2019.04.14 Inter FM「Daisy Holiday!」より
H:こんばんは。細野晴臣です。今夜のDaisy Holidayは、先月26日にTower Records渋谷店で行った長門芳郎さんとのトークイベントの模様をお送りします。お楽しみください。
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H:(チェック、チェック…)
長門:もう1回、盛大な拍手。
(盛大な拍手)
H:どうもありがとう。いらっしゃい。
長門:いやー…こういうシチュエーションっていうのは初めてじゃないですか。
H:初めてだね。
長門:ですよね。付き合いは、お陰さまで…
H:ホント長いね。
長門:47年ぐらい?
H:『HOSONO HOUSE』ぐらいから…その後だね。
長門:『HOSONO HOUSE』の後ぐらい。でも、最初に会ったのは1972年ですから。
H:じゃあ、ほとんどそういう時期だね。
長門:そうですね。はっぴいえんど…僕、[出身が]長崎なんで…
H:長崎に呼ばれて…あれは、どこ?なんか、船に乗って…
H:あ、それは能古島か。
長門:だから、長崎で1972年8月5日に、僕が主催のコンサートをやったんです。
H:そう、そうだ。
長門:そこにはっぴいえんどとか、いとうたかおとか、布谷文夫、矢野誠さん。
H:はいはい。
長門:来て頂いて…翌日かな?コンサート終わった日かな?僕の車で…
H:憶えてます。
長門:はっぴいえんど、2台分乗して能古島まで行く船着き場まで僕が送ったんです。
H:あー、そっか。それで混同してるんだ。僕は。
長門:僕、免許取って3日目だったんです。
H:危ねぇ…(笑)いくつだった?
長門:22歳ですよ、僕。
H:あー、じゃあ…
長門:[細野さんは]3つ違いですから。
H:25歳ぐらいなんだね、僕は。
長門:そうですね。まあ、昔はね、みんな若かったんですけど。
H:うん。
長門:きょう、このステージ、普段はK-POPのアイドルとか、ジャニーズ系のアイドルが踊り跳ねてるんです。
H:踊ってんの?ここで。
長門:踊り跳ねてるんです。
H:僕、踊んなくていいね?
長門:いいです(笑)それで…おそらくですね、最年長出演、というか。
H:まあ、光栄です。
長門:ということで…ここ[5Fイベントスペース]はパイド・パイパー・ハウス(PIED PIPER HOUSE)じゃない。去年まで、そこの端がパイド・パイパーだったの。
H:ここだったんだね。
長門:5Fだったんです。で、今年1月に6Fに移った。
H:はい。さっき寄りました。
『HOCHONO HOUSE』㊗️発売記念㊗️細野晴臣トークショー開始前に6階パイドパイパーハウスを訪れた細野さん。ポスターにサイン入れていただきました。ありがとうございます。
— パイドパイパーハウス (@PiedPiperHouse) 2019年3月27日
いつまでもお元気で🙏 #HarryHosono #LLAP pic.twitter.com/QF2ylSkYLH
長門:で、きょうはなんの話をしましょうかね。
H:いやー、なんの話しようかな(笑)
長門:まあ、『HOCHONO HOUSE』発売記念なんですけど…もう、いろんなところで細野さん語ってるし、記事もいっぱい出てるし。
H:なんかね、SNSのいろんな書き込みを送ってくる人がいて、まとめてね。ぜんぶ読ませてもらってるんだけど、いっぱいあって、もう圧倒されましたけどね。
長門:追っかけきれないですよね。けっこう気になります?Twitterでなんか書かれてないか、とか…
H:あのね、エゴサーチってやらないんですけど、怖くて。すごい怖いよ。
H:やってたね(笑)わかるわ。
長門:でも…絶賛ですよね。
H:まあなんか…貶してくれるよりうれしいよ、ぜんぜん(笑)
長門:そうですよね。それで『HOCHONO HOUSE』の云々、みなさんファンの方はもうぜんぶ読んでると思うんで。
H:うんうん。
長門:きょうは、ここだけの話、というか。
H:ここだけの話ね。
長門:「細野さんと僕」って…
H:うん。個人的な、訊きたいことはあるでしょう。
長門:そうですね。そうだな…僕、レコード屋、また始めたんです。
H:そりゃ知ってるよ(笑)
長門:(笑)
H:だから、パイド・パイパー・ハウスが[南青山の]骨董通りにあったでしょ?あの頃がすごく懐かしいんだよなぁ。
長門:そうですね。1975年オープンで…まあ、元々僕はスタッフだったんですけど、1977年まで細野さんと事務所やってて。
H:そうなんですよ。ちょうど『TROPICAL DANDY』と『泰安洋行』の頃…
H:「三部作」の頃ね、やってくれたんです。
長門:まあ、そういうこともあって、僕はパイド・パイパー・ハウスの店頭に立つようになったんですよ。
H:その後…誰が作ったの?パイド・パイパー。
H:岩永さんね。
長門:立教の後輩ですよね。
H:そうですね。
長門:彼が初代社長で、僕が2代目になって…いや、こんな話でいいのかな?
H:いいんじゃない?
長門:あっという間に時間が経ちますよ。それで…1989年に閉めちゃうんですよね。
H:1989年まで続いたわけね。んー。
長門:で、その間、細野さんとはピチカート・ファイヴの仕事とかね。させて頂いて。
H:そうね。僕は知らなかったんだけど、僕の父親が[パイド・パイパー・ハウスに]買いに行ったっていう話を…
長門:そうですよ。1975年か76年?ある夜…細野さんのお父上がふら~っと店に入ってきてね…なんて言ったかはっきりは憶えてないんですけどね、「細野です」って言ったのかもしれない。
H:ホント?(笑)まあ、そらそうだろうな、おんなじ名字だもん。
長門:(笑)で、「『TROPICAL DANDY』くれ」と。
H:ホントに?聴きたかったのかな。
長門:3枚買いましたからね。だから、お友達にあげたのかも。会社の人とかね。
H:会社の同僚に武部さん(武部聡志)、アレンジャーのね。そのお父さんがいたの。
長門:え!あ、ホントですか!
H:たぶん、僕の父親の上役だったんで、武部くんと会うと[彼は]僕を見下ろすんだよ(笑)
長門:(笑)ホントですか、初めて聞きました。それで、3枚買ってって…「よろしく」とか言ったかもしれません。
H:(笑)
長門:ただ、はっきり憶えてるのはね、アルコール入ってました。
H:だろうね。
長門:ちょっと赤かった、顔が。
H:勇気を出して行ったんだと思う。だって普段はね、ぜんぜんコミュニケーション無いから。どう思ってるのかも知らないし。
長門:うんうん。
H:YMOの頃はさすがにね、応援してくれてはいたの。でも『TROPICAL DANDY』とか、あの頃はね、まったく断絶してた。
長門:ホントですか。だから、気になってたんでしょうね。
H:だからね、ビックリした。その話を聞いて。
長門:で、駅前のレコード屋さんじゃなくてわざわざ…あんな不便なところまで。
H:なんでパイド・パイパー・ハウスを知ってたのかね?
長門:ですよね。誰かに聞いたのかな…それはよく憶えてます。
H:じゃあ、対応してくれたんだ。
長門:もちろん、僕が…
H:ああそう。
長門:あとは…あの頃、パイド・パイパーの喫茶スペースがあってね。
H:あったね。
長門:丸い、大きな切株があって。そこのところに細野さんが座ってりとか。
H:時々行ってましたよ。ええ。
長門:そこに坂本くん(坂本龍一)が来たりとか。あの頃、坂本くんは発売日に…気になるんでしょうね。来たことありますよ。
H:あ、そう?
長門:「売れてる?」みたいな(笑)
H:ホント?(笑)
長門:あとはター坊(大貫妙子)とかね。山下くん(山下達郎)とか。あとはライダース(ムーンライダース)の連中はしょっちゅう来てて。
H:あー。
H:来た?へぇ。うれしい。
CHATTANOOGA CHOO CHOO - 細野晴臣
(from 『TROPICAL DANDY』)
H:それで、『泰安洋行』ができた後に…たぶん、そのカセットかなんかをリヴォン・ヘルム(Levon Helm)に渡したの?
長門:いや、最初僕が[渡したのは]ジョン・セバスチャン(John Sebastian)です。
H:あ、ジョン・セバスチャンに渡したんだ。
長門:ジョン・セバスチャンに「三部作」の最初の2枚を…だから、『泰安洋行』は1976年に渡したんです。
H:『泰安洋行』のアルバムが出回っちゃったんだよな、それで。
長門:うん。セバスチャンが気に入ったでしょ。で、彼は地元ウッドストックでラジオ番組を持ってて、そこでね、細野さんのレコードをかけたんです。
H:かけたんだ。
長門:そしたらリヴォン・ヘルムだとか、みんな…
H:聴いてたのかな?
長門:そう、ファンになって…
H:(笑)
長門:あとは…マリア・マルダー(Maria Muldaur)にも僕はあげたんですよ。あとはジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)とかね。日本に来たときに…「釣りに行く」って言うんでね。エイモス・ギャレット(Amos Garrett)とジェフ・マルダーが。
H:はいはい。
長門:そこに行く途中の車の中で「これをかけてくれ」って言って、細野さんの曲の中から僕が選曲したカセットを桑本くん(桑本正士)に渡したんですよ。カメラマンのね、亡くなった桑本さんに。
H:うん。
長門:渡したその車中で、2人が聴いたわけですよ。
H:あ、そうなんだ。それは知らなかった。
長門:それで、「Harry Hosonoか」、みたいな。一目おかれた、というかね。
H:その後ね、ジェフ・マルダーとマリア・マルダーが来て、青山のCAYで1回やったんだよね。そのとき僕、なぜか知らないが、ビル・ワイマン(Bill Wyman)を連れて、1Fのカフェで座って観てたの(笑)で、みんなビル・ワイマンのこと見ないんだよ。
長門:知らない、わかんないんですよ。
H:ここにビル・ワイマンがいるよー!って言っても、誰も興味を示してくれないの。
長門:影が薄いんです。影が薄くて…あの頃から、名刺に「ビル・ワイマン(ローリング・ストーンズ)」って書いてる(笑)いや、これは噂ね。僕は見てない。
H:(笑)
[*↓気付いてた人。]
長門:で、ビル・ワイマンは[細野さんについて]誰から聞いたかというと、マリア・マルダーから。
H:そうかそうか。で、ビル・ワイマンが「世話しろ」って言うんで、ストーンズが来たときに。楽屋まで行って…清志郎(忌野清志郎)とね、楽屋に行ったっていう話はよくしてるんだけど。
長門:はい。
H:その後…翌日かな。代官山に「サージェント・ペパーズ」っていう焼肉屋があったわけ。
長門:すごいですね(笑)
H:で、僕はなんにも考えずにそこに連れてっちゃったわけ。
H:そしたら、すごい気にしてて(笑)「なんでここにしたんだ?」とか言われて…(笑)
長門:新宿に「ローリング・ストーン」とかありましたよね。
H:あ、そうなんだ(笑)そっち行けばよかった。
番組を聴いているのだけど細野さんに若干の記憶間違いがあるので正しておかなくては、、
— 日笠雅水 (@maaco3) 2019年4月14日
ビル・ワイマンとマリア・マルダーあたりの話し、ここに清志郎さんもからんできて面白い話しなんです、これは私の役目だな。 https://t.co/eBjScJETb8
ストーンズとして初来日した時、細野さんとビル・ワイマンと黒人のSP2人と日本人女性の通訳と私の6人で代官山のサージェントペッパーズって焼肉屋さんで食事したんです、ビルが細野さんに会いたいと連絡してきて、支払いは細野さん、あんな大金持ちに、しかも食欲旺盛なSP2人の分も😂
— 日笠雅水 (@maaco3) 2019年4月14日
サージェントペッパーズは細野さんが店名を慮ることなく予約、当日現場で「よりによってこんな名前のお店に!ヤバイ!」って言ってるところにビルがやって来て、ニヒルな感じの笑みを浮かべ「君たちがロンドンに来た時には僕のスティッキーフィンガーズって店に招待するよ」と言ったのでありました。
— 日笠雅水 (@maaco3) 2019年4月14日
H:その次の日かな、CAYにジェフ・マルダーとマリア・マルダー来るよ、と。そしたら「行こう」って言うんだよね。「[彼らは]友達だ」と。
長門:あー。
H:で、翌日行って。終わった後、控室に行って。ビル・ワイマンとね。そしたらビル・ワイマンが椅子に座って僕が立ってたら、向こうのほうからマリア・マルダーが駆けて来たの。
長門:(笑)
H:ダァーって駆けてきてハグするんだよ。
長門:細野さんを?
H:そうそう(笑)「アンタがRoochoo Gumbo Manね!」って言われたんだよ。
長門:(笑)そうなんですよ、一時期ジェフ・マルダーが"Roochoo Gumbo"を向こうでレコーディングする、っていう話もあったんですよね。
H:なんかね、麻田浩さんから英語の訳を頼まれて。書いたんだけど、訳がひどかったらしくて、その後立ち消えになったっていう(笑)
長門:そうそう、エリック・クラプトン(Eric Clapton)はビル・ワイマンから[細野さんのことを]教えてもらったみたいですね。
H:エリック・クラプトンまでいったんだ。それは知らない、初めて聞いた。
長門:だから、クラプトンが日本に…80年代かな、来たときに、レコード屋で細野さんのレコードを探してたっていう…
H:ホントに?(笑)
長門:未確認情報ですけど…(笑)だから、けっこうそういう風に広がった感じはありますね。
H:だから、ぜんぶの元は長門くん…(笑)
長門:「日本にHarry Hosonoあり」っていうね。
H:まあ、一部でね。ウッドストック辺りでは。
Roochoo Gumbo - 細野晴臣
(from 『泰安洋行』)
長門:最近またすごいじゃないですか。世界各国で。
H:これは、なんだかわかんないんだけど…
長門:これはね…まあソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の映画(『Lost In Translation』)もありますし。
H:あれはあれでね、アメリカ行ったときに若者が…(客席を見ながら)大体こういう世代の…若いかな?(笑)若者が来て歌ってくれるんだよね、"風をあつめて"。街の中でね。ストリートでね。
長門:や、でもね。僕、連日パイドの店頭にいて、海外のお客さんたくさん来るんですよ。
H:いまも?
長門:いまも来ます。それで、はっぴいえんどを買いますよね。『風街ろまん』。それから『泰安洋行』。細野さんを探しに来るんです。外国の人が。
H:ホント?
長門:ジェイソン・フォークナー(Jason Falkner)って知ってます?いまはベック(Beck)のバックとかやってます。彼もね、来ましたね。2年ぐらい前に。
H:ああそう。
長門:ちょうど『泰安洋行』の発売日、40何周年のときにね。『泰安洋行』買って、『風街ろまん』も買っていきましたよ。
H:ホントに。
長門:あとね、いろんな国の人…ヨーロッパから、南米から、「Hosonoあるか?」と。
H:ホント?(笑)
長門:いや、ホントですよ。ベックも2回ぐらい来ましたかね。
H:あ、そうなの。それは初めて聞いた。
長門:とにかくね、細野さんでしょ?あとね、佐藤博さんの『awakening』。
H:あー、はいはい。
長門:これもよくね、売れますね。海外の人に。あと山下くんの『FOR YOU』とかね。
H:なるほどね。
H:シティ・ポップね。だから、最近のそういう…だんだんわかってきたけど、やっぱり、この時代ならではだね。
長門:うん。
H:昔は考えられないよ。その時代の空気があるから…だいたい、インターネットが無いからね。
長門:でもおもしろいのが…細野さんのトロピカル時代?「三部作」の時代。その前の『HOSONO HOUSE』。それから、アンビエント時代。YMO。この辺、いろんなファンがいるんですよね。
H:だろうね(笑)みんな若いよね。
長門:若いです。海外の人も、日本のミュージシャンの人も、普通の方も、求めてきますね。70年代の音楽。
H:うんうん。
長門:そういえば細野さん、昔レコード店の店長やってましたね。
H:いや、知らない、そんなの(笑)
長門:テンガロンハットかぶって…
H:それ『ノルウェイの森』じゃない(笑)観てないんだよ。
長門:あ、観てないんですか?
H:自分の映画観てない。『居酒屋兆次』、こないだ初めて観た(笑)
長門:ウソ?(笑)え、DVDとかで…
H:DVD、一応持ってるんだけど…なかなか観ないね。
H:なんか、スローモーションでしょ?すごいそれがイヤで。
長門:いやいや…でも、あれって…テンガロンハットかぶったレコード店の店長もめずらしいんですけど、[お店の]壁に、ね。
H:そう。
長門:ローラ・ニーロ(Laura Nyro)からツェッペリン(Led Zeppelin)…
H:エイプリル・フール(Apryl Fool)もあったでしょ。
H:あれは監督(トラン・アン・ユン, Trần Anh Hùng)がね…マレーシアの人かな?やけに詳しいんでね。
[*ベトナムの方です。]
長門:うん。
H:だから、僕も呼ばれたし、幸宏(高橋幸宏)も出てるんですよね。
長門:出てましたね。
H:なんでそんなに詳しいのかは知らないよ。
長門:でも一応、時代考証的には合ってるんですよね、エイプリル・フールで。はっぴいえんどは無かったような気がするな。えー、ぜひ観てください。細野さんのレコード店店長(笑)
Like A Family - 細野晴臣
(from 『万引き家族「オリジナル・サウンドトラック」』)
長門:最初に言うべきでしたね、日本アカデミー賞。最優秀音楽賞。
(拍手)
H:ありがとうございます。
長門:それから…アジア・フィルムアワード(Asian Film Award)、最優秀音楽賞。
(拍手)
H:あ、どうも…(笑)あれはビックリした。いや、どっちも準備してなかったんだけど、スピーチとか。突然言われたんで、咄嗟に英語でしゃべっちゃったんだよね。めちゃくちゃ。
長門:え、それはアジア…香港かなんかで?
H:そう、香港で。
長門:あー、ホントですか。
H:なんかもう…で、その前にね、プレゼンターやったんですけど。キム・ジェジュン(Kim Jae Joong)っていう、韓国ポップのアイドルっていうか…よくわかんないんだよ。
長門:あー。
H:で、原稿渡されて、日本語書いてあって、それを読んだんだよ。で、紹介したの。そしたらそれが話題になっちゃってて。「よくやってくれた!」みたいな。
長門:写真は見ました。
H:ジェジュンファンがね、喜んでるっていうか。
香港にて開催のアジア・フィルム・アワード🇨🇳🏆#万引き家族 で🎼音楽賞ノミネートの #細野晴臣 さんが、アジア新人賞を受賞した #ジェジュン さんのプレゼンターとして登壇されました❗️#asianfilmawards pic.twitter.com/vZD5rSLrza
— 映画『万引き家族』公式 (@manbikikazoku) 2019年3月17日
長門:あとあれですよね、日本アカデミー…慶一(鈴木慶一)から受け取るっていうのが、なんか…
H:もう、それがね…楽しかったね。
長門:ね。あれはなんか、感慨深いですよね。たぶん、お互いにね。慶一もそうだし。
H:そうそうそう。だから…あれを貰ったら来年、渡さなきゃいけないんだよ。立場として。
長門:次、誰だろう?
H:慶一だったりするとおもしろいなぁ、と思って(笑)
長門:あー、またね。
H:ずーっと同じことをやり取りして…(笑)
長門:いいっすね、それ。
H:いいでしょ?
長門:坂本だったりして。
H:まあ、それでもいいよ。渡したくない人もいるけどね。
長門:(笑)
細野晴臣が「万引き家族」で最優秀音楽賞を受賞しました。万引き家族チームのみなさま、ありがとうございました❣️プレゼンターの鈴木慶一さんにも感謝です。
— 細野晴臣_info (@hosonoharuomi_) 2019年3月2日
https://t.co/qTXee2vTeB pic.twitter.com/Vrt0dKCOCC
長門:あ、来月あれですね。N.Y.とL.A.で…
H:(ため息)…気が重いんですよ。
長門:僕ね、L.A.の会場は知らないんですけど、N.Y.のグラマシー劇場(Gramercy Theatre)。あそこ、いいですよ。渋いですよ。
H:外見だけ見たんだけど、よかったですね。
長門:1930年代に、元々映画館として…
H:映画館っぽかったね。ああいう小屋が東京にあればいいんだけどね。
長門:で、昨日ね、座席数を調べたのね。499席。なんで500にしなかったのかな。
H:(笑)
長門:そこ、2回満杯でしょ?
H:そう。2日やります。
長門:グラマシー・パーク、朝、散歩行くといいですよ。
H:あ、ホント?
長門:ジョン・セバスチャン、観にくるかもしれない。
H:来るかな?んー。
長門:来たらゲストに入れてもらえますかね?(笑)
H:いや、もちろん出てほしいけどね。紹介はもちろんしたいし。
長門:昔、YMOでアーヴィング・プラザ(Irving Plaza)でやったことあると思うんですけど。
H:…どこだっけな?
長門:N.Y.の。
H:うん。やったっけ?
長門:そこにもジョン・セバスチャン、行ったみたいですね。
H:え、それは会ってないかな…
長門:そのとき会ってないですかね?あと、ドクター・ジョンがL.A.の、最初のYMOのツアー…中華レストランみたいなところで…
H:ああ、はい。
H:来てたみたいね。会ったかな?
長門:あの前に僕、ドクター・ジョンに「トロピカル三部作」渡してたから、彼は細野さんを観に行ったら、ピアノかなんかでセッションできるんじゃないか、と。
H:おお?
長門:そういうつもりで行ったみたいですよ。そしたら、テクノだった。
H:(笑)かわいそうに…
長門:いやいや…途中で帰ったかもしれないですね。
H:まあね…先生だよ、僕にとっては。ドクター・ジョン。
長門:それから、ヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks)ね。
H:L.A.はヴァン・ダイク・パークス、来るよ。
長門:あー、行くでしょうね。
H:こわいよー。
長門:そうね…
H:先生たち、来ちゃうよ。
長門:いやいや…でも、楽しみですね。
H:どうしたらいいか、今度相談させて。
長門:ヴァン・ダイクはね…曲者ですからね。
H:ね。曲者…
長門:えー、ということでね。そろそろ時間なんですけど…最年長トークゲストの、細野晴臣さん。
H:はい。どうもありがとうございました、わざわざ。
(拍手)
(拍手)
ろっか・ばい・まい・べいびい - 細野晴臣
(from 『HOSONO HOUSE』)