2021.12.19 Inter FM「Daisy Holiday!」より

 

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H:はい、こんばんは。細野晴臣です。いやいやいや…

O:いやいやいやいや…岡田崇です(笑)

H:イヤイヤ期の人が集まって…レギュラーと言ってもほんとに少なくなったね。

O:もう、2軍落ちしましてね(笑)

H:(笑)ゲストが多いからね。

O:そうですね。

H:…あれ?そこの人は?

コ:はい、こんばんは。コシミハルです。

H:はい、どうぞ。

O:岡田崇です。2度目です(笑)

H:あ、そうか(笑)いやいやいや…

O:もうあっという間に年の瀬というか。クリスマスというかね。

H:毎年言ってる通りになるね。

O:ほんとにね…いやいやいや…

H:イヤなの?

O:いやいやいやいや…(笑)

H:ちょっと話進めるけど…(笑)近況をお知らせください。岡田くん。

O:近況はですね、仕事を一生懸命…

H:相変わらずですね。

O:来年出る大瀧さんの『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』のボックスをいま作ってて。

H:いよいよ。ボックスなんだね。

O:あといま、レイモンド・スコット(Raymond Scott)の『Jingle Workshop』というジングルを集めたアルバムの日本盤を出すので…もう今月出ると思います。いま翻訳のブックレットと帯と解説を印刷していて。もう盤はできあがってきているので…アナログ盤2枚組です。

H:あ、ほんと?CD?

O:CDは出さないです。アナログだけ…LI'L DAISY限定プレスで作ってもらったので。

H:なるほど。レコードプレーヤー、要るよね。

O:そうですね(笑)うちは何台もありますけど…

H:1個ちょうだいね(笑)

O:大きいですよ?古いやつなんで…

 

H:はい、そこのお方。近況を。

コ:私は…今年はアルバムを作ったでしょ?だから来年もまたコンサートをしようと思って。いまはちょっとその時期のこととかを考えています。

H:あ、本当?それはそれで。いつ頃かね。

コ:夏ぐらいまでには…なんか声出ない(笑)

2人:(笑)

H:久しぶりにしゃべった?

コ:うんうん。そういう感じありますね。

H:枯れてるね。ロックシンガーみたいな声になってる。次はロックやるのかな。

コ:うわ、おもしろい。

H:昔やってたよね。

コ:やってたの?

H:やってないか。

O:ロックではないですね(笑)

H:ロックじゃないか。ロック経験ないもんね(笑)

 

H:えーと…まぁ、自分のことはさておき。

O:あれ?近況は。

H:近況?忙しかったピークが過ぎて、なんかちょっといまは力が抜けて…そろそろ引きこもってなんかやろうかな、と。

O:お。楽しみにしてます。

H:うん。そういうわけでね、もう年の瀬なんで…この番組は毎回クリスマス前後にかかるじゃん。前はよくクリスマス特集してましたよね。今回は何日?

(D:19日。)

H:今回は19日だ。微妙だよね(笑)

O:クリスマスっちゃあクリスマスですね。

H:なんか持ってきてくれたんでしょ?

O:一応まぁ、クリスマスということだったので…

H:いちばん僕ね、聴きたいんですよ。オンドレイ・ハヴェルカ(Ondřej Havelka)。

O:お!聴いちゃいますか。

H:聴いちゃいたいね。

O:オンドレイ・ハヴェルカさんの新譜が出ました。出ました?出たのかなぁ。わかんないですけど、届きました。その中で"Tutti Frutti"をやっているので。

H:それがね、参っちゃうよね(笑)

コ:すごい、素敵でした。

 

 

Tutti Frutti - Ondřej Havelka & His Melody Makers

(from『Swing nylonového věku (Swing of the Nylon Age)』)

  

 

H:すごい。すごいっていうか、そのまんまだね(笑)

O:ジーン・クルーパ(Gene Krupa)の…

H:徹底してるよね、オンドレイさん。

コ:ダンスもすごいしね…タップがいいですよね。

H:なんか、[自分と]カブるところがいっぱいあるんだよね。ブギもやっててね。なんだっけ?あの曲。

O:"Beat Me Daddy"。

H:あ、"Beat Me Daddy"だ。僕はそれレコーディングしてないけど。いやー…いやいやいや(笑)

O:25周年らしくて。それを記念して色々やろうと思っていたら、コロナで…チェコも結構ひどいので。

H:そうかそうか。

O:今回のこのアルバムはクラウドファンディングで資金を…いつもはコンサートをいっぱいやっていて、コンサートによってバンドを維持していたので。それが一切できなくなって…クラウドファンディングでお金を集めて。「いくら集まったらアルバムを作ります」「もうちょっと集まったらミュージックビデオを作ります」とか、そういう感じで。それで僕は買ってたんで…

H:なるほどね。協力者だ。レギュラーのバンドを持ってるってすごいね。ビッグバンドをね。うらやましい限りです。

O:レギュラーで持ってて、そのバンドは演劇の伴奏も定期的にやってたりするので。

H:なるほどね。チェコでは大人気でしょうね。

O:チェコではすごい人気ですね、ハヴェルカさんは。前に行ったときはチケットがホントに取れない、と地元の方が言ってました。これはミュージックビデオもあるので、チェックしてみてください。

H:うん。オンドレイ・ハヴェルカ。

O:LI'L DAISYのショップで…少数、売っております。

[*2021.12.26時点では見事SOLD OUT。]

 

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H:それでは。

コ:はい。ジャン・サブロン(Jean Sablon)で"Tenderly"を。

 

 

Tendrement (Tenderly) - Jean Sablon

 

 

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H:はい。えー…2人でなに話してたの?なんにも聞こえないんで(笑)

O:チェコの話を…

コ:チェコにね、行きたいって。ハヴェルカさんのステージをいまいちばん見たい。

O:12月に公演が予定されてたんですけど、それもコロナでまた延期になっちゃって。ねぇ…

H:まぁ、日本だとできるんじゃないかね。呼んでよ岡田くん(笑)

O:チェコ大使館とかね…

H:どこにあるんだろうね。

O:でも、Twitterとかでチェコの文化を発信してる人がハヴェルカさんのことを書いてたんだよなぁ、前。

H:あ、ほんとに?ぜひぜひ、コンタクトして。

O:可能性はゼロではないのかもしれないですね。

H:もうチェコ大使館に勤めたらいいんじゃないの?

O:なぜ?(笑)でも、見たいですよね。

H:うん。見たい。

コ:たしかに見たい。

H:いい会場がなぁ、ないんだよなぁ。

O:そうですね…すごい会場だったから、チェコで見たところも。

H:もうなんかね、カルチャーがやっぱり違うや。

O:そうですね。こういうバンドがゴロゴロいますからね、チェコ

H:いやー、参ったなぁ…

コ:で、それをみんなで楽しむってことですよね?

O:ほんとに普通にボールルームみたいなところがちゃんとまだあって、こういう楽団が演奏している前でみんなで踊る…

コ:踊るんだよね。

O:で、女の子たちがああいうファッションをして来るんですよ。前のほうにベンチが置いてあって、ベンチに座ってると男の人が来てダンスに誘って踊る…みたいのをやってましたよ。うわー!と思って。

H:いいね。うらやましい!それがやりたくてしょうがないんだけど…まずできないね。

O:それが普通にあるんでね。すごかったなぁ…

H:まぁこれはもうしょうがないや。こっちでは無理だろうね。

 

 

H:そういうわけで…なにかけようかな、僕は。えーと…もうなんにもネタがないんで。東北とか北陸とかは雪でしょ?北海道もすごいよね。猛吹雪みたいな。その中でソリをすべらせるかどうか。

O:(笑)

H:"Sleigh Ride"です。ビング・クロスビー(Bing Crosby)です。

 

 

Sleigh Ride - Bing Crosby

 

 

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H:いやいやいやいや…(笑)

O:いやいやいや…(笑)

H:イヤイヤ期が年末に…次の曲に行っちゃいますよ?

O:じゃあ次はですね、雪の話になったので雪だるまを。

H:お?

O:"Socko The Smallest Snowball"というベル・シスターズ(The Bell Sisters)の曲で、スパイク・ジョーンズ(Spike Jones)が伴奏してますけど。小っちゃすぎて子どもが遊んでくれない雪だるまの…

H:小っちゃいんだね。どのぐらい小っちゃいのかね。5mmぐらいかな。

O:すごく小っちゃいんじゃないですかね。「大きくなったら雪だるまの頭になって目を付けてもらって、みんなを笑顔にできるのに!」みたいな曲です(笑)

H:なるほどね。東京じゃ雪だるまを見たことないね。

O:しばらく見てないですね。昔はありましたね。

H:アイスクリームとかも作ったな。まぁいいや、どうぞ。

O:"Socko The Smallest Snowball"です。

 

 

Socko The Smallest Snowball - Spike Jones and his City Slickers featuring The Bell Sisters

 

 

H:ベル・シスターズで"Socko The Smallest Snowball"。なんか幸せそうだよね、この時代。アメリカはやっぱり50年代、よかったよね。

O:52年ですね、今のは。

H:今のアメリカはどうなんだろうね?こういうの聴いてるのかな?

O:聴いてないんじゃないですか?(笑)

H:聴いてないよね(笑)なんか荒んじゃったよなぁ、アメリカも…

2人:(笑)

H:サヨナラ。

O:アメリカ、と(笑)

 

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H:えーと…クリスマスってどうなの?みんな。まぁ、毎年聞くけど(笑)

2人:(笑)

H:音楽だけだね。

O:いやー…そうですね。もうなんにもないなぁ。寝て過ごすかな(笑)

H:ね。ジーザスはどこ行った?(笑)ミハルちゃんはクリスチャンじゃ…

コ:また出た…

H:(笑)お父上はクリスチャンじゃなかったっけ?なんかしゃべって(笑)

コ:クリスマスは教会に行きます。

H:あ、今年も?

コ:予約制ね。

H:予約制?

O:コロナで?そうですよね、今はね。

H:そうなんだ。じゃあお父さんと過ごすわけだね。

コ:そうですね。いつも家族で。

H:母上はいないけど…

コ:そうですね、母はいないので…寂しいですけど。

H:チキンとか食べるの?

コ:ターキーとか焼くのが前は好きでしたけどね。

H:なんか焼いてたよね、よく。残り物を頂いたことがある(笑)

2人:(笑)

 

H:…はい、いやいやいや(笑)

O:(笑)

H:なんだろう、レギュラーのこのノリは(笑)

O:いやいやいや…

H:僕はほら、ずっと60年代[特集を]毎月やってて。そろそろ佳境なんだけど、もう頭の中が60年代でいっぱいになっちゃったのね(笑)抜けられなくて。すごいなぁ、と思って。あの時代。ぜんぜん50年代と違う。

O:ガラッとね。

H:大変なことになってたんだね。そんな中でやってたから、僕たち。

O:ね。あれをリアルタイムで体験してるというのはすごいですよね。

H:うん。だから全部を再現しようと思ったら50年かかるんだよね。

O:(笑)

H:だから月1回やってると120年ぐらいかな…わからないけど。それで、このレギュラーに来ると…この感じ。

2人:(笑)

H:なぁに?これは。

O:ゲストの人だとね、ゲストがいっぱいしゃべってくれるし。

H:そうなんですよ。このお2人はあんまりしゃべらないしね。

O:普段からしゃべらないですからね。もう家でずっとひとりでいて、このラジオに来て久しぶりに声を出す、みたいなときがありますからね。あれ、声はどう出すんだっけ?みたいなね(笑)参った参った…

H:でも、ラジオに来てもしゃべらない人がいるよね、1人(笑)

コ:(笑)

H:なんかペラペラしゃべって。独り言でもいいから。はい、どうぞ!

コ:え?じゃあ次の曲。

H:はい(笑)

コ:ジョセフィン・ベイカー(Josephine Baker)、"Night and Day"。

H:なんか賞をもらったよね、フランスで。

コ:え?

H:そうなの。それではこれを聴きながら…え?

コ:ホントですか?

H:ちょっと待って…(笑)

O:「ホントですか?」って…(笑)

H:終わらないじゃん(笑)

コ:亡くなって…

O:亡くなってからもらったんじゃないですか?

H:最近だよ。今年。

コ:ふーん…

O:(笑)

H:おーい!終わっていいの?(笑)締めますよ?はい、これを聴きながら…また来週。この間はなんなの?(笑)

O:賞を獲ったことへの疑いのまま終わった感じが…(笑)

H:なんで信じないんだろ?(笑)

 

 

Night and Day - Josephine Baker

 

  

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