2022.03.20 Inter FM「Daisy Holiday!」より

手作りデイジー🌼#30: Decades+Hare Krishna

 

daisy-holiday.sblo.jp

 (以下、すべてH:)

  

 はい、細野晴臣です。きょうもはっぴいえんど当時に聴いていた音楽をあれこれかけていきたい、と思ってるんですけど。3月6日の放送でビートルズの曲のタイトルを間違えてしまいまして。そのまま放送してしまったので、本当に申し訳ないな、と。ありえないんですよね、こういうことは。すみませんでした。1960年代の毒気にあてられた、ということなんですか…と同時に、今の世界の騒ぎに心が乱されまして。ほんとに集中力がないんですよね。

 それで、なぜ月初めじゃなくて今日なのか、という。それはですね、実はジョージ・ハリスンのスピリットが来ちゃったんですね。曲名を間違えたおかげなんでしょうか。インド占星術の大事なお知らせを伝えないといけない、と。今日(3月20日)というのがカギなんですね。3月20日そして21日から4月4日・5日あたりまでですね、星の動きが滅多にない不穏な配置をするという。インド占星術というのは西洋占星術とは違って…有名なところではアビギヤくん(Abhigya Anand)という少年の占いがこのパンデミックを当てたという。そういうことを2019年あたりの話で知ってたんですけど。新たにこの不穏な時代を…だいたい1か月ぐらいでしょうかね。3月20日から4月5日、最終的には4月29日ぐらいまで続くという。まぁ、ここら辺のことはまた後でお知らせします。

 さて、ともあれ…当時聴いていた音楽。60年代から70年代初期。1曲目は…僕の『SAYONARA AMERICA』という映画、年末に上映していたんですけど。そこに出ていたジョン・セバスチャン(John Sebastian)が率いるラヴィン・スプーンフル(The Lovin' Spoonful)、本当に外せないグループですが。1965年のデビューアルバム『魔法を信じるかい?(Do You Believe In Magic)』から"Did You Ever Have to Make Up Your Mind?"。

 

      

Did You Ever Have to Make Up Your Mind? - The Lovin' Spoonful

(from『Do You Believe In Magic』)

 

 

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 続いてオーリアンズ(Orleans)。ニューオーリンズオーリンズですけど。1973年のデビューアルバムから"If"。

      

 

If - Orleans

(from『Orleans』)

 

 

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 だいたい1968年から70年代初期の頃から、ポップスの中にリズム&ブルースの色がだんだん出てきたんですね。白人の中でもリズム&ブルースが流行っていました。ダスティ・スプリングフィールド(Dusty Springfield)の…1968年ですね、これは。メンフィスレコーディングの"Son of a Preacher Man"。

      

 

Son of a Preacher Man - Dusty Springfield

 

 

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 ダスティ・スプリングフィールドはロンドンからアメリカに行ったときにモータウンの音楽と出会ってしびれた、という話です。そのモータウンがタムラ(TAMLA)という名前だった頃からやってる、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ(Smokey Robinson & The Miracles)で"I Second That Emotion"。

      

 

I Second That Emotion - Smokey Robinson & The Miracles

  

 

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 ミラクルズのこれは1967年のヒットでしたね。次はラスカルズ(The Rascals)です。名歌手のフェリックス・キャヴァリエ(Felix Cavaliere)を生んだグループですね。曲は1967年のヒット、"I've Been Lonely Too Long"。

      

 

I've Been Lonely Too Long - The Young Rascals

 

 

 

 

 次は100万枚を売った一発屋ですね。フライング・マシーン(The Flying Machine)というグループ。これは名曲としてかなり記憶に残ってますね。1969年、"Smile A Little Smile For Me"。

 

 

Smile A Little Smile For Me - The Flying Machine

 

 

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 今のヴォーカルはかなり…ジョン・レノンとかジョージ・ハリスンをミックスしたような声でしたね。さぁ、そのジョージ・ハリスンへの謝罪の意味を込めて…前回かけられなかった曲をかけます。「ジョージ・ハリスンは舌が長い」と言って幸宏(高橋幸宏)と一緒によく真似していました。あこがれのシンガーでした。では、"Think For Yourself"。

      

 

Think For Yourself - The Beatles

(from『Rubber Soul』)

 

 

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 さて、冒頭でお話ししたインド占星術の話ですけど。これはやっぱりジョージ・ハリスンのことをずっと考えていたら、ここにたどり着いてしまいまして。ちょっとスピリチュアル系が入ってますけど…でも、インド占星術というのはほんとにすごいみたいですね。それでこの期間は注意しろ、というような警告を発していました。この時期のことを「カーラ・サルパ・ヨーガ」と呼ぶらしいですね。サルパというのは蛇ですね、地を這う蛇。カーラは時間で、ヨーガは結びつきというか、宇宙ですかね。

(中略)

そこでマントラをとらえたほうがいいですよ、というサジェスチョンがあって。それが"Hare Krsna"というマントラです。歌っているのはラダ・クリシュナ・テンプル(The Radha Krsna Temple)という…元々サンフランシスコにいて、ロンドンに移ってからジョージ・ハリスンと出会いまして。1969年にこのマントラをレコーディングしています。途中からインドのマントラシンガーであるアナップ・ジョラタ(Anup Jalota)という人の歌に切り替えて聴いて頂きたいと思います。では皆さん、気を付けて。

      

 

Hare Krsna - The Radha Krsna Temple

(from『The Radha Krsna Temple』)

 

 

Hare Krsna - Anup Jalota

 

 

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