2021.01.03 Inter FM「Daisy Holiday!」より
手作りデイジー🌼#15
(以下、すべてH:)
はい、みなさん。あけましておめでとうございます。2021年…今年はどうなるんでしょうか。いやホントに…去年から続いてるわけですけど。とにかく、年が明けたということは気持ちが変わりますよね。1月3日というと、わりと周囲の人に誕生日が多いです。たとえば、いつものレギュラーの岡田崇、コシミハル。そして、あのヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks)も3日ですね。あとは誰だ…小堺一機さん。あとは知らないんですけどね(笑)そのくらいしか知らないんですけど。
そういうわけで、今年は丑年ですね。丑年というのは実は日本だけのものなんで…この番組、実はNTSというラジオで海外でも放送してるんですけど。丑年と言ってもわからないでしょうね。まぁそんなことは関係なくかけちゃいますが。では、僕の歌で"Cow Cow Boogie"。
Cow Cow Boogie - 細野晴臣
(from『Heavenly Music』)
はい、"世界は日の出を待っている(The World Is Waiting for the Sunrise)"。きょうはジェフ・ベック(Jeff Beck)のライヴからです。
The World Is Waiting for the Sunrise (feat.Imelda May) - Jeff Beck
(from『Rock 'n' Roll Party: Honornig Les Paul』)
ジェフ・ベックのライヴからで…「レス・ポールに敬意を込めて」というテーマでやってますね。
次はゲイル・ガーネット(Gale Garnett)。1964年のヒット曲、♪"We'll Sing In The Sunshine"~。
We'll Sing In The Sunshine - Gale Garnett
晴れた日の夜は星が瞬きますね。ザ・フリートウッズ(The Fleetwoods)で1960年、"Magic Star"。
Magic Star - The Fleetwoods
きょうが誕生日のヴァン・ダイク・パークスが、盟友のブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)のために作った記念すべき作品ですね。"Orange Crate Art"。
Orange Crate Art - Brian Wilson with Van Dyke Parks
(from『Orange Crate Art』)
ヴァン・ダイク・パークスが1972年に発表した名作、『Discover America』から"Bing Crosby"。
Bing Crosby - Van Dyke Parks
(from『Discover America』)
この"Bing Crosby"という曲は1937年にザ・ライオン(The Lion)というカリプソシンガーが発表したものなんですけど、ハリウッドスターへのあこがれがいっぱい詰まったような…ホント、カリプソっていうのは時々、すばらしいものが出てくるんですよ。目が離せないですね。
その点、ヴァン・ダイク・パークスという人はホントに目の付け所がいいというか。で、そのヴァン・ダイク・パークスが教えてくれたすばらしい音楽家がいるんですけど、その名をウィラード・ロビソン(Willard Robison)と言います。彼はホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)の血縁ではないかという話もあるんですが…それよりも、ヴァン・ダイク・パークスがウィラード・ロビソンの生まれ変わりなんじゃないか、と思うほど質感が似ているんですね。で、曲のタイトルはですね…これがすごい。"The Devil Is Afraid Of Music"という…「悪魔は音楽が怖いんだよ」。
The Devil Is Afraid Of Music - Willard Robison
(from『Deep River Music』)
さて後半はですね…だんだんシリアスになってきますよ。ザ・パースエイジョンズ(The Persuasions)で"When I Paint My Masterpiece"。ボブ・ディラン(Bob Dylan)の曲です。
When I Paint My Masterpiece - The Persuasions
きょう、正月3日最後の曲は1854年にスティーヴン・フォスター(Stephen Foster)が発表した"Hard Times Come Again No More"。これは南北戦争を見越したような…「厳しい時代は二度と来ないでくれ」という、今の時代に作られてもおかしくない曲ですね。イーストマウンテンサウス(Eastmountainsouth)の歌です。
Hard Times - Eastmountainsouth
(from『Eastmountainsouth』)