2020.01.05 Inter FM「Daisy Holiday!」より
H:みなさん、
一同:あけましておめでとうございます。
H:えー、細野晴臣と、そして…
O:岡田崇です。
越:コシミハルです。
H:レギュラーですね。[放送は]5日なんですけどね、5日の深夜で…まぁ、正月気分はもうね。
O:そうですね。
H:過ぎちゃったとこで…気楽にやりましょうかね。
O:はい(笑)
越:お正月はなにしてたんですか?
H:もちろんお雑煮を…
O:お餅を…(笑)
H:ずーっと待ってたんですよ、我慢して。お餅、買ったんだけど、食べないで…
O:カビてません?(笑)
H:(笑)ほんっと、餅好きなんだね。
越:お餅、おいしいですよね。
H:うん。ホントに…だからもう、正月はクリスマスより好きかな、やっぱりな。
O:んー、お餅がありますもんね。
H:うん。クリスマスにもお餅があれば、クリスマスも好きだよ。
O:(笑)
H:それでお2人は…お誕生日を、つい先日、お正月に迎えましたよね。
O:ありがとうございます。
H:これは、うれしいんでしょ?
越:(ため息)
2人:(笑)
H:あれ?(笑)
O:51歳になりました。
H:あ、ホント?それはそれは…もうオッサンか。
O:もう、かなり前から、ですけど…(笑)
H:(笑)
O:いやいや…(笑)
H:えーと…あっ。
越:あっ(笑)
H:いや、いくつになったかは訊かないよ、別に。岡田くんより年上だもんな(笑)
O:(笑)
越:ぜんぜん年上です。
H:ね。うん。
[*5≦x≦10]
H:なんかこう、抱負を語ってもらおうかな、今年。ね?
O:ほうふ…(笑)
H:座右の銘とかね。
O:いやいや…(笑)もう、「行き当たりばったり」、とかね。
H:あー、それだ。うん。ミハルちゃんは?
越:今年はアルバムを作るの。
H:おお!
越:レコーディングする。して、秋ぐらいにコンサートしようかな。
H:おお、もうすぐ来年だ。じゃあ。
越:え?
O:今年ね(笑)
H:秋にやるのね。
越:秋。はい。
H:えー、秋か…
越:秋はどうしてるんですか?
H:秋?(笑)
越:細野さんは、今年はどんな感じなんですか?
H:もう、去年は働き過ぎたんで、今年はちょっとね…休み休みやりたい。
O:(笑)
越:今年も、でも、ライヴとかあるんでしょ?
H:なんか呼ばれてるけどね。あの、大きな島の国に。どこだっけ、あれ?
越:んー、どこだろう(笑)
H:えーと、豪州だ。
越:おお…
H:…そうだ、言っておかなきゃいけないんだけど、去年の11/30だったかな…有楽町のフォーラム(東京国際フォーラム)でライヴやったんですけど。
O:はい。
H:まぁ2日目はコントですけどね(笑)で、お正月に放映されました。僕は観てないんですけど(笑)
2人:(笑)
H:それの編集は、もちろん、お任せしてるんだけど、チェックとかいろいろ大変だったんだけど。ライヴのほうの音声チェックしてて、MCで1か所ね、大間違いしてるのに気が付いて。
O:ほう。
越:なに?
H:"アーユルヴェーダ"っていう曲を歌ったときに、「恋のような愛」とか「愛のような恋」とかね。あ、「恋に似た愛」?ちゃんと覚えてない(笑)で、恋と愛の話をして。なんだっけ…愛は理性、なのかな。ちょっと憶えてないんだけど。間違えたところは…「元々、愛という言葉は日本にはなかった」と言いたかったのに、逆言っちゃったの。「恋という言葉はなかった」、と(笑)
越:(笑)
H:だからちょっと、大間違いだよね。それをちょっと言っときたかっただけ。だから、本番はそこをカットしちゃった。MC。
#細野晴臣 50周年記念公演DAY1:WOWOW1月2日18:00〜放送、DAY2イエローマジックショー3:NHK BSプレミアム1月1日22:30~放送 !ぜひご覧ください。
— 細野晴臣_info (@hosonoharuomi_) December 29, 2019
またDAY1公演MCにて、愛と恋の話で昔なかったのは「恋」というのは逆で「愛」でした。オンエアではカットになっていますがここで訂正させて頂きます。 pic.twitter.com/oK11cI89nJ
H:はい、以上で!曲、かけましょっか。
O:はい。じゃあ、お正月一発目ということで、「世界は日の出を待っている(The World Is Waiting For The Sunrise)」を。
H:恒例ですね。
O:レニー・ディー(Lenny Dee)のヴァージョンで。
The World Is Waiting For The Sunrise - Lenny Dee
H:懐かしいサウンドですね。
O:そうですね。
H:レニー・ディーの"China Boy"っていう曲をずっと使ってましたね、当初。昔。
O:[この番組の]テーマ曲で。
H:ええ。
H:さて、えー、ミハルちゃんですけど。
越:はい。
H:なんか、ここ入ってくるときすごい落ち込んでたけど、なんで?
越:(深いため息)
H:あれ?(笑)
O:(笑)
H:思い出しちゃったかな?(笑)
越:思い出したら、もう…
H:えー、じゃあ、代わりに言いますと、去年のね、M-1グランプリ?和牛が…獲れなかった、と。それが原因ですか?
越:…はい。
2人:(笑)
H:ほんっとに…人生、100%和牛なのね(笑)
越:いやいや…いやいや、って言うのもアレだけど…(笑)
H:あー、そっか。70%ぐらいか。
越:そんな…(笑)いや、お笑い大好きなんで。観に行くのも好きだし。劇場へ。
H:ホントに好きになっちゃったね。
越:うん。ホントによく観に行くんですよね。
H:ルミネ、行くよね。
越:うん、劇場で観るのが、やっぱり楽しいですね。
H:でも、なんでも良いっていうわけじゃなくて、だいたい和牛か…えー、もうひとつ…
越:…
H:あれ?[言わなくて]いいの?(笑)はんにゃ。はんにゃというか、金田くん(金田哲)ね。
越:…(笑)
H:黙っちゃった(笑)顔赤くしちゃって(笑)
越:(ため息)
H:いやいや…大変ですよね、あの2組。応援するのは。でも、和牛、本人たちのほうが落ち込んでるんじゃないですか?
越:ね。
2人:(笑)
越:あれ、観てたんでしょ?
O:観てましたよ。
H:まぁ定番で、安定してるお2人だけど…まぁ大丈夫なんじゃないの?別に。そんな落ち込むことはないんじゃないの?
越:はい…
O:(笑)
H:あ、本人たちのほうが落ち込んでるのかな?
越:いや、ファンの人はみんな、ね。
H:あー、ファンの人は応援してるからね。そうか、大変だね。お笑いの世界も。競争が激しいよね。
越:うん。
H:音楽でそういうの…点数付けられたり、あんまり無いもんな(笑)
O:無いですね。
H:イヤだよね、やっぱり(笑)そう思うとイヤだよね。
O:(笑)
H:なるほど…じゃあ、落ち込んだままでいいですよ。なんか曲かけてください。
越:…
H:あれ?(笑)
越:ナット・キング・コール(Nat King Cole)で……ちょっと待ってください…
H:え?ナット・キング・コールで"Chotto Matte Kudasai"?
O:(笑)
越:違う…(笑)
H:歌ってんの?
O:歌ってるんだ、聴いてみたい(笑)
H:♪チョトマッテ、クダサイ~(笑)
O:(笑)
越:"Just You, Just Me"です(笑)
H:おお。
Just You, Just Me - Nat King Cole
H:なるほど。
H:さぁ、僕はどうしよう。えーと…2020年、ですね。
O:はい。
H:ボーッとしますよね(笑)
O:(笑)
H:オリンピックね。
O:んー…
越:…
H:みんな関係無さそうだね(笑)
O:関係、無いですね(笑)
H:…なんかしゃべって(笑)お正月だよ!
O:(笑)
H:えー、"Serenade To Lemonade"という曲。デヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ(David Rose & His Orchestra)で。
Serenade To Lemonade - David Rose & His Orchestra
H:のんびりしちゃった(笑)
2人:(笑)
O:良かったですよ。
H:そうすか?ならよかったけど。初めてかけたね、これはね。んー。
H:えー…
越:なんか、みんな…(笑)
H:え?(笑)
越:みんな眠そう(笑)
2人:お正月だから。
H:こんな感じだよ。
越:(笑)
H:じゃあ、M-1の話でもするか…(笑)
O:(笑)
H:まぁミルクボーイって、史上最高得点でしょ?
O:そうみたいですね。
H:初めて見たよね(笑)初めて今年テレビ出た、って。
O:言ってましたね(笑)
H:いろんな人がいるんだな、って思って。
O:ね。12年やって…
H:やってるんだよね。
O:らしいですけど、初めて見ましたよね(笑)
H:あれでもう、オファーがいっぱい来るわけでしょ?
O:おそらく。
H:ね。もう、さっそく翌日テレビ出てたしね。だから、すさまじい世界だな、と思って。やっぱりグランプリ獲るとすごいよね。賞金も。
O:ね。
[*優勝賞金1,000万円。]
H:ああいうの、音楽界、なんで無いの?(笑)
O:点数付けられるのイヤって言いながら…(笑)
H:賞金、いいよね(笑)
O:(笑)
H:まぁあの…芸人には僕はなれないな、と思いましたね。日々、ネタ考えてないとダメでしょ?すごいなぁと思って。みんな。アイディアが。
O:ね。
H:あのー…あの人たち、パペコじゃなくて…
O:ぺこぱ?
H:ぺこぱ。覚えにくい…(笑)
O:(笑)
H:斬新でしたよね。あのツッコミ。なにツッコミって言ったっけ、あれ?(笑)新しいよね。ツッコミながら言い訳する、みたいな。すごいおもしろかったな、あれ。あの人たちは出てくるんだろうね、いっぱい。
O:なんか、使われやすそうですよね。キャラ的に。
H:まぁなんか、ネタって瞬発力があればあるほど、飽きるのも早いけどね(笑)
H:そういえばミハルちゃんは…え、吉本に入るの?
越:急に…(笑)
H:そんなことはない?(笑)
O:入りたいんですよね、和牛に。
H:だって和牛は今年から3人でやる、って言ってなかった?そこに入るんじゃないの?
越:んー、なんか生配信のネットの番組で言ってましたね。
H:言ってた。で、アメリカ行くとか。水田さん(水田信二)っていう人。
越:そう、水田さんが言ってました(笑)
H:日本はダメだ、と(笑)合わない(笑)
2人:(笑)
H:ミュージシャンっぽいよね(笑)んー、そっか。じゃあやっぱり入ったほうがいいと思うよ?
越:そで、すごい真剣な顔して…(笑)
O:(笑)
H:いや、ホントに。そこまで思い悩むなら、やったほうがいいよ。どうなの?
越:…どうなの?
O:(笑)
H:やめたほうがいいかもね、うん(笑)向いてないよね。やっぱりね、漫才とかの練習はすごいよね。
越:うん。大変だと思います。
H:あれはできないな、やっぱりな。
越:ホントに。
H:即興であんなことできたらいいだろうな、とは思うけど(笑)
O:(笑)
H:えー…はい、では、岡田くん。また。
O:はい。じゃあですね、去年の秋ぐらいに、レイモンド・スコット(Raymond Scott)が『Jingle Workshop』を。
H:あー、聴きましたよ。なかなかよかったな。
O:1951年から1965年までにレイモンド・スコットが作ったCMとかを集めた盤が出たんですけど。
H:楽しかったね。
O:すんばらしかった…(笑)ひさしぶりに。前々回の『Manhattan Research』があって、それはすごいよかったですけど。
H:そうですね。
O:その次に出たの(『Three Willow Park』)が、わりと素材集みたいな感じで…
H:そうだったね。ライブラリーっぽい。
O:曲的にはちょっと物足りなかったのが、今回はすんばらしいアルバムだったので。
H:短いけどね、1曲が。
O:短い(笑)1分とかなんですけど。その中からですね。
H:ぜひぜひ。はい。
O:えーと…"The Tingling Tartness Of Sprite"という曲を。
H:これはたぶん、スプライトかな(笑)
O:そうですね。
H:コマーシャルですよね。
The Tingling Tartness Of Sprite - Raymond Scott
(from 『The Jingle Workshop: Midcentury Musical Miniatures 1951–1965』)
H:終わっちゃった(笑)
O:短い(笑)
H:これ、もっと聴きたいな。
O:じゃあもう1曲、その次のもかけちゃう…
Tart And Tingling (Sprite) French Version - Raymond Scott
(from 『The Jingle Workshop: Midcentury Musical Miniatures 1951–1965』)
O:ミハルさんっぽくないですか?ちょっと(笑)
H:ホントだ。似てるねぇ!
O:似てますよね。
H:歌ってた?これ。ミハルちゃん。
越:うんうん。
H:1950年代、アメリカにいたんだね。
越:(笑)
H:似てるわ~
O:似てますよね。フランス語だったし。
H:はい。じゃあ…どんどんいきますよ。寝ないで(笑)
O:(笑)
越:じゃあ、ステイシー・ケント(Stacey Kent)で…"Ces Petits Riens"。
Ces Petits Riens - Stacey Kent
(from 『Breakfast On The Morning Tram』)
H:あ、終わった。いいね!これは…ステイシー・ケントってどういう方なんですかね?
越:まぁ、ジャズの人だけど…これはゲンズブール(Serge Gainsbourg)の曲。
H:あ、そう。これはいつの録音なんだろう。
越:最近…まだ生きてる(笑)
H:(笑)
[*アルバムのリリースは2007年。]
O:[最近か否かの基準は]生きてるかどうかなんですね(笑)
越:(笑)
H:いや、良い音…
越:「最近」っていうのはこの番組ではいつぐらいを指しますか?(笑)
O:(笑)
H:いつだろうね、んー…
O:1970年代以降はね。「最近」になっちゃうかもしれませんね。
越:1960年代も「新しい」よね(笑)
O:そうですね(笑)「音、新しいな!」って言いますよね、60年代だと(笑)
H:(笑)
越:「プレスリー以降か、前か」みたいなこと?
O:(笑)
H:まぁ…良かった。いまの。ステイシー・ケント。良い音だった。
H:じゃあ、最後に1曲。ひさしぶりにベント・ファブリック(Bent Fabric)を聴きながら、お別れしたいと思います。えー、"Happy Puppy"
The Happy Puppy - Bent Fabric