2020.07.19 Inter FM「Daisy Holiday!」より

岡田崇の手作りデイジー🌼#2


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(以下、すべてO:)

 

 こんばんは、岡田崇です。今夜のDaisy Holidayは細野さんに代わって僕がお送りします。「岡田崇の手作りデイジー」、第2弾です。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

 さて、今夜の「真夜中のランチタイム・ミュージック」はイタリアの音楽家、ジャンピエーロ・ボネスキー(Giampiero Boneschi)さんのオーケストラで"MILANO, Autostrada Del Sole"。「太陽の高速道路」という曲です。1962年作のホリデーミュージックです。

 

 

MILANO, Autostrada Del Sole - Giampiero Boneschi & His Orchestra

(from『Autostrada Del Sole』)

 

 

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 数か月前、コロナでミラノがひどいことになっているニュースを見て、「そういえばジャンピエーロ・ボネスキーさんは大丈夫かな?」と思って調べてみたんですけれども、コロナとは関係なく去年の5月にお亡くなりになっていました。日本にはまったくニュースが届かなかった気がしますね。ボネスキーさんのことを知ったのは、もう20年ぐらい前ですかね。パリでたまたま買ったレコード…電子音楽のレコードだったんですけれども。それがすごく良くて。日本に帰ってきてから検索しまくって。そしたら本人のメールアドレスが出てきて。まぁダメもとでコンタクトを取ってみたんですけれども、丁寧にお返事を頂いたりして。それからけっこう、メル友のようにやりとりをしていて。翌年にはミラノまで会いに行きました。ご自身のスタジオに招いてくれて、ピアノ演奏してくれたりね。車で楽器屋さんを巡ってくれたり。とてもよくしてくれました。会いに行ったときはまだ情報が少なくて、ボネスキーさんがどんな方だかよくわからないで行ったんですけれども。泊っているホテルにボネスキーさんが迎えに来てくれて。フロントに降りて行ったら、ちょっとフロントがどよめいていて。まぁ…超有名人なわけですね。サンレモ音楽祭の審査員をやっていた方で。イタリアでは超有名な大作曲家先生だったわけです。そんなことも知らずにノコノコね、遊びに行っちゃったりして…今バックで流れてるのがボネスキーさんを知るきっかけになった電子音楽ですね。"Harmonical Articulator"という曲です。

 

 

Harmonical Articulator - Giampiero Boneschi

(from『A New Sensation In Sound Vol. 7』)

 

 

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In The Middle In The Middle - Fay Lovsky & La Bande Dessinée

(from『Fay Lovsky & La Bande Dessinée』)

 

 

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 聴いて頂いたのはフェイ・ロブスキー&ラ・バンドデシネ(Fay Lovsky & La Bande Dessinée)の"In The Middle In The Middle"でした。7月第1週に放送された細野さんの「手作りデイジー」の中でFay Lovesky & Dominique Cravicの曲("Shades of Harry ")がかかりました。普段のデイジーの収録でしたら対決DJ方式のように交互に曲を選ぶことが多いので、細野さんの選曲に触発されて「そう来たか!むーん…なら、この曲を!」となるんですけれども、今の状況ではそういうわけにもいきませんので…2週間遅れの選曲返し、ということで。今BGMで流れているのはレイモンド・スコット(Raymond Scott)の"Portfino"という曲をフェイ・ロブスキーがカヴァーしたものです。

 

 

Portfino - Fay Lovsky

(from『The Portofino Variations』)

 

   

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 相方のドミニク・クラヴィック(Dominique Cravic)という名前を初めて知ったのは、かのSPレコードコレクター…いや、漫画家のロバート・クラム(Robert Crumb)。ロバート・クラムさんがフランスに移住してから結成したバンド、レ・プリミティフ・デュ・フュチュール(Les Primitifs du Futur)のメンバーとしてでした。1986年にはアルバム『Cocktail D'Amour』も発売されて…当時、六本木のWAVEで買ってよく聴いていました。ではそのアルバムから、"Eddie & Lonnie"を聴いてください。

 

 

Eddie & Lonnie - Les Primitifs du Futur

(from『Cocktail D'Amour』) 

 

 

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 近況、というか。先週14日に装丁を担当した長谷川博一さんの著書『追憶の泰安洋行』が出版されました。細野さんが1976年に発表した『泰安洋行』について、当時の関係者や細野さんご本人などからの証言で検証していくという、とてもおもしろい内容になっています。ぜひ。

natalie.mu

 

 んー…忙しい時に限っていろいろと他のことをしたくなるもので。Amazon PrimeとかBSとかで古い映画をついつい見直しちゃったりね。『電送人間』とか『ガス人間第一号』とか『美女と液体人間』とかね。『ハリーの災難(The Trouble with Harry)』とかもやってましたね。ルビッチ(Ernst Lubitsch)の『街角(The Shop Around the Corner)』、そんなのも観ましたね。では、『美女と液体人間』のサントラから佐藤勝さんの音楽で"キャバレー「ホムラ」"を聴いてください。

 

 

キャバレー「ホムラ」 BGM - 佐藤勝

(from『「美女と液体人間」オリジナルサウンドトラック 』)

 

 

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Mambo Diablo - The Harris-Leigh Woodwinds

(from『Modern Woodwind Expressions』) 

 

 

 1954年の作品で、ハリス-レイ・ウッドウィンズ(The Harris-Leigh Woodwinds)による"Mambo Diablo"でした。イェール大学でクラシックを学んだ若手作曲家・ピアノのアート・ハリス(Art Harris)と、管のミッチ・レイ(Mitch Leigh)によるグループで。木管五重奏をジャズにどう載せるか、というね。クラシックとジャズの融合を試みています。

 

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 次は、ウィラード・ロビソン&ヒズ・ディープ・リヴァー・ミュージック(Willard Robison and His Deep River Music)で"Old Folks"・ウィラード・ロビソンが1938年に作った曲ですね。

 

 

Old Folks - Willard Robison and His Deep River Music

 

 

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 次はジョセフ・マイロウ(Josef Myrow)という作曲家のアルバムから"L'Affaire"という曲を聴いてください。ヴァン・ダイク・パークスVan Dyke Parks)の『Discovery America』やブライアン・ウィルソンBrian Wilson)とのアルバム『Orange Crate Art』の中で数曲アレンジしている編曲家、フレッド・マイロウ(Fred Myrow)のお父さんです。

 

 

L'Affaire - Josef Myrow

 

 

 [*『Orange Crate Art』でFred Myrowがオーケストラアレンジを担当したのは次の2曲。]

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  次は"Quiet Village '67"、テオフィル&バーナード(Theophile & Bernard)です。ブルックリン生まれのローリー・オルガン奏者、テオフィル・ヴェッター(Theophile Vetter)とドラマーのバーナード・スピロ(Bernard Spero)のコンビ。1967年の録音です。

 

 

Quiet Village '67 - Theophile & Bernard

 

 

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 では最後に、ハーブ・マギドソン(Herb Magidson)作詞、アリー・ルーベル(Allie Wrubel)作曲の"Gone with the Wind"、「風と共に去りぬ」。映画とは関係ありません。リチャード・マリノ・オーケストラ(RIchard Marino Orchestra)の演奏でお別れです。ではまた来週。おやすみなさい。

 

 

Gone with the Wind - Richard Marino Orchestra

(from『Out Of This World』) 

 

 

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