2019.12.08 Inter FM「Daisy Holiday!」より
(H:あ、これか…[収録]回ってんの?)
(スタッフ:ちょっとお声頂けますか?レベルを…)
(H:はい。チェックチェック、ワンツー。)
(伊賀:あ、あ…)
(スタッフ:伊賀さんはいいです。)
(高田:(爆笑))
(H:(笑))
○●○●○●○●○●♪Back Bay Shuffle○●○●○●○●○●○
H:こんばんは。細野晴臣です。えー、実はいま11/25月曜日の午後3時過ぎで、まだ昼間ですけど、都内のスタジオに…11/30と12/1にある、国際フォーラムで行われるコンサートのリハをやってます。ここにメンバーが集まっていますので…ここからはおなじみ、伊賀航ショウに切り替えてもらってですね、伊賀くんに仕切ってもらいます。どうぞ!
伊賀:伊賀航ショウ!
H:(笑)
伊賀:[台本に]書いてあったので…
高田:(笑)
H:まあね(笑)
伊賀:読ませて頂きました。
@*&@*&@*&(ジングル)@*&@*&@*&
∽∽∽∽(♪伊賀航ショウの前テーマ)∽∽∽∽
伊賀:こんばんは、伊賀航です。変わらずベースを弾いています。さて、いま細野さんが仰ったように、きょうは東京国際フォーラムで行われるコンサートのリハーサルのために、いつのも…いつものメンバーが…(笑)
H:「いつのも」(笑)
伊賀:いつものメンバーが、集まっているわけですが!全員で集まるのはあのアメリカツアー以来?
H:んー、そうだよ。
伊賀:ね。半年…
H:もう半年経っちゃったね。早いね。
伊賀:あっという間ですね。あ、みなさん元気ですか?
高田:(笑)
大地:元気でーす。
伊賀:声が無かったんで心配になりましたよ。
大地:いや、いまの伊賀さんの声を聞いてみんな元気になってる感じで…(笑)
伊賀:…。
H:え、元気無くなっちゃった?
高田:(笑)
伊賀:すみません…(笑)元気…元気ですか?
高田:元気です。
伊賀:よかった。
高田:心配してたの?(笑)
伊賀:心配して、不安になってて、いま…
H:伊賀くんは元気なの?
伊賀:僕はそんなに元気無いですね(笑)
H:無いのか。
伊賀:無いですけども、みんなの元気をもらいながら…
H:無いよみんな、元気。あげられないよ(笑)
高田:(笑)
伊賀:無いんですか(笑)卓史くん、元気ですか?
卓史:元気ですよ。
伊賀:安心しました。
H:よかったよかった。
伊賀:えー、まずはですね、伊賀さん…
H:自分じゃん、伊賀さん(笑)
高田:書いてあると全部読むよね(笑)
伊賀:アメリカにですね、みんなで行ってきまして。半年ぐらい前に。
高田:いまその話したよね?(笑)
伊賀:あ、ご存知のように…(笑)で、それを自分が…アメリカでのエピソードを披露してくれ、ということなんですが…えーと…なんかありますか?あ、俺?
一同:(笑)
伊賀:自分の話でした(笑)じゃあですね、みんなにちょっと選んでもらうんですけど、ニュー・ヨーク編とロサンゼルス編、どっちがいいですか?
高田:どっちかなぁ…
大地:どっちがおもしろかったかなぁ…
高田:やっぱり、ロスのほうがおもしろいんじゃないの?
伊賀:ロサンゼルス。
高田:ニュー・ヨークもおもしろいけどね。
伊賀:ロサンゼルス、3票。
H:…どっちでもいい(笑)
一同:(笑)
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伊賀:えー…ちょっとロサンゼルスのお話を…
大地:お願いします。
伊賀:これ、でも、長くなってしまってちょっと申し訳ないところですけど、お話します。えーと、ロサンゼルスで、何日間か滞在したんですが。あのー、最終日…あ、ライヴの日だ。ライヴの日にお土産を買おうと思って、ホテルからひとりで…珍しく外出しました。で、いくつかGoogleマップでお土産屋を見つけておいて、歩いてったんですけども。なんか、お店入ったんですけど、あんまり自分が欲しいようなお土産が無くって。で、フラフラ歩いてたら、なんか、ホテルの近くなんですけど…初夏にロサンゼルスではすごい綺麗な花が咲くんですよ。それがハカランダ(Jacaranda)って言って、街中で咲いてるんですよ。
H:あー、あったあった。白い花ね。
伊賀:あのね、薄紫色なんですよ。
H:あ、そうか。薄紫だっけ。
伊賀:それがずーっと咲いてて。で、僕、着いたときからめっちゃ気になってて。みんなに言ってるんですけど、みんなはぜんぜん興味ないんですよ(笑)
高田:いや、そんなことはないけど…(笑)なんで[伊賀くんが]そんなにハカランダの花がきれいだきれいだ、っていうのかがずっとわかんなかったんだよね。
大地:ね、いままでそんなに伊賀さん…
高田:伊賀くんが花のこと言ったことないじゃない、いままでさ…(笑)もう会って15年以上経つけど。
伊賀:逆言ったら、だからみんなが驚くべきなんです。そこで反応しなきゃダメじゃん。
一同:(笑)
大地:あー、急にどうしたの?っていう…
高田:んー。でもずーっと言ってたよね、たしかにね。
伊賀:空港に着いたときから僕、もう…高速道路乗ったら…
H:おお。おんなじだよ、僕も。仲間。
伊賀:あ、ホントですか?気になってました?あの花なんだろうって。
H:そう。だから訊いたんだよ、アメリカの人に。
伊賀:おんなじです!僕は漣くんとかに、あの花なんだろうね、って…
H:漣くんが知ってるわけないじゃない(笑)
伊賀:まったくね、返答が無いんですよ(笑)
高田:花にはそんなに興味を持ったことが…(笑)
伊賀:そう。だから僕はインターネットですぐに…
H:お、すごいね。
伊賀:「ロサンゼルス 紫 花」って入れたら…
大地:(笑)
伊賀:「ジャカランダ」って書いてあったんですよね。
H:そうだよね。ジャカランダ。なんて読むの?
高田:ハカランダ。
伊賀:漣くんはハカランダって言うから、あ、そうなんだ、って思って。まぁ、ちょっと長くなってしまいましたけど。すいません。
H:んー、長い(笑)
伊賀:(笑)
伊賀:すいません、3日分いきます。えーと、ハカランダが咲いてるところを見つけたんですよ。ホテルの周りで。
高田:うんうん。
伊賀:で、とぼとぼ歩いてってたら、いままでハカランダを見た中でいちばんきれいに咲いてて。いちばん大きな花だったんですよ。これちょっとすっごいな、と思って。近寄ってったんですよ。そしたら、甘いにおいがしてて。で、すごい良いにおいだなぁ、と思って、とぼとぼとぼとぼ歩いてって。並木になってたんで、そっちのほうに進んで行って。で、しばらくして気付いたら、なんか、街が…テントとか、ビニールでできた家とか、そういうのが並んでるなぁ、っていうのが見えたんですね。
H:(笑)
高田:そのときは花しか見てなかったんだよね?(笑)
大地:なるほど…
伊賀:気付いたら…足元を見たら、テントとビニールの建物が並んでて。あれ、おっかしいなぁ、と思って。街が荒れてるっていうか、ちょっと汚れてるんですね。で、これなんか違うな、と思って、引き返そうと思ったら、ちょうど信号が赤になっちゃったんですよ。戻ろうと思ったけど、止まってたんですよ、信号に。そしたら…脇を見たら、後ろのほうから人が近づいて来てて。外人が。
H:外人…(笑)
高田:伊賀くんが外人だよ!(笑)
伊賀:白人の方が…(笑)近づいてきてらっしゃってて。そんで、うわ、なんかこっちに来てる…と思って、もうちょっと近寄ってきたら、なんか言ってるんですよ。
H:んー。
伊賀:でも僕、皆さんご存知だと思うんですけど、英語とかまったくダメで。
高田:(笑)
伊賀:なに言ってるかぜんぜんわからないんで、無視してたんですね。そしたらどんどんどんどん近寄って来て。フッ、って見たら、その人が裸で。裸の上に毛皮来てるんですよ。
卓史:毛皮…(笑)
伊賀:裸の上に毛皮着た人が俺の横のほうに来て…うわ、怖いけど[信号が]赤だし、ぜんぜん赤が変わらなくて待ってたら、ホントに僕の横に来て、ピタッと寄ってきて。なんか言ってて。ほんで、もう、なんにもわかんないから、怖くて怖くてしょうがないんだけど…そこでじっとして話をしてるのも怖かったんですけど、もう怖くて…
高田:(笑)
伊賀:いま、そのときのことを思い出してます(笑)
高田:怖さをいま思い出してるの?(笑)
伊賀:で、もう耐えられなくなって、信号赤だったんですけど、「No!」って言って、走りだして…
一同:(笑)
伊賀:Noしか言えなかったです。
H:ホントは、あれだよ、「花がきれいだよね」とか言ってたんじゃないの?(笑)
高田:言ってたかもしれない…(笑)
伊賀:あの、よく考えてみると、けっこうフレンドリー?
H:なんだよ、そうだったんだよ(笑)
大地:脅してる感じじゃないんだ。
高田:でも、伊賀くんが入ったそのエリアっていうのがさ、あれだよね…
H:どこなんだ、それは。
高田:スキッド・ロー(Skid Row)っていう、いちばん言っちゃいけないって言われてる…
H:あ、そんなとこ行ったんだ。
伊賀:そうなんですよ。ほんっとに危険地域の…「世界の危険地域No.5」みたいところに入ってくるような…(笑)
H:あ、そんなに危険なの?そこ。へぇ。
高田:で、普通の人だったらたぶん、わかると思います。明らかに急に景色が変わるんで。伊賀くんたぶん、花しか見てない…(笑)
卓史:よっぽど花が…(笑)ホテルのね、2ブロック先だ、って言ってて。1ブロック行った時点でちょっともう、変わり始めるんですよ。
伊賀:そうなんですよ…
Flowers - Tin Pan
(from 『Tin Pan』)
高田:あと伊賀くんさ、そもそもその前の2日間…オフの間にさ、俺ら散々お土産買いに行ってたんだけどさ、その間に一切買わなかったのに、なんでライヴの当日に慌ててお土産買ってるのよ(笑)
伊賀:買わなきゃ、と思って…火がついたんだね(笑)
H:なにが買いたかったの?
伊賀:いや、なんか、みんなに配る用のシールとか…
高田:シール!(笑)
大地:(笑)
伊賀:あるじゃないですか、シール。キーホルダーとか…(笑)
高田:そういうのは無かったね…(笑)あー、それは悪いことしたね…(笑)シール売ってるところは行かなかったなぁ。
H:それは安いな、それはな(笑)
伊賀:オスカー像の磁石で出来たやつとか…(笑)
高田:(笑)
卓史:それ、空港にも売ってると思いますよ(笑)
一同:(笑)
伊賀:まぁまぁまぁ、そんなことがあって。そこから急いで逃げようと思って。
H:なるほどね。
伊賀:まぁ、そこから続きがありまして。
高田:そうだよね!(笑)
伊賀:その後、赤[信号]のところを…あ、赤が変わらないから青のほうに進んだんですよ。
H:まじめだね(笑)
高田:(爆笑)
伊賀:そしたら、スキッド・ローのどんどんどんどん奥のほうに入って行って…(笑)
高田:(笑)
伊賀:もう、みるみるテントもバラックも増えてくるんですよ。で、なんか背の高い黒人の人が鍋洗ってたりとか…もう小走りでそこを通過して。くるくるってUターンして、また小走りで、急いで逃げてきました(笑)
大地:この話、アメリカから帰ってきて[顔を合わせると]必ず出る話で、もう月に1回ぐらい聞いてる…それでもおもしろいんですよ(笑)
高田:もう6回ぐらい聞いてる(笑)
H:初めて聞いた(笑)
伊賀:あの、恵比寿ガーデンホールで細野さんの…細野さんを歌うコンサート。
H:大変だったよね、あれ。うん。
伊賀:あのときに幸宏さん(高橋幸宏)がいらっしゃってて。幸宏さんにその話をしたらめっちゃウケてました(笑)
H:(笑)
大地:楽屋で話してましたね(笑)
伊賀:だから、何回もしてますよね、この話(笑)
高田:伊賀くん、あれでしょ?そのすごい気に入ったハカランダの花はさ、旧山手通りにも咲いてたんでしょ?(笑)
H:ホントに?(笑)
伊賀:帰国してすぐに、旧山手を車で走ってたら、TSUTAYAの前に…(笑)
高田:ハリウッド・ランチ・マーケットの前に…(笑)
H:あ、そうなんだ。
伊賀:おんなじ花が、あれ!って…あるじゃん日本に…(笑)ってことでした。
H:オチがついた。
伊賀:ご拝聴ありがとうございました。
◎●○◎●◎○●(ジングル)●○◎●◎○●◎
伊賀:えーと…それでは、みなさんはいかがでしたか?アメリカの印象は。大地くん、どうでした?
大地:アメリカの印象…自分も初めてだったんですね、アメリカ行ったのは。
H:そうだったの?
大地:はい。ドラムが生まれた国ですから、楽しみでしょうがなくて。もう、ニュー・ヨークの日はあこがれのドラムショップに、伊賀さん、漣さん、付き合ってもらって行って。ライヴ観に行ったり…楽しかったですね。ただ、いちばん印象的というか…こんなに時差ボケなるんだ、自分、っていうぐらい食らいましたね。いままでは時差ボケ、ヨーロッパ行ってもぜんぜんなかったんで自信があったんですけど、時差ボケしないのは漣さんだけでしたね。
高田:うん。
H:そうだよね。
大地:それがなんか、いちばん印象と言うか…
伊賀:あ、時差ボケが印象的?
H:つらかったよね。
大地:つらかったです。あ、これか!と思って。
高田:卓史くんもけっこうあれだったよね?
卓史:そうですね。僕、もう、時差ボケしたまま帰国しましたね。
高田:そうだよね(笑)
卓史:ずっと眠くて、日本帰ったらピッタリ…(笑)
高田:それはけっこういいよ(笑)時差ボケひどい人は最後、日本に戻ったときにまたさらにおかしくなって…
卓史:そうですよね、ヘンになって…
H:そうだよ。帰ってきてからひどかった。
大地:細野さんはウチらより前も後ろも長く滞在されたから余計に…
H:なんかね、ニュー・ヨークからロサンゼルスに来た時点でもう時差ボケだよ。
高田:あー、[時差が]3時間あればけっこう来ますよね。
H:国内…アメリカが広い!日本は狭くて良い!
一同:(笑)
伊賀:そうですよね、飛行機で5,6時間かかって…
高田:たしかにたしかに…
伊賀:(いいですか?)…漣くん。
高田:ん?
伊賀:漣くんは、アメリカの印象は…あ、行ったことあるんだよね。
高田:そう。20歳ぐらいのときにしばらく居たことがあって。僕は西海岸にいたんだけど、そのときの印象は…とにかくごはんが美味しくない、というイメージがすごく強くて。
H:うん(笑)
高田:ニュー・ヨークは美味しいかもしれない、って言われてたけど。今回行ったら意外とどこ行ってもごはんが美味しくて、なんかビックリしたっていうか。その代わり、値段もすっごい高くなってたけど。
伊賀:高かったね。
高田:もう、ニュー・ヨークの朝食とかね。まぁ美味しいんだけど、たっかいなぁ、と思って。
大地:2千円ぐらいかかった…
高田:ね。大地くんと2人でドラム屋さんに行って、帰りにミネラルウォーターとか買ったら、普通に400円、500円してね。日本だと100円ぐらいで買えるようなものが…やっぱりだいぶ物価が高いんだな、と。すごいビックリしましたね。
伊賀:ですよねぇ…
高田:…なに?いまの(笑)
伊賀:すいません…(笑)細野さんは、印象…
H:僕?
伊賀:でも、よく行かれてますかね?細野さんは。
H:まぁ、そんなに頻繁じゃないけど。
伊賀:何年ぶりですか?
H:何年ぶりだろう…あ、でもね、2,3年ぶりだよ。YMOでコンサートやったり、ヨーコさん(オノ・ヨーコ)手伝ったり。
伊賀:あー、そうかそうか…そのときと印象的には…?
H:別にそんなに…ないよ(笑)
伊賀:(笑)
H:あ、でもたしかにね、ごはんは美味しかったね。
高田:美味しかったですね。
H:はっぴいえんどのときに初めて行ったんだよ。1972, 73年だよね。
高田:はいはいはい…
H:もう、ホンットにまずくてまずくて…(笑)で、4人でね、「あ、あそこに美味しそうな中華屋がある」と思って。ロサンゼルスでね。立派な建物なの。老舗みたいな。
伊賀:はい。
H:ここならいいだろう!って入って行ったら、客が誰もいないのね(笑)
高田:(爆笑)
H:で、みんなお金が無いから、麺つゆ…つゆ麺、つゆそば?なんて言うの?頼んだの。4人で1個ずつ(笑)そしたら、なんかね…ぬるま湯にメリケン粉を入れて茹でたような麺が入ってて(笑)ぬるいの。で、味が無いの。お湯なんだよ。お風呂に浸けた麺みたいな…(笑)
一同:(笑)
H:残しちゃったもんなぁ…で、結局美味しかったのは、その当時はデニーズばっかり行ってたね(笑)日本にまだないから。
高田:あー…
伊賀:ダイナーみたいな…
H:ダイナー。でもね、ヘルズ・エンジェルスの名残みたいな連中がいっぱいいてね。たむろしてるから、端っこの目立たないほうに行って。で、ハッシュドブラウンばっかり食べてたね。
伊賀:それは美味しかったんですか?
H:それは美味しいんだよ。あとはパンケーキだな。そればっかり。
伊賀:アメリカですねぇ…
H:うん。
(from 『HAPPY END』)
H:まぁでもね、昔のほうがおもしろかったよ。安旅行だから、モーテルに泊まったんだよ。はっぴいえんどで。そしたらそこの1階にもダイナーがあって。ハンバーグが美味しいんだよ。いまはああいうダイナーが無くなっちゃったからね、アメリカから。どんどん。そしてそのモーテルは…なんて言ったらいいんだろう、いま。なんて言ったらいいのかわからなくなっちゃったけど、まぁ言うけどね(笑)オカマの娼婦のたまり場なの。
高田:へぇ…
H:しかも黒人たちなの。きれいなんだよ?でも、オカマ同士の、女の男が、取っ組み合いのケンカしだしたりね(笑)映画みたい(笑)すごかったなぁ…そんなような旅で、昔のほうがおもしろかった。
伊賀:もう、日本人は細野さんたちぐらいしかいない…
H:もうね、日本人とは思われないもん。「どこの居留地から来たんだ?」みたいな。ネイティヴ・アメリカンだと思われたり(笑)中国人かと思われたりね。で、サン・フランシスコに寄ったら、そこは日本人だってわかったみたい。日本人が多いのかね?
高田:そうですね。うん。
H:で、土地のおばちゃんに道を訊かれたりして(笑)
一同:(笑)
伊賀:地元の…(笑)
H:だから、こないだ行った旅は東京に近いよね。世界中、ぜんぶ。
高田:そうですね、どこ行っても…
H:味もみんな美味しくなってるし。
伊賀:差が無くなってきてるんですね。
H:うんうん。でも僕はニュー・ヨークのホテルの朝食が大好きで。気に入っちゃって。納豆に海苔に…
一同:(笑)
高田:そうだったんですね(笑)
H:あとシャケに…(笑)日本より美味しかったんだよ。
伊賀:僕らは無かったですね、それは(笑)
H:違うホテルだもんね。だから、いつもいっしょに行こうとしことは無いね(笑)
高田:そうですね。途中で、でも、映画(『NO SMOKING』)の撮影の流れで行ったりはしたけど。
H:あ、そうだね。うん。
伊賀:行きましたね。
大地:ホットドッグを食いに…
H:あー、ホットドッグ美味しかったよなぁ…
高田:あれは発祥のところなんですか?
H:そうそう。コニー・アイランド2軒が始めて、そのうちの1軒なんだよ。すごい歴史的な…
高田:なんか、マスタードとケチャップを自分で入れるシステムが向こうっぽいですよね。
H:そうだね。で、街のホットドッグサンドがまずいんだよ。
高田:あー、そうなんですか。
H:まぁ、そこら辺はちゃんと…昔行ったときに美味しそうだと思って買ったらまずかったんだ。
卓史:確かに、露店みたいな…
H:露店もいっぱいあるね。んー。
伊賀:というわけで…ここでじゃあ、1曲。
高田:ほー?(笑)
H:こんなところで(笑)
高田:そこはもう、いいんじゃないの?(笑)
伊賀:なんか、音楽聴きたくないですか?あ、そんなことない?じゃあ…
◇◆◇◆◇◆◇◆◇(ジングル)◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(伊賀:これはちょっともう、しゃべれ…大丈夫ですね。巻いたほうが…)
(高田:もうここじゃない…最後のところ。)
(大地:ラジオの勘が…(笑))
(伊賀:いやー、これ、アメリカのやつは楽だわ、なんか。)
(大地:楽…(笑))
(伊賀:みんな話すことあるから…じゃあ、最後いきましょうか。)
§§§§§§§§§§§§(ED)§§§§§§§§§§§§§
伊賀:というわけで、いかがでしたか。今回の伊賀航ショウ。時期的にはフォーラムのコンサート後なんですが、アメリカ公演の話を中心にお届けしてしまいました。すみません。あのアメリカ公演からもう半年も経ったのか、英語も忘れてきちゃったなぁ。そんな感想も言いつつ…
高田:(笑)
卓史:ホントに読んでますね(笑)
高田:機械みたい(笑)
伊賀:あのアメリカ公演からもう半年も経ったのか…今週はこの辺でお別れです。では、また来週お会いしましょう。お相手は伊賀航でした。
(高田:すごいよ伊賀くん、書いてあることをひたすら読むよね。)
(伊賀:ホントはいちばんそうしたい。それで終わりたい。はい、[O.A.は]15日!)
(高田:すごいサクサク…(笑))