2020.06.28 Inter FM「Daisy Holiday!」より
H:細野晴臣です。今週も先週に引き続いて、先日オンラインで放送された久保田麻琴くんとのイベントの模様をお送りします。久保田くんの初期の音源がリマスターでリリースされたことを記念したトークショーからです。
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久保田:なんかね、沖縄に一緒に行ったことありましたよね。20年ぐらい前に。
H:あー、はい。
久保田:そのときに、首里かなんかを歩いてて…この景色を私がハガキに絵を描いて。
H:うん、描いた。
久保田:それ、忘れてたんだけどね(笑)あ、そうだ、と思って。たぶん『サンセット・ギャング』の後に…
H:「ハイサイおじさん情報」が書いてあったね。
久保田:そうです。沖縄になぜか行くことになって。景色もすごいと。それでハガキ書いたりとかしてたんですよ。きっとね。
H:うん。
久保田:でもやっぱり、いちばんのショックは…八重山っていうか西表でしたけど、観光バスに乗ってたらとんでもない曲がかかって。それが喜納昌吉の"ハイサイおじさん"だったんですよね。
H:そう。
久保田:で、これがね…シングルを買ってきておみやげにしたわけですよ。
H:くれたんですよん。んー。
久保田:そうです、そうです。でもね、いろんな人に聴かせたけど誰もウケなくて。
H:ホント?そうか(笑)
久保田:私はもう、ひっくり返るくらいびっくりしたんですけど。
H:いや、僕もすごい興奮してね。
久保田:ですよね。ホンットに見事に…いろんな人に聴かせたと思うんですよ。それこそ長門くん(長門芳郎)とか。憶えてないけど。ウケたのは細野さんだけでした。
H:そうか(笑)
久保田:あとはなんとなくね、鼻で笑われたような記憶がありますね。
H:えー?まぁ、そういう時代かもね。
久保田:まだなんか、みんな…ベイエリア・ファンクだったかどうか知らないけど。まさかそういうところから…あさっての方向からね。そういうインスピレーションがあるっていうのが…
H:いや、びっくりしたよ。僕の目はトリニダッドとかジャマイカに向いてたけど。
久保田:カリプソ?
H:そうそうそう。あるいはラテン全般に。島の音楽とかおもしろいからね。
久保田:はいはいはい。
H:でも沖縄が、まさか…すげぇな、と。チャンプルー?なんだそりゃ?(笑)
久保田:(笑)
H:びっくりしたね。
久保田:それは…『TROPICAL DANDY』ができたタイミングですか?たぶんそうだよね。
H:そうだね。ちょうどそうだ。
久保田:ちょうど作ってたんだな。
H:そういうタイミングだったから余計にそうだったね。
久保田:で、どんどんバンドに細野さんを私が引きずり込んで、というか。
H:うん。
久保田:ハワイに行くんだけど、細野さんも来てくれない?と。
H:それは行くわ。すぐ乗るよ、それは(笑)
久保田:で、プロデュースして…しかも、ドラムいないんだけど、と(笑)
H:いないんだよな(笑)
久保田:なんか、八ヶ岳の小屋みたいなところで合宿した…(笑)
H:やったね(笑)やったやった、憶えてるよ。
久保田:ドラムいないのになんで合宿するんだみたいな話ですけど(笑)
H:(笑)
久保田:細野さんに「ちょっと、なんか叩いて」って言ってバチだけ渡して…ドラムセットもなかったんじゃないかな。
H:ないね。うん。
久保田:で、段ボールか座布団叩いて…学生バンドか、みたいな感じですけど(笑)
H:そうそう(笑)
久保田:でも細野さんが叩くと、バンドがウキウキする。で、私も歌いやすい。
H:おお。
久保田:細野さんのタイミングがめっちゃ歌いやすいんです。
H:なるほど。それはよかった(笑)
久保田:そしたら細野さんは「ホントはドラムになりたかったんだ」、みたいな…(笑)
H:調子に乗っちゃった(笑)
久保田:で、ハワイに旅立つわけですけどね。
H:ね。ドラム叩きに行ったよ。
久保田:そうでした。その頃、関西とかツアーすると、セッションで来てる上手なキーボードプレイヤーがいっぱいいて。
H:うん。
久保田:そのうち国府くん(国府輝幸)っていうのがね、いちばん…
H:おもしろいやつだった。
久保田:まだね、18歳ぐらいだったの。
H:うん、そうそうそう。
久保田:でもなぜかニュー・オーリンズが濃い…すっごい濃いニュー・オーリンズ。なんで?って(笑)
H:なんでなんだろう、あれ。不思議だよ(笑)
久保田:すごい不思議なんだけど(笑)で、声かけたら「あ、行く行く」みたいな。高校は中退して来たのか、知らないけど。
H:すげー印象深い人物だよ。
久保田:ギリギリにパスポートを取って。ビーサンとジーパンで、パスポートを後ろ[ポケット]に入れた姿、憶えてる?
H:ああ。
久保田:それは長さん(長能連)が旅行者でちゃんと用意したのかどうか。
H:あ、長さんね。んー。
久保田:で、みんなで飛行機に乗ってハワイに旅立ちました。
H:そうそう。
久保田:あのアルバム、『ハワイ・チャンプルー』っていうのを録ったわけだからね。
H:ホント。
久保田:で、このジャケットの絵は…実は教会なんですけどね。
H:あ、教会だっけ?(笑)
久保田:中華教会がサウンド・オブ・ハワイ(スタジオ)の後ろっていうか、すぐそばに。
H:あったね。
久保田:そこの絵をコマコ(駒沢裕城)が描いたんですよ。
H:これ、駒沢くん?
久保田:そう。彼も美大ですよね。
H:上手だね。
久保田:絵を描ける人で。
H:なんで今ごろ知ったんだろう(笑)
久保田:描いて、って…私が写真を渡したのかな?それとも現場で写生したのか。憶えてないけど。
H:そう。
久保田:彼が絵を描いてくれて。で、ジャケットデザインを…かなり入り組んだ話になるけど、田中汪臣さん。
H:汪臣。
久保田:ハルオミ・ヒロオミ。
H:そうそうそう。
久保田:オミ・ブラザーが…これをやったんですね。
H:んー、そうだったんだな。
久保田:だから、いろんな…どうしてコマコが夕焼けに入ったかっていうのもあんまり憶えてないんだよね。
H:ぜんぜん憶えてない(笑)
久保田:ムーンライダースだったのかな?はちみつぱいか、その頃はまだ。
H:だったかね?んー。
久保田:なぜはちみつぱいのコマコが…
H:元々は、小坂忠とやってたんだよ。
久保田:フォー・ジョー・ハーフ!
H:フォー・ジョー・ハーフ。うん。
久保田:そうです。
H:で、僕のアルバムにも入ってるし。『HOSONO HOUSE』にもね。
久保田:あー、そうだそうだ。それでコマコ呼んでみようか、ってなったのか。細野さんが連れてきた可能性が…
H:かもね。うん。
久保田:ちょっとかけましょうかね。ちょっと待ってください、いま探します…『ハワイ・チャンプルー』、出てきました。いきます。
H:うん。
久保田:まぁ当然波ですよね(笑)
H:すごいハワイっぽいな(笑)
久保田:これ、イントロだけ聴くとほとんどムード・ミュージックだね。
スティール・ギター・ラグ - 久保田麻琴と夕焼け楽団
(from『ハワイ・チャンプルー』)
H:いいなぁ、海。ぜんぜん行ってないよ、海(笑)
久保田:鮮やかなスウィング・ドラムですよね、細野さん。
H:あー、ドラム、これ僕か。うん。
久保田:楽しそうに叩いてるよね(笑)
H:楽しいよ。んー。
久保田:もうなんか…ぜんぜん違うところに旅立ってた(笑)
H:そうね。もうロック離れっていうか…
久保田:こういう人、あんまりいなかったですよね。ダン・ヒックス(Dan Hicks)が微妙にカントリー・スウィングだったり。
H:そうそうそう。ダン・ヒックスはもう、ぜんぜん変わらないね。ずーっとそうだった。
久保田:たしかに…まぁ、ブルースっぽい人とかね。ライ・クーダー(Ry Cooder)がやっぱりちょっとハワイっぽかったり、メキシコっぽかったり。
H:まぁ似たようなことをやってたけどね。
久保田:でもね、『ハワイ・チャンプルー』の前に初めて私、ライに会ったんです。そういえば。
H:あ、そう?
久保田:うん。[ハワイに]行くんだったらギターが欲しい、っていうので私と井上憲一がL.A.に行って。連絡したら…そのとき2回目だったかな?迎えに来てくれて。
H:へぇ。
久保田:で、楽器屋に連れてってくれて、ウエストウッドの、小っちゃい。で、ケンちゃんはゴールドトップのレス・ポールを…
H:買ったのね、そこで。
久保田:盗まれた(笑)あ、その後ね。しばらくして。すごく良い…P90っていうんだっけ?シングルコイルの[ピックアップ]。
H:うん。
久保田:私は…テレキャスが2本あって。1本は60何年かな…サンバーストのテレキャスがあって。もう1個はローズウッドのテレキャスってわかります?重い…チョコレートみたいな。
H:あー、なんとなくわかる。
久保田:それはイーグルス(The Eagles)っていうか、フライング・ブリットの…
H:フライング・ブリット・ブラザーズ(The Flying Burrito Brothers)?
久保田:の、バーニ・レードン(Bernie Leadon)が弾いてた…っていうか、彼が売ったギター(笑)
H:あ、そう(笑)
久保田:もう、妖気が漂う…音がすごいでかくて。
H:へぇ。
久保田:サンバーストが350ドルで、ローズウッドは重くて500ドルだった。
H:(笑)
久保田:いま考えたら高いの買っておけばよかった(笑)その150ドルの差で…
H:あんまり変わんないよ。
久保田:当時はでも[1ドル]300円時代ですかね?360円ではない。
H:うん。300円ぐらいだったね。
久保田:そんな時代で。
H:買ったんだね、じゃあ。
久保田:2人でギターを1本ずつ買って。で、ハワイに。勇んで。
久保田:そしたら、さっき話にも出ましたけど、2人が衝撃を受けた"ハイサイおじさん"。
H:あー、"ハイサイおじさん"。こんなイントロだっけね。
久保田:これはたぶん、コマコがいきなりこの曲を弾き出した。たぶんエレピを弾いてるのは細野さんですよね。あとで被せた…
H:そうそう。アンビエントだ(笑)
久保田:あ、そうだね。
H:アンビエントなんてまだ無かった時代。
久保田:無かったね。ブライアン・イーノ(Brian Eno)っぽいね。
H:うん。
(from『ハワイ・チャンプルー』)
H:なるほど…ちょっと走ってなかった?僕(笑)
久保田:いやいやいや(笑)この自然な走りがね…というか、最初のチャンプルーズの録音のドラムの感じがすごいよく出てる。
H:あー。
久保田:当山さん(当山安一)っていう…オリジナルのドラマーだったんだけど、彼が独特の、揺れる…縦でも横でもない、タッタタッタ、タッタタッタ…
H:すごいね、そのドラマー。
久保田:でも、ちゃんとそのシングルを聴いて、細野さんがその感じをここでやってるっていうね。
H:あ、当山さんっていうのはチャンプルーズの人ね。そっか(笑)
久保田:そうそうそう!マネージャー兼…昌吉くんの同級生だったのかな?うん。
H:いや、すごいよ。おもしろいよ。録音もよかったんだよね。
久保田:そうだね、オリジナル版の録音もいいですよね。部屋鳴りしてるっていうか。ラジオ局みたいだけど。たぶんそれをね、細野さんが林くん(林立夫)に伝えるときに、「おっちゃんのリズム」って言った、と。
H:そうそうそう。そっから来てるのかな。
久保田:ニュー・オーリンズとかにも共通する…
H:すごい、そこら辺のおもしろい発見の時代だったね。
久保田:ね。脚がちょっと引っかかるような、もつれるようなっていうか。
H:うん。「一拍子」って言ってたね、そういうの。
久保田:言ってた!そう、「なんて言おうか?」言ってましたね。ファンクっていうとあのイメージが強すぎるし。まぁニュー・オーリンズはファンクって言いますけども。
H:うん。
久保田:そしたらある時、ロバート・パーマー(Robert Palmer)っていうね。亡くなったけど。彼もニュー・オーリンズ好きで。
H:そうか。
久保田:楽屋に来て…なんて言ったのかな?「ニュー・オーリンズは、ファンクは何拍子だ?」って。最初の言葉がそれだった(笑)
H:へぇ。
久保田:あの人たちはなんだかそういう人たちが多いね。イギリス人。
H:なるほど。
久保田:で、うーん…ってモゴモゴ言ってたら、トリプレッツだ、と。3連だと。
H:ほうほう。まぁそういう考え方もあるわ。
久保田:ディラン(Bob Dylan)が自分のクロニクルだったかな。伝記の中で…私の記憶だけど。「ミネソタから来たジマーマンがディランになったというのは…黒人のストリートミュージシャン、サキソフォン、ジャズプレイヤーが、3連を教えてくれたんだ」、と。
H:ほほう。
[*ディランの出生名はRobert Allen Zimmerman。]
久保田:それが自分がディランになったきっかけだ、と。そういう風に私は読んでたけどね、その本を。
H:へぇ。
久保田:とにかく「3連」っていう言葉があって。それはたぶん2拍3連なんですよ。
H:まぁ、音楽は全部それで数えられる。うん。
久保田:1-2、1-2がタッタカ・タッタカ・タッタカ・タタカ・タッタカ…というように。
H:アフリカもそうだしね。
久保田:そうだよね。あの…サンバとかね。
H:サンバもそうだね。
久保田:ブラジルのサンバも、チャカスカ・チャカスカって言ってるけど、あれノッてくるとなんだかわからないリズムになる(笑)
H:そうなんだよ、あれが気持ちいいんだよ(笑)
久保田:そっくりなのが、モロッコのグナワ(Gnawa)。
H:グナワはすごい!もうね、取り憑かれたよ。
久保田:鉄のカスタネットをね、叩くんですけど…最初はチャッチャカ・チャッチャカって言ってるんですよね。そのうちなんだかわからないリズムになって。
H:僕はベンディール(Bendir)っていう太鼓をマスターしたんだよね。でも誰かといっしょにできないから、ひとりでいつもやってた。さびしい(笑)
久保田:モロッコの…サハラの楽器か。
H:グノワのリズム。あれも2拍3連なの。
久保田:そうなんだよね。
H:これが入るじゃない?チャッ・ツタッツ・チャッ・ツタッツ…って。
久保田:それが出てくると、グナワの…リラ(Lila)って言ったかな?集会みたいな。除霊みたいな感じですよね。
H:そう。もうトランス・ミュージックっていうかね。うん。
久保田:もう、女の人たちが首を振って…
H:いやー、あれはそうなるよ。リズムは。
久保田:で、ヴェールみたいなのを頭にかけるんですよ。それは…どういうあれなのかわからないけど、そのときの霊によってヴェールの色を変える。黄色だったり青だったり。
H:なるほどね。
久保田:それはブラジルのカンドンブレ(Candomblé)でも同じみたいで。オリシャ(Orixá)とかシャンゴ(Xangó)とか、その神様によって…いまなにが降りてるのか、とか。よくわからないですけどね。
H:ほほう。ブードゥー(Voodoo)ではあまりにもトランスに入り込み過ぎちゃうと、黒い布を被せる。
久保田:そうだ。やっぱりそういう…コントロールというかね、なんかするんでしょうね。
H:毒蛇とかも、被せちゃうとおとなしくなる(笑)
久保田:そうなんだ(笑)かわいくなる、急に。撫でてあげなきゃ…
久保田:あれもそうでしたね、イタリアの南のほうで…タランタとかタランテラ(Tarantella)って言って。
H:へぇ。
久保田:で、それってタランチュラ[の語源]らしいんだよね。
H:毒蛇だ。
久保田:えっと、蜘蛛ね。毒蜘蛛。
H:あ、蜘蛛か。タランチュラ。
久保田:なんかね、タンバリンとかがおみやげで売ってて毒蜘蛛の絵が…(笑)
H:へぇ。
久保田:ちょっともう、観光的になってるの。なんか、毒蜘蛛に噛まれたときにタランテラを…ピチカートだから3連なんですよ。ジャガジャ・ジャガジャ・ジャガジャ…
H:そう。そこら辺がおもしろいよね、音楽って。
久保田:それを治療に…というか、治癒するためになんとか、って言いますよね。
H:んー。
久保田:だからそれがなぜか…"ハイサイおじさん"に伝わったかどうかわかんないけどね(笑)
H:片鱗を。んー。
久保田:で、我々がちょっと毒成分を頂いて『ハワイ・チャンプルー』ができたのか…でもきっと、なんか浮かれてましたよね(笑)
H:そうね(笑)
久保田:細野さんの言葉で言うと、足が何cmか宙に浮いたような…(笑)
H:そう、浮いてた(笑)軽かった、身が。んー。
久保田:まぁ体重もだいぶ細かったですね。
H:そうそう(笑)
久保田:あの頃の写真、ないんだよな。細野さんすっげぇ細かったよな。
H:うん。
久保田:じゃあ、もう1曲ぐらい『チャンプルー』からいきましょうか。
H:はい。
久保田:これも夕焼け楽団時代よくセッションでやってたような…私のフォークの名残がある曲なんですけど。
H:おお。ナイーヴな、ね。
久保田:でも『チャンプルー』ヴァージョンなんで、なんだかよくわからない…あ、国府くんがいるんでニュー・オーリンズっぽい
H:そっか。あ、これね。
サンフランシスコ・ベイ・ブルース - 久保田麻琴と夕焼け楽団
(from『ハワイ・チャンプルー』)
久保田:あの…「ハリーとマック」、これからどこへ行くのか。知りませんが(笑)「Road to…」
H:ホントだよ(笑)またどっか行かないとね。
久保田:どこに行くんでしょうね(笑)
H:どこかな…徳島かな?(笑)
久保田:そうですね(笑)いま徳島のフォークロアのいろいろ…発掘っていうわけじゃないんですけど。ある研究家が…桧瑛司さん、もう亡くなった方ですけど。写真も音もいっぱい残しててくれたんです。
H:ホントに。
久保田:『阿波の遊行』っていうタイトルの…カセットから録った2枚組を出しました。その人は写真もいっぱいキープしてらして。それを今ね、ちょうど本にまとめ上げてるところなんですけどね。
H:んー。
久保田:「Road to Awa」、いいかもしれない。「Road to Shikoku」かもしれないけど。
H:なるほど。
久保田:まぁでも、きっとまた珍道中が…いつかあるのかないのか(笑)まだまだ元気で、細野さんも。
H:うん。まだまだできるでしょう。
久保田:コロにもめげず、どんどん歩いていきますんで…
H:うん。
久保田:ありがとうございました、きょうは長いこと。
H:あ、ホント?じゃあこれで…
久保田:はい。