(笑)
H:いやー…(笑)
オダギリ:僕、なんでもやりますから。
H:いや、逆ですよ(笑)
オダギリ:(笑)
H:ミュージックビデオみたいなものを作るときに、お願いしようかな、なんてチラッと思ったことはありますよ。最近ですけど。
オダギリ:えー!ほんとですか?うれしいけど、でも、PVってめちゃめちゃ難しそうですもんね…
H:(笑)
オダギリ:あれはまた違う競技な気がしますね…それこそハマシアンのPVがすごくおもしろいんですよ。毎回ヘンなのを作ってて…まぁでも、いつか…
H:そうね。いつか…なにかやってもらおうかな。
オダギリ:ぜひぜひ。僕も細野さんに音楽付けてほしいです。
H:…やらせてくださいよ!(笑)
オダギリ:え、ほんとですか!やった。
H:ホントだよ!だって、避けてるのかと思った…(笑)いいんですか?
オダギリ:うれしいな…ぜひぜひ!
H:実験作でも何でもいいですよ。
オダギリ:ありがとうございます。じゃあちょっと…早めに準備に取り掛かります。
H:いいねぇ、この話は。発展的だ(笑)
オダギリ:そうですね(笑)
H:なんか、のめり込みの感じがすごく似てるかもしれないな、と思うんだよね。編集が好きだって仰ってたでしょ?
オダギリ:はい。
H:僕も大好きなんですよ、編集。
オダギリ:なんか、2人でどんどん沼に入っていきそう(笑)
H:ぜったい入っていくから…ちょっと危険かもしれないですね(笑)どっちかに任せないとダメだろうね。
オダギリ:時間をかけてやりたいですよね。じっくり。
H:時間はかかりますね。じっくりと…そうですよ。
オダギリ:そうするとやっぱり映画がいいですね。
H:いいですね。なんかこの先、予定はあるんですか?映画は。
オダギリ:いや、もう予定を作ります!せっかくのこういうチャンスなので。
H:やった!それはおもしろいね。もう、いつになっても構わないんで。
オダギリ:はい。
H:これは楽しみになってきたな…映画はいいねぇ、映画大好き(笑)
オダギリ:あれは『ぼくの伯父さん(Mon Oncle)』のポスターが…
H:ここにかかってます。もう、大好きです。
オダギリ:そうなんですね。
H:もう、何度も何度も観ましたね。初めて観たのは小学生のとき、母親に連れられて行ったんですよ。それ以来ずっと…(笑)
オダギリ:えー!僕、もうぜんぜん憶えてなくて…改めてきょうちょっと、観直したいなと思いました。
H:ぜひ観て…とにかくあのユロ伯父さんの動きにすごく影響されて。研究なんかしたりして(笑)
オダギリ:そうですか!へぇ…ジャック・タチ(Jacques Tati)でしたっけ?
H:ジャック・タチです。はい。こっちのポスターもローレル&ハーディ(Laurel and Hardy)という…コメディばっかりですよ。
オダギリ:へぇ!あ、これは僕、ちょっとわからないです。
H:そうですか。もう時代が時代なんですけどね…ハリウッドでは伝統的にコンビが多いんですけど、ちょうど1940年代ぐらいかな。大人気だったんですね。
オダギリ:へぇ…観てみます。
H:はい、ぜひぜひ。
オダギリ:細野さんは、じゃあ…コメディもお好きということなんですかね?
H:大好きです。
オダギリ:あ、そうなんですね。
H:本来はコメディアンですから。
オダギリ:(笑)
H:ほんとなんですよ。コメディだったら僕、よろこんでやりますよ。
オダギリ:へぇ!今回の僕の『オリバーな犬』もコメディエッセンスが多かったりするんですけど。
H:そうですよね。
オダギリ:ええ。なんか…細野さん的には許せました?この世界観は。
H:もちろん!だから楽しみにしてる、まだ観てないから(笑)
オダギリ:よかったよかった…ちょっとふざけすぎてるところもあるんで。
H:そうなの?それはちょっと楽しみだな。
オダギリ:(笑)
H:だって、オダギリさんの同期にいろいろコメディアンがいますもんね。
オダギリ:そうなんです。幼馴染に次長課長の河本くん(河本準一)…
H:すごい幼馴染だ(笑)
オダギリ:あともう2人、超新塾という5人組の…
H:あー、いたいた。おもしろいよね。
オダギリ:あの中の2人はまた幼馴染で。
H:ほんとに?よくまぁコメディアンにならなかったね(笑)
オダギリ:なんか、そういう人間が出る街なのかな…
H:そういう街なんだね(笑)いやー、いろんな話が聴けました。またなんかの機会があったらこちらに来てください。
オダギリ:ぜひぜひ。
H:どうもありがとう!
オダギリ:ありがとうございました!
H:オダギリジョーさんでした。