2019.05.05 Inter FM「Daisy Holiday!」より


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H:こんばんは。細野晴臣です。きょ…

?:こんばんは!ん?(笑)

H:早い(笑)いいよ、自己紹介。

テイ:すみません…えー、テイ・トウワです。

H:ひさしぶりだね。

テイ:はい。

H:で、テイくんが連れて来たお客さんが…

テイ:はい、5コ下の…

?:はい、今年50歳になります。

H:歳、訊いてないけど(笑)

五:すみません(笑)えー、五木田智央と申します。よろしくお願いします。

H:わりと初めまして、ですよね。

五:そうですね。正式にお話しするのは…ええ。

テイ:そう、ぜひ…あれですよ、間接的にはお仕事をなさってて。『NEUE TANZ』のジャケットを五木田くんが。

H:それで知ってるんだ。

五:あ、そうです、そうです。

テイ:はい。なので、ちゃんとご紹介したいな、と思ったのと…

H:うん。

テイ:五木田くん、僕のちょうど5コ年下なんですけど、五木田くんには5コ上の兄貴がいて…ってことは、僕と同い年なんですよ。

五:そうです。

テイ:で、同じようにYMOで…兄貴の影響で。

H:YMO世代なのね。あ、お兄さんがね。

テイ:そうそうそう。それでおんなじように五木田くんも、スタートが…

H:聴いてたんだ。

五:はい。小学生で…(笑)

H:小学生?そっか。

テイ:僕より早い…で、ひとつ言い忘れなきゃ…あ。

H:言い忘れなきゃ?(笑)

テイ:(笑)言い忘れちゃいけないのが、兄貴の名前が「龍臣(たつおみ)」って言うんですよ。

H:「臣」がつくんだ。めずらしいね。

五:そうなんです。

テイ:しかも「龍」は坂本龍一の「龍」です。

五:「龍」に…「臣」なんですよ。

H:すごい名前だね。

テイ:「五木田龍臣」。

H:立派な名前だね(笑)

五:(笑)

 

テイ:…っていう自己紹介でした。

五:僕の兄の話でした。

H:そうだね。本人の話を聞きたいな。

五:あ…すみませんね。

テイ:で、五木田くんを僕は『ランジェリー・レスリング』っていう本で…

H:さっき頂いた…作品集?

五:はい。

テイ:ちらほらとイラストレーションを見てたんですけど、1冊にまとまって、「あ、この人、この作品集で大ブレークするな」って勝手に思ったんですね。2000年ぐらいに。忙しくなっちゃうんだろうな、って思ってた。

H:うん。

テイ:で、僕はちょうど家を建てたりとかしてたんで忙しくて、そんなこと忘れてたんですけど。あるときニューヨークに行ったら…バスキア(Jean-Michel Basquiat)っていう人がやってたギャラリーで…そこで五木田くん、やってんだ、って。

H:へー。

テイ:電話して、観に行こうと思ったらぜんぶsold outだっつって。

H:大人気なんだね。

五:いやいやいや…

テイ:で、それで対談する機会があったんで、「誰がいい?」って話で五木田くんを…で、初めて会った。

五:そのときが初対面ですね。

テイ:5.6年前…そうなんですよ。

H:あ、そうなんだ。

テイ:だから、会ってまだ5年ぐらいなんですけど、「これから僕は君の展覧会、世界中追っかけるから!」って。予告ホームランを。

五:ホントに来てくれてるんですよ。香港からニューヨークから…

テイ:L.A.とかね。

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H:で、これが『ランジェリー・レスリング』…ここになんか付箋が貼ってあって、「泰安洋行」って書いてあるんだよね。字だけ(笑)

五:そうなんです(笑)僕、ホントにもう、好き過ぎて…

H:ホントに?字が好きだったの?(笑)

五:(笑)あのアルバムが…

H:ああ、アルバムがね。

テイ:だから、たぶん僕より細野さんのこと詳しいな、と思って。

五:いやいや、そんなことないですよ(笑)

テイ:いやいやいや…でも、幸宏さん(高橋幸宏)ともずっとドラムの話とかしてるじゃないですか。

五:あー、まあ、…ええ。

テイ:龍臣もすごい、好きだもんね。 

五:泣きながら話してましたからね。

テイ:泣きながら「ユキヒロー!」って呼び捨てにしてた(笑)

H:(笑) 

五:抱きついてましたね(笑)

テイ:どんだけ好きなんだ(笑)

H:そう(笑)あ、音楽もやってらっしゃるの?

五:いやいやいや…まあ、趣味で…若いときにバンドはやってたんですけど。

テイ:バンドではベースと?トランペット?

五:いちばん最初はドラムをやってて。そのあとなぜかトランペットを始めて。

H:んー。

五:インチキジャズっぽいことを…やってたんですけどね。

テイ:でも、こないだの僕のアルバムで1曲、吹いて頂いて。 

H:トランペット?

五:実は吹いてるんです。

テイ:インスト曲で。

H:へぇ…すげぇな。

五:いや、すごくないんですけど…(笑)デタラメです。

H:あ、デタラメ?じゃあみんなおんなじだ。

五:(笑)

テイ:いやいやいや…(笑)

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H:なんか、音楽…

テイ:うん、五木田くんの選んできた曲を…

五:僕の…いいんですか?

テイ:うん。焼いてきたやつを…これ、ぜんぶアナログからCDに。

五:そうです。

H:あ、そうなんだ。なにを聴いてるのかな。

五:じゃあ、まあ、1曲目…

テイ:聴いてみますか?じゃあ、曲紹介をどうぞ。

五:曲紹介、しないほうがいいんじゃないですか?

テイ:あ、しないほうがいい?

H:じゃあ、聴こう。

(再生、チリノイズ)

H:アナログだ…お。いい趣味だね。

五:いやいやいや…

 

 

My Happiness - Ella Fitzgerald

 

   

H:いいね。レコードの…何ノイズっていうの?スクラッチノイズ?これがステレオでいいね(笑)

五:(笑)

テイ:そうですね(笑)モノじゃなくて…

五:それも含めて好きになっちゃったんですよね。 このノイズも…

H:いいよね。これ…"My Happiness"はわかるけど、誰が歌ってるのかわからない。

五:これは、エラ・フィッツジェラルドElla Fitzgerald)。

H:あ、すごい古い…

五:1950年代ですね。

H:こういうのやってたんだね。

五:やってたみたいですね。

H:スキャットだけじゃないんだね。んー。新鮮。

テイ:そう。だから最近DJをいっしょにやったりとかするんで…

H:[DJで]こういう曲…?(笑)

テイ:こういう曲もかけるよね。

五:かけますね。

H:テイくんも最近そうだよね。

テイ:そうですね。比較的まだ、営業入ってますけど、僕の場合は(笑)ただTPOによっては…ね。

H:んー。

 

テイ:あ、そうだ。何をやってるかって言うと…2人で。まあ、ジャケットを描いてもらったり、近年、してるんですけど。

H:うん。

テイ:基本的にはうちら、物々交換を中心にしたユニットなんで。

五:(笑)

H:え?どういうこと?(笑)あげたり、もらったりしてるの?

五:主にレコードを…

H:あ、レコードね。

テイ:レコードを送りつけてるだけなんですよ(笑)

五:お互いにね。レコードオタクなんで。

H:いいなぁ。そこはちょっと入れないな、仲間にな。

五:細野さんはアナログをもう聴かない、っていう噂を聞いたんですけど。

H:いや、聴きたいんだけど…情報がもう、僕の中ではいっぱいいっぱいだから、ちょっとストップしてるんだよね。

五:あー…

H:そっち行っちゃうとまた…海のように広がっていくから(笑)

テイ・五:そうなんですよ。

五:危ないんですよ…(笑)

H:危ないでしょ(笑)あのね、仲間にそういう人が一人いるんで、その人に任せてるの。岡田崇くん。

五:あっ…

テイ:岡やんは五木田くん、よく知ってるんだよね。

H:あ、そうなんだ。

五:よく、っていうか、まあ…

テイ:紹介したもんね。同い年?かな?

五:たぶんそうですね。

テイ:50歳ぐらい?だから、[僕の]5コ下って小山田くん(小山田圭吾)とか、まりん(砂原良徳)とか…

H:独特の世代だね。

五:1969年生まれ。

テイ:世の中がみんなLSDやってた年。

五:(笑)

H:まあね(笑)日本ではあんまりいないけどね。

テイ:でも、まあ…盤を見て「69年レコ―ディング」とかだと、あ、これはサイケ入ってるな、とか。

H:まあ、サイケの時代っていうことは確かだね。

テイ:あと72年ぐらいになるとなぜかドラムがめっちゃ音良い、とか。

五:うんうん。

テイ:74年ぐらいを超えるとちょっとディスコ入ってきちゃう、とか。

H:マルチレコーディングの時代になってきちゃうね。

五:そうですね。

 

H:まあ、とにかく…職種は「画家」なの?

五:いまは、もう、画家ですね。

H:画家って言っていいわけね。

五:もう、そう言わざるを得なくなっちゃって…

H:いつから描いてるんですか?

テイ:(笑)

五:いや…絵はもう、ホント幼稚園ぐらいから大好きで…

テイ:ヤバかった話が、レコード買いたくて。図書カードをもらいたくて…投稿マニアだったんでしょ?

五:そうです、そうです。それはもう、小学生のときから…雑誌に、ハガキに絵を描いて送って…掲載されると図書券がもらえてたんですよ。

H:あ、そう。

五:で、新宿の裏手のレコード屋さんがあって…そこで図書券でレコードが買えて。

テイ:(笑)

H:えー、そんなの初めて聞いた。

五:それを発見して…投稿マニアになっちゃって。

H:それで一生懸命描いてたんだ。

五:そうですね。もう、賞金稼ぎみたいな…

テイ:それが最初でしょ?

五:そうですね。

テイ:で、イラストレーターやって…それでイラストの仕事が増えて、イヤになっちゃったんでしょ?

五:そうっすね。職業…はなんでもよかったんですけど、絵を描くのが好きなだけで。「まあ、イラストレーターでもいいや、食えるなら。」っていう感じでいたんですけど、なんか…実際に仕事になっちゃうと大変で。

H:あー…

テイ:好きな絵を描けないもんね。

五:描けないですね。

H:あー、そうか。

五:クライアントがいて、頼まれるわけで…だんだんいろんなプレッシャーとか…イヤになっちゃって。

H:なるほど。

五:どうしようかな、って。

テイ:で、それでインド行ったんだっけ?

H:あれ、じゃあ横尾さん(横尾忠則)とおんなじじゃん、まるで(笑)

テイ:(笑)

五:インド行ったんすよ(笑)インド行ったり、メキシコに逃げたり…

テイ:で、ニューヨーク行ったんでしょ?最後。

五:そうですね。

テイ:で、また、息子がね…五木田くんの息子が横尾さんとかにハマってるんでしょ?いま。

五:横尾さん…そうですね。好きになってますね。

H:んー。

テイ:コラージュがね。

五:うんうん。

H:おもしろいね。なんか、こう…つながってくんだね。

テイ:そうなんですよね。

五:最近、横尾さんとは…?

H:あのね、今度会うけど、最近はちょっとまだ…今年まだ会ってない(笑)

五:あ、そうですか 。

テイ:ちょうど10コ上でしたっけ?細野さんの。

H:そうなのかな?

テイ:81歳ぐらい?

H:うん。そのくらいだね。元気ですよ。

テイ:ですよね。

 

H:えーと…「ゴキタ」っていう字はどう書くの?

テイ:5コ上の「五」でしょ?

五:えー、五木ひろしの「五木」と書いて、田んぼの「田」ですね。

H:あーそう?へぇ、めずらしいね。

五:めずらしいですね。

テイ:初めてですよね。

H:うん、初めて聞く。なるほど…最近の画集っていうか…

テイ:いちばん新しいのはどれでしょう?

五:いちばん新しいのは…それ[『777』(2015年)]ですね。

H:これね。パラパラって見ると…ぜんぶモノトーンじゃない?

五:はい。

H:これは…意図してるんだね。最初からそうですか?

五:いや、それも…別に[こだわりは]無いんですよね(笑)

H:無いんですか(笑)これって、原画は色ついてるの?

五:いやいや、白黒です。

H:あ、白黒なんだ。すごい。なんか、音楽に通じるかも。モノが好きで、ノイズがステレオとかね(笑)

五:(笑)

テイ:そうですよね。世の中はステレオで、カラフルで見えてるけど、絵を見ると白黒っていう。

H:なるほど…

五:いや…ね。カラーの作品も作りたいんですけど…なんか、自然な流れでこう来ちゃったんで…

H:それもめずらしいかもね。

テイ:「白黒の人」で有名になっちゃったからね。ここ5年ぐらいね。

五:そうなんですよ。だから、いつかね…フルカラーで。いきたいんですけどね。

H:なるほどね。

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H:テイくんなんか曲かけなよ。「紹介者」だけじゃアレだよ。

テイ:そうですね。別に…マージンもらってるわけでもないので。

H・五:(笑)

テイ:最近…自分の番組もあったりして…あと、[自分の作品を]作ってると、ぜんぶサンプリング元みたいになっちゃうんでなかなか…

H:営業になっちゃうのね。

テイ:営業というか…そうですね。どうしよっか…まあ、じゃあ、"Tenderly"かな。こないだ自分の番組でもかけたけど。

 

 

Tenderly - Los Admiradores

(from 『Bongos』)

 

 

テイ:ふっ…(笑)

五:なんですか?(笑)

テイ:いや、よく[パーカッションを]叩くなぁ、と思って…(笑)

H:(笑)

五:ホントですよね(笑)

テイ:冗談音楽…(笑)これ、『Bongos』っていうアルバムですからね。

H:じゃあ、しょうがないか(笑)

五:ボンゴ、でかいですもんね、音。

テイ:そうね。

H:ボンゴ、買ったの。

テイ:あ、そうなんですか?

H:あっちに置いてある。

テイ:あれ、入ってましたっけ、『HOCHONO HOUSE』には…

H:いや、『HOCHONO HOUSE』には入ってない。これは誰なの?

テイ:これはですね、"Tenderly"で…コマンド・オールスターズって…コマンド・レーベル(Command)が…

H:あったね。

テイ:あ、ご存知ですか。

H:なんか、ステレオが売り物の…

テイ:そう。これはまさにステレオ・チェックレコード。

H:あー、やっぱりそうか(笑)

五:テイさんがすごく持ってて…(笑)

H:あ、そう(笑)ステレオ好きだよね。

テイ:(笑)や、その頃そういうのばっかり聴いてて…93, 94年。ディー・ライト(Deee-Lite)を辞める頃に…

H:あー、その頃か。

テイ:それで『Future Listening!』っていう…「イージー・リスニング」じゃあなんもないな、と思って。よく聴いてたんですよ。ハジメさん(立花ハジメ)なんかといっしょに。

H:なるほど。そういう人たちが好むのはよくわかるわ。んー。

テイ:そうですね。あとは、まあ、音響を含めた良さというか。アレンジのおもしろさというか…もう1個、ちろっと聴いていいですか?

H:いいよ!

テイ:これはハジメさんがパクってるのを最近気が付いたんで。

五:またですか(笑)

H・テイ:また(笑)

H:そこら辺、問題じゃないの?(笑)

五:問題かな…(笑)

テイ:いま、「また」ってハモってたね(笑)

H:(笑)

 

 

Diga Diga Doo - Bob Thompson Orchestra and Chorus

(from 『Just For Kicks』)

 

 

テイ:はい。僕はもう、ここで終わりです。いまので大体1分30秒…

H:はい(笑)ありがとうございます。

テイ:ね?わかったでしょ?

五:うん、わかった。

H:僕はぜんぜんわかんない。

テイ:あ、そうですか?

H:ぜんぜん会ってないよ。ハジメと。

テイ:あ、そうですか。

H:…まあ、ハジメはいいや(笑)ハジメは大丈夫。

テイ・五:(笑)

テイ:うまくまとまって…

H:はい。

 

テイ:あれ、細野さんは今回、かけられないんですか?曲は。

H:こういう場合かけないね。

テイ:あ、そうですか。かけないんですか?

(スタッフ:(笑))

H:持ちネタが無いんだよ。

テイ:そうですか?じゃあ、五木田くんのCD、2曲目いきましょう。

H:そうしよう。

五:じゃあ、2曲目、お願いします。

テイ:これは…何分くらいあるんだろ…ああ、3分…

五:こないだ500円で買ったレコードですね。

H:500円?

テイ:あの…まあ、ここまで聴けばいいな、ってのがあれば途中でもいいです。

五:はい。

H:うんうん。じゃあ、さわりだけでも…

 

 

Hana Maui - Chick Floyd

(from 『Little Grass Shack』)

 

 

 

H:いいね。こういうのも…

テイ:誰ですか?

五:これは…チック・フロイド(Chick Floyd)っていう人ですね。

テイ:ああ!

五:リバティ・レーベル(Liberty)。

H:へぇ…

テイ:なんの楽器の人?

五:よくわかんないですね…

テイ:チック・フロイドって…そうか、五木田くんに教わったのかな?

五:こないだ見せたエキゾなジャケットのやつですね。

テイ:あー、あれか。

五:うんうん。

H:2人でやってよ。

五:(笑)

H:入っていけない(笑)

五:入ってきてください(笑)

H:チック…なに?

テイ:チック・フロイド。

H:知らないよ。

五:1950年代…

H:いいね、でも。

テイ:完璧にマーティン・デニー(Martin Denny)の亜流というか…

五:そうですね。

テイ:レーベルもいっしょだもんね。

H:そうか、リバティね…んー。やっぱり詳しいね、お2人。アナログ聴いてるとね。

五:いえいえ…

H:レーベルの話とか、あんまりしないから。いま(笑)

五:(笑)

テイ:まあ、僕もでもわかんないことがあったら岡やんにメールしてますよ。

H:ああ、岡田くんがいればこの辺は…

五:岡田さんはすごいですね…

H:なんでも知ってるよ。

テイ:そうね…こっちは得意ですね。

 

H:じゃあ、僕もかけようかな。

五:ぜひぜひ。

H:いまのを聴いてちょっと思い出すんで。えー…ウナ・メイ・カーライル(Una Mae Carlisle)っていうね…数年しかやってない、1940年代の人。

五:うわ…

H:ジャズ…ピアノを弾きながら歌う、美人。

 

 

It Ain't Like That - Una Mae Carlisle

 

 

 

H:まあ、ここら辺で…

テイ:あれ…せっかちが伝染ってきましたね(笑)

H:そうそうそう(笑)あのね…こういう曲かけてもあんまり反応しないじゃん。

テイ:いやいや、好きですよ。あんまり知らないだけです。

五:好きです好きです。

H:あ、ホント?お2人は「音響」で聴いてるんだよ。

五:あー…

H:絵を描く人たち、そうだよ。絵のように楽しんでるんだよね。僕はね…カヴァーしたいな、とかね。「曲の良さ」で聴いちゃうんだよ。

テイ:あー、そうですよね。「音符」的な。キーとか含めて。

H:そうそうそう。だから、あんまり音響的にはそんなに…おもしろいわけじゃないじゃん。これは。

テイ:んー、いい音だと思いますよ。でも、それをiTunesとかで買われてるわけですよね?

H:そうなの。

テイ:ですよね。

H:あの、チリチリいわない…

五:(笑)

テイ:(笑)でも、[アナログでも]そういうときもありますよね。

五:うんうん、ありますあります。

テイ:でも、なんかもう…配信でも買えたりするから、なるべく物として…アナログで出てたらアナログで買いたい、っていう…

H:その気持ちはわかるけどね。

五:そうですね。

H:でも、増える一方で大変じゃん。

五:大変ですね。それが問題ですね。

テイ:重いし、デカイし…で、どこにあるかがわかんなくなって、それでめんどくさいから[同じものを]買っちゃうんですよ。

五:(笑)

H:それって…DVDもCDもおんなじだよ(笑)アナログに限らないね。

テイ:で、2枚とかになったときに…

H:あ、それで物々交換…

五:そうですそうです(笑)

H:…入れてもらおうかな(笑)

五:(笑)

テイ:あと…おとといね、話してて…お2人と。会長と、神様と。

五:はい。

H:幸宏と…?

テイ:細野さん。

H:そっか…(笑)はい。

テイ:で、『HOCHONO HOUSE』を聴いた感想として…感想って言うとおこがましいですけど…僕はひさしぶりにスケッチショウを聴いてみて、いい感じだな、と。

H:なるほど。

テイ:2002年ですから、だいぶ前ですよね。

五:んー…

H:じゃあ、その話は来週、聞かして。

テイ:はい。

H:もう、時間来ちゃったから。

テイ:来ちゃった?(笑)じゃあ、来週の頭これで始まります?

H:オッケー。そうしよう。じゃあ、またね、お2人。

五:はい。

テイ:はい。

H:名前言わないけども。

2人:(笑)

 

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テイ:ここでお知らせがあります。5/11に銀座のPLUSTOKYOというところでですね、僕とか五木田くんがDJをして…食べたい人はバーベキューもできるんで。屋上で。夕方5時から…終電までには終わるというね。そういうパーティを今後、いろいろやっていきたいなと思ってます。

H:えー、楽しそうだな、それ。

テイ:そうなんですよ。バーベキュー、食べに来てください(笑)

H:いいねぇ。11日。え、銀座のどういうとこ?

テイ:新しい…本当にもう、クラブですね。ほぼ日本橋に近いんですよね。銀座って言いながら。

H:日本橋、いま、いいよ。場所としてすばらしい。

テイ:以上、営業でした。

五:(笑)

 

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