2022.05.15 Inter FM「Daisy Holiday!」より

手作りデイジー🌼#33

 

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 (以下、すべてH:)

  

 はい、細野晴臣です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。ゴールデンウィークはどうなさってたんでしょうか。さてですね…5/1にニュー・オーリンズ特集をやったんですけど、なんか言い足りないことがいっぱいあって。30分では無理なんですね。それで次の…きょう放送する分を作っている最中にですね。小坂忠が天国に旅立ってしまいまして。そのことについては後半、少し触れていきたいと思います。

 

 さて、ニュー・オーリンズの言い足りなかった分というのはバラードという側面があるということ。まぁバラードといっても陽気でハッピーで、ロマンチックな部分ですね。普通ニュー・オーリンズと言えばブルース系が多いんですけど、一方では1950年代・60年代の初期まで非常にメロディアスなポップスが大流行りしたんですね。そういうのを大瀧詠一や僕は中学生の頃にラジオで聴いていて。それがメインストリームのアメリカ音楽だと思ってたんですが…はっぴいえんどをやっている頃に、それらのほとんどがニュー・オーリンズ製だったということを知っていくわけです。

 それで、いちばん最初にやり出したのはファッツ・ドミノFats Domino)です。1956年に"Blueberry HIll"という大ヒットを飛ばしてから有名になりました。来日もしていて、それを僕は観に行った憶えがありますね。その中でボビー・チャールズ(Bobby Charles)という人が作曲した"Walkin' To New Orleans"。このボビー・チャールズという人が僕のあこがれの人でもあるんですね。ニュー・オーリンズではめずらしいホワイトマンです。他にはフランキー・フォード(Frankie Ford)がいましたっけ。

 ところで、2005年にニュー・オーリンズを襲ったハリケーンカトリーナ。このときファッツ・ドミノは家にいて困ってたみたいですね。それを救ったのがボビー・チャールズだったという話です。それでは"Walkin' To New Orleans"、1960年。ファッツ・ドミノです。

 

      

Walkin' To New Orleans - Fats Domino

  

 

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 次はですね、1960年のヒット曲。"You Talk Too Much"、ジョー・ジョーンズ(Joe Jones)です。

 

      

You Talk Too Much - Joe Jones

  

 

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 そして次はですね…1959年、ロイド・プライス(Lloyd Price)の大ヒット曲"Personality"。これはカテリーナ・ヴァレンテ(Caterina Valente)でも大ヒットしました。"Lawdy Miss Clawdy"、"Stagger Lee"で有名なシンガーです。

 

      

Personality - Lloyd Price

  

 

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 次もボビー・チャールズが作曲に関わってます。"But I Do"、1961年の大ヒット曲です。クラレンス・フロッグマン・ヘンリー(Clarence "Frogman" Henry)。

 

      

But I Do - Clarence "Frogman" Henry

  

 

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 このようなとてもロマンチックなバラードはドクター・ジョン(Dr. John)にも受け継がれています。ドクター・ジョンの"Such A Night"。

 

      

Such A Night - Dr. John

  

 

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 このドクター・ジョンの弟分と呼ばれているロニー・バロン(Ronnie Barron)。すばらしいピアニストでありヴォーカリストですが、1978年に久保田真琴と僕で制作した…東京録音ですね。『The Smile Of Life』から"Moon Shinin' Bright"。

 

      

Moon Shinin' Bright - Ronnie Barron

(from『The Smile Of Life』)

  

 

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 そのドクター・ジョン、ロニー・バロン…そういった人たちの先生というか、先輩にあたるアラン・トゥーサンAllen Toussaint)。前回も特集しましたけど。1958年にインストが大ヒットしてました。"Java"という曲。これはアル・ハート(Al Hirt)でもっと大ヒットしたんですね。続けてアーニー・ケイ・ドゥー(Ernie K-Doe)の"Mother-In-Law"。これもトゥーサンの曲です。

 

      

Java - Allen Toussaint

  

 

Mother-In-Law - Ernie K-Doe

  

 

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 大瀧詠一がこれを…焼き直したというかね。"楽しい夜更かし"という曲。1975年。

 

      

楽しい夜更かし - 大瀧詠一

(from『NIAGARA MOON』)

  

 

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Tipitina - Dr. John

(from『Dr. John's Gumbo』)

 

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 ドクター・ジョンの"Tiptina"を…申し訳ないですけどバックにして、ちょっとおしゃべりをしたいと思います。1曲目にかけたファッツ・ドミノのプロデュースというか、バッキングをすべて…アレンジとかをやっていたのがデイヴ・バーソロミュー(Dave Bartholomew)。この人がいなければニュー・オーリンズの音楽は始まっていなかったでしょう。なんと100年、1世紀を生きた人なんですね。で、ドクター・ジョンが亡くなったのが2019年。僕はロサンゼルスからの帰りの飛行機の中で知ったような気がするんですが、デイヴ・バーソロミューもその頃に亡くなってるんです。つまり、ニュー・オーリンズがそこで終わったのではないかと、僕は思ってしまいました。

 ところで、小坂忠もつい先日亡くなってしまい…いろんな思い出があるんですが、その中で2001年に僕と忠で作った『People』というアルバムがあるんです。その中の"He Comes with the Glory"という曲。この詩をいま聴いてるとですね…この日をまるで予知していたような、不思議な気持ちになるんですね。彼はこの歌を葬列のときに流してくれ、という遺言があったということです。最後にその曲をどうぞ。

 

      

He Comes with the Glory - 小坂忠

(from『People』)

 

  

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2022.05.01 Inter FM「Daisy Holiday!」より

手作りデイジー🌼#32

 

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 はい、細野晴臣です。こんばんは。早くも5月ですね。今年は桜も早かったし、新緑の時期も早かったしね。雨が続いたり。不思議な天気です。この月初めの手作りが始まって…もう2年以上経つんじゃないかな。どんどんどんどん深みにはまってきてまして、ついに今回は1972年から1973年の間に体験したはっぴいえんどから見た音楽の世界を紹介していきたいと思います。

 

 はっぴいえんどアメリカでレコーディングをしたのが1972年でした。その頃、頭の中にはまだバッファロー・スプリングフィールドBuffalo Springfield)とか。そういったロサンゼルスを中心とした音楽があったんですけど、このアメリカのレコーディングを境に…帰ってきてからいろんな発見があったんですね。その中でもいちばん大きかったのがアラン・トゥーサンAllen Toussaint)という存在です。これは1971年にザ・バンド(The Band)が『Cahoots』で発表した"Life Is A Carnival"という曲、そのホーンセクションがアラン・トゥーサンだったという…これは誰だ?と。同時期にリトル・フィートLittle Feat)も取り上げていたし。レコーディングで一緒だったヴァン・ダイク・パークスVan Dyke Parks)の…日本に帰ってきてよく聴いたアルバムが『Discover America』で、その中にトゥーサンの曲が2曲入ってたんですね。

 まぁそういうわけで。その最初の出会いですね。ザ・バンドの『Cahoots』。その中から"Life Is A Carnival"。1971年です。

 

      

Life Is A Carnival - The Band

(from『Cahoots』)

 

 

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 さて。そのアラン・トゥーサンの曲で"On Your Way Down"という。これを初めて聴いたのがリトル・フィートの1973年のアルバム『Dixie Chicken』に入っていました。それに続けてアラン・トゥーサン本人の歌声を聴いてもらいます。それが1972年に発表したんですね。続けてですね、繋いだんですけど…リー・ドーシー(Lee Dorsey)のヴァージョンがあって。これが1973年なんですけど、なぜかオケが一緒だったので繋ぎやすかったんです。これはラジオをやってないとわからないことだったんですね。では3曲続けて…繋ぎ目を聴いてください。

 

      

On Your Way Down - Little Feat

(from『Dixie Chicken』)

 

       

On Your Way Down - Allen Toussaint

(from『Life, Love And Faith』)

 

      

On Your Way Down - Lee Dorsey

 

 

 

この声がリー・ドーシーなんですね。このリー・ドーシーは1961年からずっとアラン・トゥーサンの曲をヒットさせた重要人物なんですけど、ニュー・オーリンズの代表格と言えるシンガーです。

 

 

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 次の"Occapella"という曲。これを知ったのはヴァン・ダイク・パークスの『Discover America』に入っていたからなんですね。オリジナルのリー・ドーシーと繋げてあります。これは1970年の発表ですね。

 

      

Occapella - Van Dyke Parks

(from『Discover America』)

 

       

Occapella - Lee Dorsey

 

 

コーラスでアラン・トゥーサンの声が聞こえますね。

 

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 次に、"Yes We Can"というヒット曲があります。これはポインター・シスターズ(The Pointer Sisters)で1973年に大ヒットしましたが、オリジナルはリー・ドーシーが1970年に発表したものです。これは後にバラク・オバマ大統領が使ったフレーズでもありますね。これももちろんアラン・トゥーサンの曲なんです。では、"Yes We Can"。

 

       

Yes We Can - Lee Dorsey

 

 

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 1973年に出た『Gumbo』というアルバム。ドクター・ジョン(Dr. John)です。ジェリー・ウェクスラー(Jerry Wexler)という有能なプロデューサーの下で作られたこのアルバムにはすごい影響力があって、大瀧詠一くんと僕で深く聴きました。その中からプロフェッサー・ロングヘアー(Professor Longhair)がオリジナルなんですけど、"Big Chief"。このオルガンは盟友のロニー・バロン(Ronnie Barron)が弾いてます。

 

      

Big Chief - Dr. John

(from『Dr. John's Gumbo』)

 

   

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 1955年に大ヒットしたのがウィー・ウィリー・ウェイン(Wee Willie Wayne)、またの名をジェイムス・ウェイン(James Wayne)というシンガーで"Travellin' Mood"。これはとても不思議な歌ですね。ドクター・ジョンのヴァージョンも続けて聴いてください。

 

       

Travellin' Mood - Wee Willie Wayne

 

       

Travellin' Mood - Dr. John

 

 

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Big Mac - Dr. John

 

 

 このようにドクター・ジョンのピアノの腕は素晴らしいです。このように弾ける人は本当にもういなくなったんじゃないか、と思うほど…ニュー・オーリンズのスピリットがあふれてますね。残念ながらいなくなって寂しい思いがします。そのドクター・ジョンとの出会いもあるんですが、そういうことを話していると時間がどんどん経っちゃうのでまた次の機会に…30分でまとめるというのは無理ですね。また別の機会を近々設けたいと思います。ドクター・ジョンのバッキングはミーターズThe Meters)、それからアラン・トゥーサンも色々関わってます。リー・ドーシーのバッキングもミーターズだったんですね。

 

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 最後の曲はまたドクター・ジョンで"Let's Make a Better World"。ではまた。Bonnaroo!

 

      

Let's Make a Better World - Dr. John

(from『Desitively Bonnaroo』)

 

  

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2022.04.10 Inter FM「Daisy Holiday!」より

 

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H:はい、細野晴臣です。あれ、いま咳したね?

O:(咳払い)こんばんは、岡田崇です。

H:久しぶり。

O:ご無沙汰してます。

コ:こんばんは、コシミハルです。

H:遠いね、ちょっと。

コ:遠いですか?

H:遠い遠い。小っちゃく見える。

O:小っちゃく「見える」?(笑)

H:あ、小っちゃいんだ(笑)

コ:(笑)

H:久しぶりですね。

O:そうですね。

H:だんだん減ってきたよね、レギュラーが…

O:もう、2軍落ちして久しいですね(笑)

H:2軍落ちか(笑)なんだろうね、忙しないからね。このレギュラーってすごくのんびりするよね。

O:そうですね。普段無口の人が集まっておりますので…(笑)

H:(笑)ラジオだからね、喋ってくださいね。シーンとしちゃったらどうするんだろう。

O:いやいや…

 

H:最近はどうなんですか。岡田くんは?

O:僕ですか。Macが壊れて…毎日システムを再インストールしてます。

H:えー!大変だ、それは。

O:Adobeのソフトだけ動かなくなるんですよ。で、システムをインストールすると一応動くんですけど…

H:また壊れるの?

O:再起動すると元に戻っちゃうんでずっと電源を落とさないようにしてるんですけど、そうするとまた調子が悪くなって再インストールするという…しょうがないので新しいMacを買って。

H:あ、買ったの?新しいMacってどうなってるの?いま。

O:新しいのを買ったんですけど、最後のIntelのやつを買いました。

H:古い新しいやつを買ったんだ(笑)

O:そうなんです(笑)新機種が発表になる前の週にすべり込みで…新しいやつだと動かないソフトがね、まだあるので。

H:そうなんだよ。ミュージシャン関係はみんな新しいのには飛びつかないからね。使えなくなっちゃうから。

O:そうですね。1,2年は待たないと対応しないので。

H:だから、プライベートで使うやつは新しくてもいいけど、仕事はね…新しいのはダメ(笑)

O:音楽系は特に厳しいですよね。

H:うん。そういえば…ミハルちゃんはどうですか?

コ:……え?

H:あ、ダメだ(笑)

コ:私は、もうね…収納かな?今の問題は。

H:収納ね。

コ:細野さんも大変なんでしょ?

H:もう大変なんて気持ちはないけどね。当たり前なので。

2人:(笑)

H:あのね、消防士さんが…YouTubeで見てたんだけど。いちばん気を付けなきゃいけないのは整頓だ、って。

コ:お部屋の中?

H:うん。火が点きやすくなっちゃうんだよ。

コ:ドキッ!(笑)

H:やっぱりそこはネックみたいだから。あー、整頓しなきゃな、と思うんですけどね。

O:きれいにいっぱい山積みにしてあるのはいいですか?

H:僕もその手を使ってるんだけど…(笑)

O:ぐちゃっ、となってなければいい、ってことですよね?

H:いやー、そんなことはないよ。燃えやすいものがいっぱいあるとね。燃えやすいでしょ?それ。

O:燃えやすいものばっかりですね、うちは。

H:まあね…みんなそうじゃないかな。

 

 

H:まぁそんなことで…音楽、行ってみましょうかね。岡田くん。

O:じゃあですね、もう4月なんで…

H:4月か…

O:ね。もうすぐクリスマスと言いたくなっちゃいますが…

H:毎年言ってるよな、今ごろ(笑)

O:4月24日に…去年『大土蔵録音 2020』というCDを紹介したんですけれども。

H:それ、なんか外国語に聞こえるんだけど漢字でどうやって書くの?

O:大きな土蔵、録音。

H:おもしろいなぁ、大土蔵。

O:それを放送して、終わった後に細野さんが「これは今年の録音賞を僕があげよう!」と言ってくれたんですよ。

H:そうなんだ。そんなこと言ったの?僕(笑)

O:言ったんですよ(笑)昔のリボンマイクを使って一本で…極力戦前の録音方法を再現しようという。一発録りで。

H:それができてるんだよね。

O:それが先日…ちょっと時間は経ってますけど、ミュージック・ペンクラブの最優秀賞を獲りまして。

H:おお、賞を獲ったんだよね。

O:東京事変とか、YOASOBIとかを抑えての受賞という、謎の…(笑)

H:すごい!(笑)僕もそれ、出たことあるな。

O:『Heavenly Music』のときに。

H:そうそう。

O:それで、CDを瀬川先生…瀬川昌久先生にお送りしたとき、すぐプロデューサーの保利さん(保利透)のところにお電話があったらしくて。

H:へぇ、瀬川さんもお褒めになったんだね。

O:「演奏も素晴らしいし、山田参助という歌手がすごい」という。

H:同じ意見だね。

O:で、「次は女性歌手も聴きたいよ」ということを仰ったそうなんです。それで去年の秋口、10月・11月に2日間。また土蔵に集まってレコーディングをやって。4月に『大土蔵録音 2021』というのが発売されるそうなんですね。

H:たった2日で録っちゃうんだ。聴きたい。

O:なので、その中から"愉快な手品師"という曲を。山田参助とG.C.R.管弦楽団。歌は木村美保さんです。

 

 

愉快な手品師 - 山田参助とG.C.R.管弦楽団

(from『大土蔵録音 2021』)

 

 

H:すごい。なんだこれは!(笑)

2人:(笑)

H:よくこういう音で録れるな、って毎回聴くたんびに思うよね。

O:今回はピアノを土蔵に寄贈して…前回は入ってなかったんですけどピアノも入ってます。

H:そうかそうか。いい土蔵だね(笑)

O:すっごい大きなところですけどね。

H:あ、知ってるんだね。

O:はい。行ったことがあります。

H:じゃあ、このグループとはお付き合いが?

O:ぐらもくらぶというレーベルなんですけども、そのジャケットを僕がよくやっていて。

H:そうかそうか。こないだ来たビデオくん(VIDEOTAPEMUSIC)にも参助さんが参加してるんだね。

O:そうですね。こないだかかった曲で歌ってますね。

H:いやいや…ペンクラブが賞を上げてくれてよかったな。僕があげてもしょうがないしね(笑)

O:「そういう賞をあげるところには届かないか」って細野さんが言って、「じゃあ僕が個人的に賞をあげよう」と言ってたんですよ(笑)ところがちゃんと賞を獲ったというね。

H:そうですか(笑)偉いね、ペンクラブってすごいね。目ざといというか…ちゃんと聴いてるんだね。

O:160人ぐらいで選ぶのかな?オーディオ評論家と音楽評論家160人で…朝妻一郎さんとか湯川れい子さんとか。

H:あ、そういう方が入ってるんだね。それは素晴らしい。

O:このマイク一本で再現した、というのがね。

H:画期的ですよ。世界に誇れるね、これは。日本ってヘンな国だね(笑)

O:この録音に使ってるマイクは今テレビで…あ、もう終わっちゃったのかな?『カムカムエヴリバディ』という朝の連ドラの中でも使われてますね。

H:はいはい…オダギリジョーさんのね。そう!

O:世良公則さんが歌うシーンとかで…実際にこのマイクで録音した音を使った、と言ってましたね。

H:どのマイクなんだろう。リボンだよね。ビクターの?

O:はい。日本製ですけど。マツダAベロ(マツダA型ベロシティ)というやつです。

H:なるほどね。おもしろい…興味は尽きません。

 

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H:はい!ミハルちゃんの番ですね。

コ:なんにしようかな…

H:決めといてください。

コ:えーとね、イーストウッド(Clinton Eastwood)の『クライ・マッチョ(Cry Macho)』という…

H:観てないんですよ…観たかったな。終わっちゃった。

コ:よかったですよ、すごく。素晴らしい映画でした。その中で使われていた"Sabor a Mí"という曲を。イーディ・ゴーメとトリオ・ロス・パンチョス(Eydie Gormé Y Trio Los Panchos)の演奏です。

H:あ、それはめずらしいな。

 

 

Sabor a Mí - Eydie Gormé Y Trio Los Panchos

 

 

H:いいね。久しぶりにこういう音楽を聴いたな、僕は。ずーっと60年代やってて…早く終わらせたい(笑)終わんないんだよね。次、70年代・80年代をやったらもう一生かかるよね。

O:ですね。

H:50年かかる(笑)

 

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H:だからね…なんか違うのをかけようかな、僕も。

O:ぜひ!

H:でもなんにもないんだよ、今。頭からっぽ。なんかなかったかな。目の前にあるのは、これは…あ、なんかあるな。スリム&スラム(Slim & Slam)、スリム・ゲイラード(Slim Gaillard)。なんでこんなものが目の前にあるのか知らないけど…(笑)じゃあちょっと、これ聴いてみるかね。"Dunkin' Bagel"を久々に聴いてみます。

O:お。

 

 

Dunkin' Bagel - Slim Gaillard

 

 

O:カッコいいですね。

H:久しぶりに聴いちゃった。なんでこれ聴いてたんだろう。お腹空いてたのかな。

2人:(笑)

  

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H:最近はまってることはなんなの?岡田くん。

O:はまってること…特にないですよ。相変わらずレコードを買ってる感じですね。

H:相変わらずだよね(笑)

O:変わらないんじゃないかな?もう…

H:一生ね。そうだろうと思うな。なんだろうね…ミハルちゃんはどうなのかな。

コ:私は…毎日散歩に行こうと思うんですよ。

H:よく言ってるよね、そういうこと。

コ:で、行かないっていう(笑)

H:行かないんだ(笑)

O:あ、同じ同じ(笑)

コ:それで万歩計を見てうーん…って。

H:行かないんだよね。

コ:行かない(笑)どうしたら行けるかな?

H:まずね…右の足をポンッと出すんだよ、前に。

O:お、画期的!(笑)

H:次に左足をポンッと前に出すんだよ。そうすると前に進むから…(笑)

2人:(笑)

H:それって沈まないで水の上を歩く方法と同じ…それはお祭りでね、「忍者になる方法」っていう巻物を売ってたの。夜店でね。それを買っちゃった、小学生の時。そうやって書いてあるんだよ。なるほど!なんてね(笑)やらなかったけどね。

O:ね、忍者になってないですもんね。

H:なりたかったんだよね。そういう職業があれば就職したんだけど(笑)ミュージシャンになっちゃった…ミハルちゃんはなにになりたかったの?

コ:なんだろう、いろんな…

H:ミュージカル俳優でしょ?

コ:スポーツとかを見るとすぐスポーツ選手もいいな、と思ったりとか。オリンピックとか見てると。

H:スポーツ系なのかね。

コ:やっぱり身体を使うことがいい。ダンスもすごく好きだし。

H:もう、でも…いや、なんでもない(笑)

コ:身体?ね、動かなくなってきますよね。

H:スポーツの選手って短いじゃない、現役時代。だから大変だな、と思うよ。

コ:ね。

H:みんなそうだよね。

コ:身体は動かしてますか?

O:まぁ、ラジオ体操を毎日…

H:やるんだ。

O:やろうかな、と思ってますよ。けっこう疲れるんだ、あれ…あと、ラジオ体操第2の動きが謎(笑)

H:もうおじいちゃんだよ、それ(笑)

2人:(笑)

H:ではおじいちゃんのラジオ…次はなにをかけますかね。

O:じゃあジーン・オーステイン(Gene Austin)を。

H:おお、おじいちゃんだ。

O:おじいちゃんですね。この頃はまだそんなにおじいちゃんじゃないですけど。

H:そっか(笑)

O:1935年の録音なんですけれども。トランスクリプション盤という16インチの大きいレコードですね。

H:買ったんだね。

O:届いて、割れて…

H:え!地震

O:いや、地震ではなくて。5枚割れて届いたんですよ。でも梱包はすごく丁寧なんで、誰を責めるわけにもいかないけど…配送会社に発送元からクレームをつけて、返金を求めている最中ですけど。そんな中から救出した曲です。ジーン・オースティンで"Voodoo Drums"。

 

 

Voodoo Drums - Gene Austin

 

 

H:なかなかいいね、これ。

O:いいですよね。

H:絶対出てないよね。貴重なレコーディングですね。

 

H:えーと…これ、岡田くんが持ってきたやつ、めずらしいものがいっぱい入ってるんだけど全部はかけられないですね。

O:また、次に声がかかったときに…2軍なんで(笑)

H:はいはい(笑)

コ:(笑)

H:じゃあ、その2軍の…

O:戦力外通告よりはまだいいんじゃないですか?2軍のほうが。もう、ギリギリのところに我々はいるので…がんばらないと…(笑)

H:じゃあそこにいる2軍の女性、最後の曲を1曲選んでください。

コ:じゃあ、久しぶりにストロマエ(Stromae)が新譜を出したので。

H:なに?よく知らないな…

コ:ストロマエというベルギー出身のミュージシャンで…"Pas vraiment"という曲です。

H:…ハーブガエモン?

O:ドザエモン?(笑)

H:なんて言ってるの?

コ:(笑)

H:では、これを聴きながら…また来週。

 

 

Pas vraiment - Stromae

(from『Multitude』)

 

 

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2022.04.03 Inter FM「Daisy Holiday!」より

手作りデイジー🌼#31: Burbank & Waronker Family

 

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 (以下、すべてH:)

  

 はい、細野晴臣です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。世の中は非常に騒然としてますけど、いつの時代もそうだったような気もします。1960年代は本当にベトナム戦争で暗かったんですけど、でも音楽界は非常に活発だったんですね。それに比べて今はどうなんでしょう。んー。まぁ、ずいぶん時代が変わったのはその辺りでしょうかね。

 さて、その1960年代末期にいちばん音楽的だったレーベルがワーナー(Warner)ですね。その中心にいたのがレニー・ワロンカー(Lenny Waronker)という人なんです。きょうはですね…バーバンク・サウンドというのをご紹介していきたいと思います。バーバンク(Burbank)というのは都市なんですね。ロサンゼルス郊外にある制作現場です。その一角にワーナースタジオもあるんです。そこを根城にレニー・ワロンカーという人物がワーナーでプロデュースをやっていて、そのうち社長になるんですね。そのワーナーに「アーティストの天国」と呼ばれる根城を作るんです。

 そのレニー・ワロンカーのお父さんの話からまず始めなければいけないんですけど。そのお父さんはサイモン・ワロンカー(SImon Waronker)という人で、リバティー・レコードを作った人なんです。そこでは色々ユニークな音楽が生まれてきて…息子であるレニー・ワロンカーはそこで勉強していって、後にすばらしい業績を残しました。

 ではまず最初に、そのリバティー・レコード。低迷していたんですけど、ジュリー・ロンドン(Julie London)という元女優さんを発掘して、"Cry Me a River"というシングルを出したらそれが大ヒットとしたわけです。次にデヴィッド・セヴィル(David Seville)という…彼はチップマンクス(The Chipmunks)の創始者ですね。ロス・バグダサリアン(Ross Bagdasarian)というのが本名なんですが。そのデヴィッド・セヴィルの歌で"Witch Doctor"。これらを続けてお聴きください。

 

      

Cry Me a River - Julie London

 

 

バーニー・ケッセルBarney Kessel)のギターが印象的ですね。この歌はアーサー・ハミルトン(Arthur Hamilton)という人の作詞作曲で、ジュリー・ロンドンに歌うことを勧めたんですね。それは1955年のことでした。

 

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 次はデヴィッド・セヴィルの"Witch Doctor"。

 

      

Witch Doctor - David Seville

 

 

ローズマリー・クルーニー(Rosemary Clooney)の"Come On-A My House"を作った人でもあるこのデヴィッド・セヴィル。リバティー・レコードを救った人とも言われていますけど、チップマンクスという今でも人気のあるキャラクターの最初の原型がこの曲だったんですね。

 

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  さて、リバティー・レコードは第2のプレスリーを発掘してきたわけです。それがこのエディー・コクラン(Eddie Cochran)。映画出演したのがきっかけでリバティー・レコードに移籍しました。ではエディー・コクランの"Summertime Blues"、1958年。

 

      

Summertime Blues - Eddie Cochran

 

 

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 リバティー・レコードには非常に多彩な才能が集まっていました。例えばペイシェンス&プルーデンス(Patience & Prudence)、ジョニー・バーネット(Johnny Burnette)、ベンチャーズThe Ventures)、ジャン&ディーン(Jan & Dean)…色々います。次はボビー・ヴィー(Bobby Vee)の"Rubber Ball"という曲。これはジーン・ピットニー(Gene Pitney)の作曲ですけど、プロデューサーはスナッフ・ギャレット(Snuff Garrett)。そのギャレットの下で若きレニー・ワロンカーも制作を学んでいたとのことです。ではボビー・ヴィーの大ヒット曲、"Rubber Ball"。

 

      

Rubber Ball - Bobby Vee

 

 

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 時は1966年。いよいよこれからレニー・ワロンカーの時代が始まろうとしています。彼が最初に手掛けた制作はモジョ・メン(The Mojo Men)というグループの"Sit Down I Think I Love You"という曲で、これはスティーヴン・スティルス(Stephen Stills)が作曲した楽曲なんです。もちろんバッファロー・スプリングフィールドBuffalo Springfield)もそれをやっています。2曲続けて聴いていきたいと思います。モジョ・メンのほうにはヴァン・ダイク・パークスVan Dyke Parks)が参加してるんですね。

 

      

Sit Down I Think I Love You - The Mojo Men

 

 

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Sit Down I Think I Love You - Buffalo Springfield

(from『Buffalo Springfield』)

 

 

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 次にワロンカーが手掛けたのがハーパース・ビザール(Harpers Bizarre)です。サイモンとガーファンクル(Simon& Garfunkel)の"Feelin' Groovy"を…これはヒットする、と目論んでカヴァーしました。やはりハーパース・ビザールからバーバンク・サウンドと呼ばれるようになったわけですね。では、"Anything Goes"。

 

      

Anything Goes - Harpers Bizarre

(from『Anything Goes』)

 

 

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 レニー・ワロンカーとは幼馴染だったランディ・ニューマン(Randy Newman)。"Simon Smith and the Amazing Dancing Bear"という曲があります。ハーパース・ビザールも歌ってます。

 

      

Simon Smith and the Amazing Dancing Bear - Harpers Bizarre

(from『Feelin' Groovy』)

 

 

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続いてハリー・ニルソン(Harry Nilsson)。

 

      

Simon Smith and the Amazing Dancing Bear - Harry Nilsson

(from『Harry』)

 

 

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そしてランディ・ニューマン、本人の歌です。

  

    

Simon Smith and the Amazing Dancing Bear - Randy Newman

(from『Sail Away』)

 

 

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それでは僕の好きなランディ・ニューマンの曲、"Sail Away"。1972年。

  

    

Sail Away - Randy Newman

(from『Sail Away』)

 

 

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I'm in Great Shape / I Wanna Be Around / Workshop - Brian Wilson

(from『Smile』)

 

 

このトラックはブライアン・ウィルソンBrian Wilson)が1966~67年頃に格闘していた幻のアルバム、『Smile』セッションからの音なんですけど。一緒にスタジオに入っていたのはヴァン・ダイク・パークスです。 

 

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 そのヴァン・ダイク・パークスはもう一人の…なんと言うんでしょう、キーパーソンですね。レニー・ワロンカーに非常に大事にされて。難解な曲にもかかわらず予算をつぎ込んで作ったという『Song Cycle』が有名なんですけど。"Laurel Canyon Blvd"。

 

 

Laurel Canyon Blvd - Van Dyke Parks

(from『Song Cycle』)

 

 

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 ライ・クーダーRy Cooder)がデビューした時もヴァン・ダイク・パークスがコー・プロデューサーに入っていました。1970年のデビューアルバムから"Pig Meat"。

 

 

Pig Meat - Ry Cooder

(from『Ry Cooder』)

 

 

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残念ながらライ・クーダーヴァン・ダイク・パークスとはちょっと肌が合わなかったのかな。次のアルバムではジム・ディッキンソン(Jim Dickinson)というプロデューサーに交代してもらいました。それがすごく良い出来だったんですね。『Into the Purple Valley』というアルバム。その1曲目に入っていた"How Can You Keep Moving"。

 

 

How Can You Keep Moving (Unless You Migrate Too) - Ry Cooder

(from『Into the Purple Valley』)

 

 

もう1972年になってますね。この頃、はっぴいえんどもロサンゼルスに行ってヴァン・ダイク・パークスとセッションしたんです。

 

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 さて、次が最後の曲になりますけど。ニューヨークでジャグバンドをやっていたマリア・マルダー(Maria Muldaur)。彼女がレニー・ワロンカーとジョー・ボイド(Joe Boyd)という名プロデューサーの下で作ったのが"Midnight At The Oasis"。ではこれを聴きながら、真夜中のオアシスをお楽しみください。

 

 

Midnight At The Oasis - Maria Muldaur

(from『Maria Muldaur』)

 

 

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2022.03.20 Inter FM「Daisy Holiday!」より

手作りデイジー🌼#30: Decades+Hare Krishna

 

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 (以下、すべてH:)

  

 はい、細野晴臣です。きょうもはっぴいえんど当時に聴いていた音楽をあれこれかけていきたい、と思ってるんですけど。3月6日の放送でビートルズの曲のタイトルを間違えてしまいまして。そのまま放送してしまったので、本当に申し訳ないな、と。ありえないんですよね、こういうことは。すみませんでした。1960年代の毒気にあてられた、ということなんですか…と同時に、今の世界の騒ぎに心が乱されまして。ほんとに集中力がないんですよね。

 それで、なぜ月初めじゃなくて今日なのか、という。それはですね、実はジョージ・ハリスンのスピリットが来ちゃったんですね。曲名を間違えたおかげなんでしょうか。インド占星術の大事なお知らせを伝えないといけない、と。今日(3月20日)というのがカギなんですね。3月20日そして21日から4月4日・5日あたりまでですね、星の動きが滅多にない不穏な配置をするという。インド占星術というのは西洋占星術とは違って…有名なところではアビギヤくん(Abhigya Anand)という少年の占いがこのパンデミックを当てたという。そういうことを2019年あたりの話で知ってたんですけど。新たにこの不穏な時代を…だいたい1か月ぐらいでしょうかね。3月20日から4月5日、最終的には4月29日ぐらいまで続くという。まぁ、ここら辺のことはまた後でお知らせします。

 さて、ともあれ…当時聴いていた音楽。60年代から70年代初期。1曲目は…僕の『SAYONARA AMERICA』という映画、年末に上映していたんですけど。そこに出ていたジョン・セバスチャン(John Sebastian)が率いるラヴィン・スプーンフル(The Lovin' Spoonful)、本当に外せないグループですが。1965年のデビューアルバム『魔法を信じるかい?(Do You Believe In Magic)』から"Did You Ever Have to Make Up Your Mind?"。

 

      

Did You Ever Have to Make Up Your Mind? - The Lovin' Spoonful

(from『Do You Believe In Magic』)

 

 

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 続いてオーリアンズ(Orleans)。ニューオーリンズオーリンズですけど。1973年のデビューアルバムから"If"。

      

 

If - Orleans

(from『Orleans』)

 

 

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 だいたい1968年から70年代初期の頃から、ポップスの中にリズム&ブルースの色がだんだん出てきたんですね。白人の中でもリズム&ブルースが流行っていました。ダスティ・スプリングフィールド(Dusty Springfield)の…1968年ですね、これは。メンフィスレコーディングの"Son of a Preacher Man"。

      

 

Son of a Preacher Man - Dusty Springfield

 

 

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 ダスティ・スプリングフィールドはロンドンからアメリカに行ったときにモータウンの音楽と出会ってしびれた、という話です。そのモータウンがタムラ(TAMLA)という名前だった頃からやってる、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ(Smokey Robinson & The Miracles)で"I Second That Emotion"。

      

 

I Second That Emotion - Smokey Robinson & The Miracles

  

 

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 ミラクルズのこれは1967年のヒットでしたね。次はラスカルズ(The Rascals)です。名歌手のフェリックス・キャヴァリエ(Felix Cavaliere)を生んだグループですね。曲は1967年のヒット、"I've Been Lonely Too Long"。

      

 

I've Been Lonely Too Long - The Young Rascals

 

 

 

 

 次は100万枚を売った一発屋ですね。フライング・マシーン(The Flying Machine)というグループ。これは名曲としてかなり記憶に残ってますね。1969年、"Smile A Little Smile For Me"。

 

 

Smile A Little Smile For Me - The Flying Machine

 

 

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 今のヴォーカルはかなり…ジョン・レノンとかジョージ・ハリスンをミックスしたような声でしたね。さぁ、そのジョージ・ハリスンへの謝罪の意味を込めて…前回かけられなかった曲をかけます。「ジョージ・ハリスンは舌が長い」と言って幸宏(高橋幸宏)と一緒によく真似していました。あこがれのシンガーでした。では、"Think For Yourself"。

      

 

Think For Yourself - The Beatles

(from『Rubber Soul』)

 

 

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 さて、冒頭でお話ししたインド占星術の話ですけど。これはやっぱりジョージ・ハリスンのことをずっと考えていたら、ここにたどり着いてしまいまして。ちょっとスピリチュアル系が入ってますけど…でも、インド占星術というのはほんとにすごいみたいですね。それでこの期間は注意しろ、というような警告を発していました。この時期のことを「カーラ・サルパ・ヨーガ」と呼ぶらしいですね。サルパというのは蛇ですね、地を這う蛇。カーラは時間で、ヨーガは結びつきというか、宇宙ですかね。

(中略)

そこでマントラをとらえたほうがいいですよ、というサジェスチョンがあって。それが"Hare Krsna"というマントラです。歌っているのはラダ・クリシュナ・テンプル(The Radha Krsna Temple)という…元々サンフランシスコにいて、ロンドンに移ってからジョージ・ハリスンと出会いまして。1969年にこのマントラをレコーディングしています。途中からインドのマントラシンガーであるアナップ・ジョラタ(Anup Jalota)という人の歌に切り替えて聴いて頂きたいと思います。では皆さん、気を付けて。

      

 

Hare Krsna - The Radha Krsna Temple

(from『The Radha Krsna Temple』)

 

 

Hare Krsna - Anup Jalota

 

 

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2022.03.13 Inter FM「Daisy Holiday!」より

 

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H:細野晴臣です。きょうは初めてお会いする…カクバリズムさんから紹介されたVIDEOTAPEMUSICのおひとりです(笑)

V:どうも、VIDEOTAPEMUSICです(笑)よろしくお願いします。

H:[名前が]長いよね(笑)「VIDEOさん」って呼ばれてるの?

V:VIDEOさん、VIDEOくん…やっぱりそうなっちゃいますね。

H:あ、VIDEOくん、いいかもね。今まで僕はぜんぜん知らなかったんですけど、デビューしたのは最近なんですか?それとも随分長くやってるの?

V:音楽自体は細々とずっとやってたんですけど、カクバリズムからCDをリリースしたのは2015年。そこからアルバムを3枚出して…という感じですね。

H:2015年か。けっこうひと昔前な感じがするね。

V:そうですね、今となっては。

H:で、また今…新作が出てるんですかね。

V:特に新作みたいのは出ていないんですけど、去年は色々とシングルをいっぱい出したりとか…

H:えーと…じゃあ、ご挨拶代わりに1曲聴かせてもらおうかしら。

V:どうしましょう。じゃあ、去年作った新しめのにしましょうか。

H:うん、そうしよう。

V:VIDEOTAPEMUSICの"嬉野チャチャチャ"。

 

 

嬉野チャチャチャ (feat.mei ehara) - VIDEOTAPEMUSIC

 

 

H:これはなんか、嬉野が喜んでる感じでいいね(笑)

V:嬉野温泉に滞在して…

H:滞在中に作ったの?

V:滞在中、そこにいる人たちに楽器を弾いてもらったり。温泉があるので、お風呂で風呂桶を録音したり。宿の番頭さんにカスタネット叩いてもらったり。

H:その宿屋で録ったの?そんなの聞いたことないよ(笑)

V:はい、もう全部現地で…

H:えー!じゃあバンドじゃなくて打ち込みが多いのかな。

V:そうですね。音としてはそういう生楽器…お祭りで使うような太鼓だったり、町にあった楽器とかをいろいろ、レコーダーで録音させてもらって。それを打ち込みで編集して。

H:へぇ…それは音を録りに嬉野温泉に行ったの?それとも嬉野温泉にいて作りたくなったの?

V:もう、嬉野温泉で作ってくれ、という依頼を受けて…もともと何回かライヴで行ったつながりがあって仲良かったので。

H:いいなぁ…

V:もしよかったらしばらく…1週間滞在して嬉野の曲を作ってくれ、と言われて。

H:いい仕事だね。

V:いい仕事でした(笑)温泉に浸かって…

H:温泉と仲良くなりたいよね(笑)

V:そうですね、毎日温泉に浸かってましたから…(笑)

 

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H:そうやって、あちこちでフィールドワークっぽく作ってるんでしょう?

V:そうですね。まぁ結果的にそうなった、という感じですけど。このコロナ以降の2年間はそういう各地での滞在、フィールドワーク…楽曲制作みたいなのがけっこう多くなってて。

H:東京の人ですよね。

V:もうずっと東京ですね、僕は。東京の西の方です。福生とか立川とか、狭山とか。

H:へぇ。狭山は埼玉だけどね。

V:そうですね。埼玉との境目ぐらいですね。

H:いいね。境目大好き。音楽も境目っぽいよね(笑)

V:そうですか(笑)もともと僕は映像をやってたんで。その流れで、遊びで作っていた音楽がこういう風に形になってきたというか。

H:そっちがおもしろくなっちゃったんだ。でも、映像作家としては色々やってるわけですか?

V:そうですね。例えば細野さんが参加、というかミックスされてたnever young beachの安部くん(安部勇磨)のミュージックビデオを作ったり。

H:あ、すごい近いんだ。

V:あとはceroの映像はずっとやっていたりして。

H:それも近いな。

V:そうやって遊んでいるうちに、いつの間にかミュージシャンになっちゃいました。

H:なるほど。じゃあ、自分のも作ったら映像化してるわけですか。

V:そうですね。自分のは自分でミュージックビデオを作ったり。

H:じゃあYouTubeとかで見られるってこと?

V:そうですね。

H:ぜひぜひみなさん…ちょっと見てもらいたいな。

 

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H:えーと…お名前はマナベさんね。

V:そうです。本名は普段言わないから馴染みがないかもしれないです(笑)

H:じゃあVIDEOくん、でいいかな?(笑)

V:はい、どちらでも…(笑)

H:なんでVIDEOTAPEMUSICという名前なの?

V:本当に元々を言うと…音楽を宅録で始めようとしたときに、音楽の機材をなにも持ってなくて。でもビデオカメラだけ持ってたんですよ。だからビデオカメラで全部の楽器を録音して音楽を作り始めて。

H:それはめずらしい(笑)

V:でも、そこからさらに発展して…ちょうど音楽を始めた時期がVHSからDVDに移り変わる時期だったので、近所のレンタルビデオ屋とかに行くと古いVHSがすごく安い値段で叩き売りされていて。

H:はいはい…そういうときがあったね。

V:たぶん2004年から2005年くらい?それをたくさん買い集めて、ヒップホップの人がレコードでやるみたいにVHSをコラージュして音楽を作れないかな、みたいになって…そうやって作り始めて。

H:なるほど…そのVHSの元ネタは音楽モノだけじゃなくて、なんでもいいわけね。

V:なんでもですね。これまでやってきたものだとホームビデオとかも、最近は。いろんな街に行って、その街の人からホームビデオを集めて…家族旅行とか運動会とか(笑)

H:なんか楽しそうだよね(笑)

V:嬉野に行ったときも嬉野に住んでる人のホームビデオをもらって。子どもの発表会で…幼稚園とかで子どもが"おもちゃのチャチャチャ"を歌ってるところとかもさっきの曲で使ったり。

H:入ってたね。それで「チャチャチャ」なのか。へぇ…おいくつなの?

V:38歳ですね。30代後半です。

H:そうですか。じゃあやっぱりビデオの時代、VHSの時代はけっこう…

V:そうですね。幼少期はもう、レンタルビデオ屋全盛期みたいな感じで。近所にいっぱい…

H:僕もよく通ったな。そのVHSも自分で所蔵してたりするんですか?

V:いっぱいありますね。今は家に置ききれなくて…カクバリズムの事務所に全部並べてあります。

H:それはすごく貴重だね。例えばテレビ番組も録画したり。

V:したのもあって…そうですね。けっこう、みんながくれるんですよ。こういうことをやってると言うと。

H:「VIDEOくん、これあるよ」って。さすがVIDEOくんだ。

V:そうそう(笑)家にある要らない、テレビ番組を録画したものとか。そういうのが自然と集まってくるから。それを使って色々やったり。

H:そうか。じゃあ、いまだに再生装置は大事だね。

V:そうですね。もう生産は終了されてるから…中古であるやつを買っておかないと。

H:まだ手に入るんだね。

V:まぁ、辛うじてという感じですね。

H:いやー、僕もそれがすごく気になってて。けっこう僕も持ってたんで。

V:やっぱり再生機が壊れて、もう再生できないという人が多いですね。テープはあるけど再生できないからもらってくれ、みたいな。

H:そうだよね。そうか、じゃあ僕もあげればいいのか(笑)

V:本当ですか?(笑)ぜひぜひ…

H:それが役に立つかな。

V:もう、めちゃくちゃありがたいです…

H:まだ捨ててないんで、あるんだよね。いっぱい。保管が大変だもんね、あれ。大っきいから。嵩張って。

V:それがどんどん…気が付くと家に集まってきて。

H:なるほど。それはVHSもそうだけど、ベータになったり、次は8mmビデオになったり。それも全部あるわけね。

V:そうですね…ベータは再生機器がないんですけど。

H:そうなんだ。

V:ベータでもらったときは業者にデータ化をお願いしたりとか。

H:へぇ!そこまでやるんだ(笑)

V:おもしろそうなビデオさえあればなんでもやりますけど(笑)

H:やっぱり、「VIDEOくん」だな。

V:(笑)

 

H:じゃあ、もう1曲聴かせて頂いていいですかね。

V:どうしましょう…じゃあ『世界各国の夜』という、カクバリズムから最初に出したアルバムから。

H:いいタイトル。

V:"Hong Kong Night View"。

H:いいタイトル。

 

 

Hong Kong Night View (feat.山田参助) - VIDEOTAPEMUSIC

(from『世界各国の夜』)

 

 

H:へぇ…これは、歌ってる人はどなた?

V:歌っているのは山田参助さんという…今は漫画家として活躍されてる人なんですけど。『あれよ星屑』という、戦中から戦後を舞台にした…

H:すごいね。

V:彼が…その山田参助さんが音楽もやられてて。「泊」というグループで。

H:みんな器用だよね(笑)

V:こういう歌唱ができる方なので。お願いして。

H:独特ですよね。これは…香港に行ったんですか?

V:いや、これは行ったことない時期に全部想像で作ってて(笑)そういう香港を舞台にした映画とかの音素材をいろいろ切り貼りしたり。

H:あー、そういう音入ってるよね。そうかそうか。

V:生楽器だったりも、完全に想像の香港です(笑)

H:なるほど。いや、そのほうが想像が膨らむよね。でも行くとね、やっぱりこんな感じですよね(笑)

V:(笑)

H:いい街なんだけど、なかなか今は行きづらくなっちゃったね。

V:そうですね。アジアの各地、いろいろ行きたいところはいっぱいあるけど行けないですね。

 

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H:あの…VIDEOTAPEMUSICという名前を最初に聞いたときに、すごくアヴァンギャルドな人だと思ったんだよね。テープミュージック…スティーヴ・ライヒSteve Reich)みたいな。

V:でも、最初はアヴァンギャルドな感じの…もうメロディーとかリズムとか無いような。ほんとにサウンドコラージュみたいな感じだったんですけど。

H:それも聴いてみたいですよね。

V:それはでも、ひどいもので…(笑)それが徐々に音楽というか、ポップスの形というか。歌が乗ってきたり。

H:いま聴いた限りではすごくエキゾチックなムードだよね。根っこにそういうものがあるんですか?

V:そうですね。好きですね。もともと…子どもの頃にVHSで観た特撮映画みたいな。「モスラ」とか。そういう世界観から来てるのかな、という自己分析をしてますけど。

H:なるほどね。外国ものではなくて日本の感じがあるよね、たしかに。

V:あとは日本の昔の邦画の中のダンスホールで演奏してるバンド、みたいな。そういうイメージだったり。

H:そういうシーンあるよね。日活映画とかね。アクションもので。ああいうのすごく好きなんだよね(笑)クラブが出てくると。

V:そういうシーンが出るとすごく嬉しくなっちゃって。その瞬間ばかりをループした…みたいな気持ちの曲を作ってる感じですね。

H:いや、僕もかつてそういう趣味だったな、と。いま思い出してるところで…(笑)だいぶ歳を食って変わってきましたけどね、僕も。

 

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H:ライヴも…近いんでしょう?

V:一応、3月18日にワンマンライヴを予定しております。

H:まぁ、ひとりのグループだからワンマンだろうけど(笑)

V:でも半分はバンド編成で…打ち込みも流しつつ、生楽器のメンバーもいて。

H:へぇ!ちょっと見てみたいね。

V:総勢何人だろう?1,2,3,4,5…8人かな。

H:あ、すごいね。バンドを組んじゃってもいいくらいだね。

V:そうですね。それこそ一度、ceroに生バンドで演奏してもらったりもしましたけど。

H:へぇ。どこでやるんですか?

V:これは日本橋の三井ホールという。

H:お!いいところでやるね。

V:そうですね。ライヴでも映像を使ってやったりするので、ホールだと映像を映せたり…劇場っぽく座って映画を観る、みたいな感じで。もちろん、ごちゃっとしたところでスタンディングで踊る感じも好きですけど。今回はそういう、椅子のある場所でやろうかな、と。

H:いや、いい劇場だからね、クラシックで。じゃあもう1曲、お願いします。

V:では去年出したシングルの曲を行きましょうか。"Funny Meal"。

 

 

Funny Meal - VIDEOTAPEMUSIC

 

 

H:"Funny Meal"って…奇妙な料理?これはたぶん映像がそんな感じなんだろうね。

V:そうですね。そういうセリフ…「Funny meal」と言ってるセリフを使ってて。

H:これは映像が見たいね。どんな奇妙な料理なの?

V:まぁ、いろんな…でも、自分が食べてるものも他の国の人から見たら奇妙な料理だったりする、みたいな。

H:へぇ。なにが好きなの?

V:僕ですか?なんだろう…なんですかね?(笑)

H:まぁ普通なんだろうけどね(笑)

V:でも中国の火鍋とか好きですよ。アジア食材屋とかによく行って、本気の火鍋とかを家で作ったりしてます(笑)

H:あ、なんだ。やっぱりちょっと変わってるかもしれない(笑)この録音は…ここに書いてあるけど、青梅の「スナック 夢」というのは?

V:あ、ミュージックビデオを撮ったのが青梅にあるカラオケスナック。国道沿いにいきなりある…

H:なんでそこに行くことになったの?

V:ミュージックビデオのロケーションをそういうカラオケスナックでやりたいと思ってて。

H:そっか。探したんだね。

V:そう、探して…青梅のほうは僕も東京の西のほうだから馴染みがあるというか。あの辺の周りの茶畑を含めて…土地勘がある場所だから、そっちで選びましたね。

H:これはなに?クレイジーケンバンドが関わって…どうなったの?

V:この曲のミュージックビデオを撮ったのと同じ場所でクレイジーケンバンドのミュージックビデオを…

H:あ、作ったんだ。へぇ。

V:この場所が好きすぎて…気に入りすぎて使いまわしちゃったんですけど(笑)

H:そういう動画の依頼はけっこうあるんですか?

V:そうですね、ミュージックビデオも色々やってて…ロケハンが大好きですね(笑)撮影場所を探しに行くのとか。

H:楽しそうだね。この2年間は楽しく生きてたんだね、じゃあ(笑)

V:いや、そんなことはないですけどね…(笑)その中で一人で出かけたりはしてました。おとなしく…

H:そうか。じゃあこれからも続くね、これは。

V:まぁ、細々と続けていきます…(笑)

H:今どきこういうエキゾチックな音楽ってそんなに多くないから…僕にとっては新鮮でしたね。

V:ありがとうございます。

H:みんな深刻になってるしね。

V:そうですね。気持ちは深刻ですけどね(笑)

H:あ、そうなの?それはわからなかった(笑)気持ちが深刻でも、音楽を作るとこうなるというね。見習わなきゃいけないね。

V:いやいや…まぁ根がそんなに明るい人間ではないので。

H:まぁ、そうだろうね(笑)

V:いろんなところに旅行に行ってもだいたい一人で過ごしちゃうので…

H:あ、ほんとに?まぁそのほうが…想像力が豊かなんでしょうね。

V:そうだといいですね…

H:そうだと思いますよ(笑)

 

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H:じゃあ、今月の18日ね。三井ホール。ぜひ、みなさん。僕はちょっと行けないかもしれないけど…映像のほうを見てみますので。また来てください。

V:はい、ありがとうございます。

H:VIDEOくんでした。

V:ありがとうございました(笑)

 

2022.03.06 Inter FM「Daisy Holiday!」より

手作りデイジー🌼#29

 

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 (以下、すべてH:)

  

 はい、細野晴臣です。元気があるわけではないんですが…まぁ、ラジオは元気よくやっていかないとね。この60年代特集は去年で終わらせるつもりだったんですけども、2月も過ぎ、3月になってしまいました。でも、ほとんど終盤に差し掛かってますね。なんでかと言うと、いっぱい聴いてきた中で取り残してここではかけられなかったような音楽を要約するというんですかね。ダイジェストっぽくやっていきたいと。それをやらないと気が済まないので。今回もそれで…来週、再来週、ひょっとすると続くかもしれないですね。なぜか。終わらせたいんですよね。早く終わらせたいというわけではないんですけど、あまりにも根が深くて。60年代。かけられ中った音楽というのはいっぱいあるんですけれども。聴いている方の中にはあれがかからない、これがかからない、と思う方もいらっしゃると思うんですけど。それはしょうがない…というか、はっぴいえんどの時代に仲間4人で聴いてきた音楽…影響された音楽ですね。それを中心にかけてきたんですけど、取りこぼしてるものがいっぱいあるので。それは60年代だけじゃないですね。70年代の初期にもかかってます。今回もそういう音楽がいくつかあります。それ以降はだいぶ変わってきたんですけど、60年代の勢いは70年代初期まで続くわけです。そこら辺を踏まえてランダムにかけていきたいと思います。

 

 では最初はスティーヴ・ミラー・バンド(Steve Miller Band)です。スティーヴ・ミラーという人はポール・マッカートニーとかジョージ・ハリスンと親交があって。その2人がレコーディングに参加したりもしてました。それでは1973年のシングルヒットで"The Joker"。

 

      

The Joker - Steve Miller Band

 

 

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  次はメラニー・サフカ(Melanie Safka)、通称メラニーですけど。1971年の曲で日本でもヒットしました、「心の扉を開けよう」というタイトルで。"Brand New Key"。

 

      

Brand New Key - Melanie Safka

 

 

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 1968年にラジオでいっぱいかかってました。キャンド・ヒート(Canned Heat)で"Going Up The Country"。

 

      

Going Up The Country - Canned Heat

 

 

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 さて、1965年にデビューしたジ・アソシエーション(The Association)。最初のアルバムはカート・ベッチャー(Curt Boettcher)がプロデュースしました。"Never My Love"という曲、これは1967年のヒットシングルです。

 

      

Never My Love - The Association

 

 

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 やはり同年のヒット曲でザ・レフトバンク(The Left Banke)も印象深いです。"Walk Away Renée"。のちにフォー・トップスもカヴァーしてますね。日本でもヒットしました。「いとしのルネ」。

 

      

Walk Away Renée - The Left Banke

 

 

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 この時期、1967年はビートルズの『Sgt. Pepper's』が出たりピンク・フロイドPink Floyd)が人気あったり、そういう時代でした。それでローリング・ストーンズThe Rolling Stones)。この番組では初のお目見えかもしれないです。この時期に出た『Their Satanic Majesties Request』というアルバム。これは賛否両論でしたね。ビートルズのようなジャケットとサウンドでした。それがよかった。"She's a Rainbow"。

 

      

She's a Rainbow - The Rolling Stones

(from『Their Satanic Majesties Request』)

 

 

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 1965年に出たビートルズの『Rubber Soul』。これはもう、すごい影響力がありました。その中からジョージ・ハリスンの曲で…「嘘つき女」という邦題なんですが、"Think For Yourself"。

*ここで実際に流れているのはレノン=マッカートニー作"The Word"(愛の言葉)。

 

      

The Word - The Beatles

(from『Rubber Soul』)

 

 

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 1964年の大ヒット曲。イギリスのグループです。ゾンビーズ(The Zombies)で"Tell Her No"。

 

      

Tell Her No - The Zombies

 

 

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 次の曲はアメリカでは絶対に生まれそうもない曲です。ザ・フーThe Who)で1966年の"Happy Jack"。

 

      

Happy Jack - The Who

 

 

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 やはりこの頃、イギリスからグループがいっぱい出てきますが、ほんとにカリフォルニアのサーフィンやホットロッドには関係なかったなかったんですね。マンフレッド・マン(Manfred Mann)もその一つ。ザ・バンド(The Band)のプロデュースも手掛けたジョン・サイモン(John Simon)の曲で"My Name Is Jack"。

 

      

My Name Is Jack - Manfred Mann

 

 

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 1969年に同じイギリスからとてもユニークなサウンドのグループが出てきました。ザ・フーピート・タウンゼント(Pete Townshend)がバックアップしてます。サンダークラップ・ニューマン(Thunderclap Newman)で"Something in the Air"。

 

      

Something in the Air - Thunderclap Newman

(from『Hollywood Dream』)

 

 

『Hollywood Dream』というアルバムからですね。サンダークラップ・ニューマン、イギリス人ですけどアメリカ的なアプローチですね。

 

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 その頃、1967年…アメリカ、カリフォルニアのハリウッド近くのバーバンクから新しい音楽が出てきました。レニー・ワロンカー(Lenny Waronker)とテッド・テンプルマン(Ted Templeman)のプロデュースによるハーパーズ・ビザール(Harpers Bizarre)、"Pocketful Of Miracles"。

 

      

Pocketful Of Miracles - Harpers Bizarre

(from『Anything Goes』)

 

 

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