2019.12.29 Inter FM「Daisy Holiday!」より
H:こんばんは。細野晴臣です。
?:(笑)
H:えー、きょうはゲストのお2人を招いてますが…原田郁子さんと。
原田:こんばんは。
H:角銅真実さん。
角銅:こんばんは。
H:最近は2人で「くくく」っていうのをやってるの?
2人:はい…(笑)
H:…なに?(笑)
原田:細野さんに「くくく」と呼んでもらう…(笑)
H:言いにくいよ、「くくく」(笑)
原田:うれしいです。
角銅:はい。
H:なんか、無声音で言うとおもしろいね。「くくく」。
2人:くくく…
H:それで…いつだっけな、11月の森ミュージアムで、お2人でやって頂いたんだよね。
2人:はい。
[*正確には10月28日。]
H:そのとき僕、行けなくて。残念だったんだけど。
角銅:ぜんぜん、あの…却って大丈夫でした(笑)
H:そうだったの?(笑)
原田:(笑)
角銅:すみません…(笑)
H:いやいや、そのときの音を聴きたくて聴きたくて。ここに音源が届いてるんで、聴けますね。
2人:はい…
H:さっそく聴いていいかな?"銀河鉄道の夜"。
2人:はい…(笑)
H:じゃあ聴きます。
2人:はい。
銀河鉄道の夜 ~Live@細野観光 - くくく
H:おもしろい音だね(笑)
2人:(笑)
H:おもしろい、猫みたい(笑)
2人:(笑)
H:(笑)
2人:(爆笑)
H:やっぱり猫だよ、これ(笑)
H:もうお話ししちゃおうかな(笑)
2人:(笑)
H:このニャーニャーいってるのは?猫がやってるの?(笑)
2人:(笑)
H:これは郁子ちゃんがやってるの?
原田:そうです(笑)
H:で、マリンバは角銅さん?
角銅:はい(笑)
原田:ちょうど「細野観光」を2人で…ちょっと、笑い過ぎて涙が出ちゃう…(笑)
角銅:観に行ったんですよね。
H:あー、ありがとうございます。
原田:で、[Roland]Jupiter-8が置いてあったので[自分のを]持ってきて、ピヨンピヨン…(笑)
角銅:(笑)
原田:ちょっと…いい過ぎてますね…(笑)
H:いやいや、おもしろいよ。なんか、笑える(笑)
原田:はい(笑)
H:みんな笑ってなかった?(笑)
原田:あの…どっちだったかな?ちょっとポカンとしてた…
2人:(笑)
H:練習はしてるの?こういうのって。2人で。
角銅:真剣に…しましたね。
H:あ、したんだ。真剣に。
原田:マリンバがけっこう大きいので、それが弾けるスタジオを…角銅さんが知ってるところに行って。
角銅:うん。
H:あ、そうなんだ。
原田:けっこう…実は練習しました(笑)
角銅:しましたね(笑)
H:いや、こんなに笑える演奏はなかなか無いよね(笑)
角銅:これは、リハーサルのときは「宇宙のおならの音」って言ってました(笑)
原田:(爆笑)
角銅:「銀河鉄道だから、宇宙のおならみたい!」って言って…(笑)
H:なんだそれ…(笑)なんかちょっと、2人が揃うとそうなるわけかね。んー。
原田:そう、なんか…角銅さんと何回かいっしょにライヴをやらせてもらったことがあるんですけど、いつも時間を忘れちゃって。
H:あー。
原田:でも、タイトな場面でいっしょになることもあったりして、ハッて気付くと、もう時間だ!って…
H:入り込んじゃうんだね。
原田:なんか、そうですね。
角銅:ぜんぜん関係無いことが…
原田:始まる。
H:即興で?あー。やっぱり先が読めないんだね。
原田:なんか、2人で…読めないところに入っていく、分け入っていく感じ…(笑)
H:あー。おもしろいよなぁ、そういうの。
原田:おもしろいですね(笑)
H:だから、観てる人はポカンとするわけね(笑)
2人:(笑)
原田:はい、たぶん…心配だったかもしれません(笑)
H:いやいや…あんまり無いじゃない、こういうのって。笑えるのって(笑)
2人:(笑)
原田:これと、細野さんのカヴァーはもう1曲、"福は内 鬼は外"を…最後やらせてもらったんですけど…
H:あ、ホント?それも後で聴いてみていい?
原田:それもおもしろかったよね(笑)
角銅:はい(笑)
H:あ、ホント?(笑)
原田:こういう、なんて言うんだろ…
角銅:手遊びで。
原田:♪アルプス一万尺~、みたいな。小っちゃいときにやってたやつ…(笑)
角銅:マイク1本立てて、漫才スタイルでやりましたね、たしか。
原田:はい、楽しかったです。
H:えーと、普段は、郁子ちゃん、最近はソロが多いんだっけ?
原田:えーと、クラムボンっていうバンドをやってて。
H:うん、クラムボンとおんなじくらいかな?ソロもけっこうやってる?
原田:そうですね、その合間を縫ってひとりとか…あとは、角銅さんみたいに 誰かといっしょにやるという。
H:あー、そっかそっか。あ、コメントありがとう。美術館の…「細野観光」(笑)
原田:とんでもないです(笑)
H:で、角銅さんは…cero?
角銅:あ、そうです。ceroの…
H:レギュラーなんだ。
角銅:いま、はい、パーカッションとコーラスを…
H:あ、そうなんだ。
角銅:演奏してます。
H:そうだったんだな。そっかそっか。
原田:きっと、ご覧になったことがあるかもしれないですね。
H:たぶんね。いっしょになったこともあるしね。
角銅:あ、そうですね。CIRCLEのとき…
H:そうだ。ちゃんと話したことない(笑)
角銅:はい(笑)でも、ライヴ観てました。
H:ホント?
角銅:カッコよかった…
H:いやいやいやいや…
原田:CIRCLE、いつも福岡でやりますけど、細野さんに会えると思うとうれしいよね(笑)
角銅:はい(笑)
H:ホント?(笑)
原田:それは全出演者がそうだと思います(笑)「あ、細野さんのライヴが観れる」っていう…
角銅:うん。
H:ホント?んー、どこがいいのかな…笑えるのかな?
2人:(笑)
H:じゃあ、角銅さんのソロっていうのを…できたばっかり?
角銅:そうです。1/22に出るんですけど…これの…よかったら聴いてください。
H:じゃあちょっと、この中から…いま聴いてもいいですかね?
角銅:はい!どれがいいか…
H:どれがいいかね?
角銅:じゃあ、2曲目がいいです。
H:なんて言う曲?
角銅:えーと、"Lullaby"っていう曲です。
原田:ホントにできたてですよね。
角銅:うん。湯気が出てるかも(笑)
Lullaby - 角銅真実
(from 『oar』)
H:んー、おもしろい。
原田:たのしい(笑)
H:いろんな音が入ってるね。お若いのに(笑)
原田:(笑)
角銅:インドに友達が…これ録音してたときに住んでて、インドの鳥の声とか街の音も入って…バンガロールとか。
H:あー、ホント?なんか懐かしい。僕もそういうの入れたことある。インド行ったことあるから(笑)
角銅:わたし行ったことないんです!
H:あ、そっか。どこに…どこの人?(笑)
角銅:あ、長崎です。
H:長崎?えー。
角銅:インドはいつ行かれたんですか?
H:インドはね…横尾さん(横尾忠則)と行ったのが30ちょっと前だ。29歳…
角銅:あ、その本読みました!そうや!(笑)
H:読んだ?(笑)
原田:思い出した(笑)
角銅:なんか、お腹壊してました?
H:そうそうそう(笑)
2人:(爆笑)
H:みんなそこしか読んでないの?(笑)
角銅:それがすごい…みんなお腹壊すんだ、って。
H:そう。お腹壊しに行ったから…
2人:(笑)
H:ホントに壊したんで…もう、大変な目に遭ったけどね。死にそうになっちゃった。けっこうキツいバイ菌…強いんだよね、バイ菌が(笑)
角銅:そっか。人もバイ菌も強いんですね。
H:強い強い。もう、だから、「銀河のおなら」だよ。
2人:(爆笑)
原田:身体を通り抜けて…くくく…(笑)
角銅:すごい、いま、「銀河のおなら」で繋がりましたね(笑)
H:そう。無理矢理繋げちゃった(笑)
角銅:(笑)
H:なんか、郁子ちゃんのも聴きたいんだけど、どうしよう?なんかある?
原田:そうですか?んー、なんだろう…ソロの曲かな?
H:うん(笑)
原田:"銀河"って曲があるんですけど(笑)
H:"銀河"、聴こうよ。
角銅:大好き。
原田:おなら…(笑)それも、とってもイントロが長いので…ラジオのやつってあるかな…
角銅:魚のおならの音って聴いたことありますか?
H:え、なんの?
角銅:魚のおならの音。
H:知らない(笑)
角銅:なんか、魚もおならをしてるらしくて。
H:するだろうね。
角銅:でも、それが人に聞こえない高周域の「っ!」って音で。「っっっ!」ってみんなおならしてるらしくて。それで会話っていうか、信号を…
H:会話してるの?おならで?見習わなきゃね。
2人:(笑)
角銅:なんかその話がすごい好きで。
H:おなら好きなんだね。
角銅:はい(笑)
H:(笑)
原田:なんか、よだれとかおならとか言ってるね?角銅さん。なんかのよだれって言ってたね。
角銅:あ、「山のよだれ」が川だ、って言ってましたね(笑)
銀河 (Single edit) - 原田郁子 & 忌野清志郎
(from 『銀河』)
H:気持ちいい。
原田:ひさしぶりに聴きました(笑)
角銅:いい曲!
H:いいね。なんか、共通してるね、お2人はね。
角銅:あ、そうですか!
H:聴いてる感じ…すげぇ落ち着くね。
2人:(笑)
原田:うれしいですね(笑)
H:日本にはこういう音楽があるから、いいね。安心。
2人:(笑)
H:また、来年…もうすぐ来年だけど、5月にまたCIRCLEがあるんで。
2人:はい。
H:いっしょね?いっしょにまた…2人で来るのかな?どうすんだろ。
原田:別々?だけど、2人で…
H:なんかやるね。
原田:あ、やりますか?
H:(笑)
角銅:そんなことできるのかな?(笑)勝手にやりますか?小っちゃいステージ作って。
H:ホント?じゃあ僕もそこ行こうかな。
原田:うん(笑)
角銅:じゃあそうしますか?
原田:それは、楽しみです(笑)なんかそういう遊びもできたら…
H:遊びたいよね。遊びは大事だよ。うん。
原田:わぁ、うれしいね。こんなにちゃんと聴いてもらうと…細野さんに(笑)
H:いやー…ちゃんと聴かなきゃと思うんだけど、なかなかね。こうやってラジオやるとちゃんと聴くけどね。んー。あのね…帰ったら、ぜんぶ聴いてみる(笑)
2人:(笑)
H:カヴァーしたくなるよね。これ、"銀河"。
原田:そうですか。こないだ、だから、"銀河鉄道の夜"から"銀河"に続けて…
H:銀河づくしだね。
原田:そうなんです(笑)
角銅:銀河づくし(笑)
原田:「細野観光」だから、やっぱり、いろんなところに行ってみたいなと思って。
H:うんうん。
原田:角銅さんの音楽の中には…それは細野さんにもとっても感じるんですけど、いろんなところに「飛ぶ」…トリップする感じが気持ちよくて。
H:そう言う自分のだってそうじゃない(笑)
原田:(笑)
角銅:そうですよ(笑)
H:すごいいま、トリップしちゃったもん、銀河に(笑)
原田:トリップしたいです、音楽で(笑)
H:えーと…じゃあ、また来てもらおうかな。ね。わりと、月に1回ぐらい来てもらうとね。
2人:(笑)
H:ほんわかするというか…
原田:この部屋は楽しいですね。
角銅:はい(笑)
H:ホント?(笑)えー、じゃあ、まぁ…今年はもう、いろいろあって…ほんっとに疲れちゃったんで。
角銅:あら?(笑)
原田:おつかれさまです!(笑)
H:まぁでも、来年はどうなんだろうな。オリンピックか。オリンピックの頃は僕はオーストラリアに逃げるよ(笑)
原田:(笑)
角銅:へー!オーストラリアのどこに行くんですか?
H:たぶん、メルボルン辺りの…
角銅:あら!
H:まぁ、ライヴやったりするかもしれない。
2人:へぇ、いいなぁ~!
H:(笑)
原田:観たい。
角銅:勝手についてきますか?私たちも(笑)
H:どうぞ(笑)ちょうどね、冬だから。その頃オーストラリアは。
原田:そうか。
角銅:季節が反対なんですね。
H:そうそうそうそう。じゃあね…なんか、のんびりしちゃったね(笑)風邪は大丈夫?なんか、すごい周りで流行ってるけど。
原田:あ、気をつけたいです。
H:気をつけてください。
2人:細野さんも。
H:はい、ありがとうございます。じゃあ、また来年、会いましょうね。
2人:はい。
H:えー、原田郁子さんと、角銅真実さんでした。
2人:ありがとうございました。