2018.11.18 Inter FM「Daisy Holiday!」より

thank you, sold out…

 

daisy-holiday.sblo.jp

 

伊賀:こんばんは、伊賀航です。ベースを弾いてます。先週に引き続き、都内のリハーサルスタジオからお送りしてます。伊賀航ショウ。…今夜はいよいよ大トリの細野さんの登場です…yeah。
 
H:(笑)
 
 

∽∽∽∽(♪伊賀航ショウの前テーマ)∽∽∽∽

 

伊賀:では…細野さんの近況と、おもしろい話…

H:いや、もうねぇ…いろんなことがあったんだけどね、なんにもしゃべりたくない。

高田:(笑)

伊賀:しゃべってもらえないですかねぇ…

H:今ね、レコーディングがまだ続いてて。もう、ずっとやってんですけど。

伊賀:佳境ですか?

H:佳境は…もう過ぎてるんだけど、なんて言うんだろう、もう時間ないんだよ。

伊賀:あ、時間…

H:うん。大変。

伊賀:締切も?

H:締切…もう、考えたくないくらい。

伊賀:あ…じゃあ訊きません(笑)

H:で、いつもだいたい、(作業が)夜中になっちゃうから。朝帰ると朦朧としてるから、車を壁にぶつけたりするわけ。

伊賀:あー…

H:で、いつも駐めてる家の駐車場の…前の道が、車がいっぱい走るから、合間を縫って(車庫に)入れなきゃいけないんだよ。で、すげー慌てるんだよ。

伊賀:はい。

H:待たせんのが嫌だから、(他の)車がいない時にバックで入れなきゃいけない。で、やってたら、来ちゃったんだよね、車がね。慌てるじゃない。で、慌てると、必ずぶつけちゃうんだよ、後ろ。で、いまめっちゃくちゃになってるんだけど。

一同:(笑)

H:で、ベローンって、なんかね、後ろのけっこう大きな部分が剥がれて。横に飛び出しちゃって。ブランブランブラン、って。それをね、みんなが見るわけだよ。

大地:(笑)

H:で、その場でたまたま持ってた、テープ。透明のテープがあるわけよ。ビニールテープ。すごい透明なんで、貼ったらカッコいいんだよね(笑)ぜんぜん気になんなくなっちゃった。

伊賀:(笑)

H:で、まあずいぶん前の話だけど、台風来たでしょ?東京に。その時も遅く終わって…いつだっけな、いちばん風が強い時に帰ったんだよ。車で。そしたらね、いろんなものが飛んでるの。ゴミ箱とか。

伊賀:街中にね。

H:街中。すごかったんだよ。で、なんかプラスチックなんだけど、ゴミ箱が飛んで来たわけ。車、運転してたら。ぶつかってくるんだよ(笑)その時は、まあ大したとないだろう、と思って。車駐めて、翌朝車のところ行ったら、バンパーが…バンパーじゃないな、ナンバープレート。横に置いてあるわけ。

高田:(笑)

H:なんでだろう、と思って。なんでこれ剥がれちゃったんだろう、と思って。台風の所為なのか、誰かがイタズラしたのかぜんぜんわかんなくて。でもゴミ箱が当たったぐらいで取れるかな、あれ。取れないよね。

伊賀:取れないですねぇ。

H:まあ、しょうがない。それも…ビニールテープで。

一同:(笑)

H:あの透明な感じが素晴らしいんだよ。ガムテープだとカッコ悪いんだよね。

伊賀:なんかあれですよね、サランラップでペターってやったみたいな感じ…

H:そうそうそう。で、それももう気になんなくなっちゃって、いま。

高田:(笑)

H:まあ、そんなようなことばっかりで。

伊賀:それは見てみたいですね…(笑)

H:パンクはするわ…ほんと大変、いまの車。いまの車は…ずいぶん前、納車した日にぶつけたんだよね。

伊賀:あっ…(笑)

H:そういう、ぶつかりたがる車ってあるんだよ。愛着があるんだけどね…もうダメかな。

伊賀:ぶつかり過ぎて…

H:ぶつかり癖が、うん。で、きれいに一回直して、3日後にぶつけたりね。なんで最近ぶつけるんだろ?やっぱり加齢だね。高齢。

伊賀:いやー、お疲れ…疲れが、ね。

H:でも免許は返さないよ、僕は。何歳まで乗れるか。

伊賀:(笑)

H:で、もうすぐ書き換えなんだよね、免許。その時に、なんか、認知症テストっていうのがあるんだろうね。イヤだな、と思って。それがね。できないんじゃないかと思って、テスト。

高田:(笑)

H:落ちたら取れないんでしょ?

伊賀:落ちたら…没収ですか?

H:没収かな。わかんない。絶対に、僕は駄々こねるね。車無しじゃ生活できないんだもん。そんなような近況です。

伊賀:楽しかったです(笑)

H:いやいや…(笑)すごいつらかった。

info.ninchisho.net

 

伊賀:最近細野さん、どんな曲聴いてるんですか?

H:これは…また大変なことが起こってて、いま。ちょっと人には言えないんだよな。

伊賀:言えない…

H:大きな変化が自分の中にやってきて…今まで生でやってたじゃない、僕たちの、このバンドで。いまやってるレコーディングは打ち込みなんだよ。で、打ち込んでると、なんか音がショボいなと思ってたら、40年前の機材使ってるから(笑)

伊賀:はい…

H:いままでほっぽらかしだったわけ、打ち込み機材…シンセとか。なんかショボいんだよね(笑)それで気がついて、いろいろ換えてるところ。そしたら全取っ替えになってきた、だんだん。今の音がすごいじゃない。そこにいま、すごく僕は注目してて。そこの話は今度自分の番組…番組っていうか(笑)特集したいの。いまはちょっと、全貌は言えないんで…そんな感じ、いま。うん。

伊賀:はい。

H:じゃあなに?曲かける?

伊賀:はい、ぜひ。

H:テイラー・スウィフト(Taylor Swift)で…(笑)

一同:(笑)

H:なんだっけな…名前忘れちゃった。なんでもいいや…あ、"Gorgeous"っていう曲かな。音が良いんだよね。はい。音で聴いてるんだよね。

伊賀:音の太さとかですかね。

H:そう。

  

 
Gorgeous - Taylor Swift
 (from『Reputation』)
 
 
◇◆◇◆◇◆◇◆◇(ジングル)◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
 
 
H:えー、ところで伊賀くん、伊賀くんもアルバム出したんだよね。先月?

伊賀:はい。あのー…自分個人ではないですけど、バンドっていう感じなんですけど…

H:バンドでね。トリオ?

伊賀:そうです。

H:なんて言うバンド?

伊賀:「冬にわかれて」っていう…バンドの名前なんですけど。

H:冬に別れちゃったんだ。

伊賀:(笑)冬にわかれて、っていうのは…冬という季節から、変わったという。

H:変わったんだ。

伊賀:そうです。

H:んー、意味深だね(笑)じゃあこの説明を聞こうかね。きっかけっていうのはどんななの?

伊賀:きっかけはですね、あの…なんか、みんな…3人で話してる時に、「50歳になったら誰も(バンドに)誘ってくれなくなって」…

H:さびしいね(笑)

伊賀:「50歳っていうのはたぶん、音楽的にけっこうヒマになる時期だな」っていうことをみんなに言ったんですよ。

H:あー、伊賀くんがそう思ったわけね。

伊賀:思ったんです。思って、言ったんです。そしたら、「そんなことないよ」って言ってみんなが。じゃあバンド作ろうっ、て言って…

一同:(笑)

H:みんな優しい。助けてくれたね。

伊賀:優しい…気を遣ってくれたっていう。そういう…

H:そういうきっかけって、初めて聞いた(笑)

伊賀:老人救済というか…はい。大きくはそういう流れです。

H:メンバーは、えー…

伊賀:メンバーは、寺尾紗穂さんっていう…昔、シュガー・ベイブSUGAR BABE)の…

H:うん。シュガー・ベイブのベ-スの…

伊賀:寺尾次郎さんっていう…

H:の、娘さんね。

伊賀:はい。あと、あだち麗三郎くんって言って…

H:この人は僕、初めて聞くね。

伊賀:あのね…ceroっていうバンドの…

H:ああ!はい、はい。

伊賀:サックスとか吹いてた…その人がね、ドラムもできて。

H:やるんだ。ふーん。

伊賀:それでその2人とですね…はい。

H:それで、10/17にもう出たんだね。聴いてみたいな。

伊賀:ひゃっ…

H:え?

伊賀:ほ、細野さんに…恐縮です。

H:いやいやいや…(笑)じゃあ、50歳の…

伊賀:(笑)はい…50歳っぽくはないんですけど…

H:「冬にわかれて」から、"君の街"。

  

 
君の街 - 冬にわかれて
 (from『なんにもいらない』)
 
 

H:いや、いい感じだね。

伊賀:ありがとうございます。

H:これは…誰の曲なの?

伊賀:これは、あの、一応、自分で作りました…

高田:んー!

H:お!詞も?

伊賀:詞もです…

H:50歳とは思えないね。

高田:伊賀くん51歳だよね、ちなみにね(笑)

H:51か(笑)1歳サバ読んでた。んー。

伊賀:そうです、はい…はい…いやもう、ほんとに…手前味噌で…

H:なかなか…じゃあやる気満々だね、このバンドはね。

伊賀:いや、まあ、あの…この先は決まってませんが…

H:決まってないの?(笑)でもライヴやるの?

伊賀:ライヴは、あの…何回か。やる予定ではいます。

H:いやー、行きたい。行きたいよね。

伊賀:ホントですか(笑)ありがとうございます。はい。僕歌わないですけど。

H:歌わないのか。ベースだけ?

伊賀:ベースだけです。

H:本当。んー。じゃあ、カウントとか取るの?リーダーとして。

伊賀:カウント…いや、リーダー…(笑)あの、後ろのほうにしかいないです。

高田:(笑)

H:あ、そうなの?でも3人だからね。

伊賀:そうですね。まあ、横のほうっていうか…

H:後ろ行くと目立つよ。3人の場合。三角形の一番奥に…「誰だろう?」なんてね。みんな見るよ。

伊賀:あ、そうですか…じゃあ、横のほういいですかね…横にしようかな。

H:(笑)まあいいか。もう1曲、聴きたいね。いい感じだから。

伊賀:あ、ホントですか。もう1曲…じゃあ、もう1曲…えーと…もう1曲作ったんで…

H:自分の曲ね。

伊賀:はい。"白い丘"っていう曲があって…

H:ロマンチックね。

伊賀:(笑)それをじゃあ…お願いします(笑)

 
 
白い丘 - 冬にわかれて
 (from『なんにもいらない』)
 
 
H:なかなか良いアルバムっぽいね。なんか、音が良さそう。

伊賀:ありがとうございます。

H:3人っていうのがいいよね、シンプルで。

伊賀:そうですね。けっこうあの…3人より増えると、自分的には意見があまり言えなくなるんで…

H:そうなの?弱いな(笑)

伊賀:3人ぐらいが…

H:誰がリーダーなの?

伊賀:リーダーは…一応、寺尾さんが、まあ、はい…

H:やっぱりそうか(笑)

伊賀:でも、あだちくんっていう…さっきの…あだちくんはけっこうプロデュース・センスっていうか、俯瞰していろいろ見れる人なので…

H:いい人が3人揃ったね。んー。

伊賀:ありがとうございます。

H:これは長く続きそうだね。

伊賀:続けられたら、とは思うんですけど…はい。

高田:(笑)

伊賀:恐縮です…

H:じゃあ、今度は「ベースの伊賀くん」じゃなくて、「冬にわかれての伊賀航」と、紹介しようかな。

伊賀:あ、いやいや…あの…時々でいいです。

H:時々でいいの?(笑)はい。


www.hmv.co.jp

 

 

H:で、なんでここにいるか。ここはリハーサルスタジオなんですけど、目黒の。ツアーがね。僕のツアーが始まっちゃうんですよね。どうしましょう。何をしたらいいの?(笑)

伊賀:そうですね…

H:毎年やってるじゃん。で、僕、さっき言ったように…変わっちゃって来てるじゃん。もちろん、今までやってたのも大事にしいんだけどね。ブギとか。

高田:うんうん。

H:新たに、いまやってることをやらなきゃいけない、っていうプレッシャーがあるわけ。それをこれから…まだやってないんだよね、リハ。

伊賀:はい。そうですね…

H:どうしよう、と思って。

伊賀:どうしましょうか。

H:(笑)

高田:(笑)

H:まあ、やるしかないんですけどね。ええ。で…じゃあ、あとは伊賀くんに任せようかな。

伊賀:任せ…(笑)え、任せる?え、はい。

 

 

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伊賀:さて、2週に渡って…伊賀航がお送りしました…

H:読むね、急に。

高田:(笑)

伊賀:読むのだけはできます(笑)伊賀航ショウ、いかがでしたか。冬にわかれてのアルバム『なんにもいらない』、ぜひ、聴いてください。ではここで、細野晴臣コンサートの日程を発表します。2018年11月22日(木)京都・ロームシアター京都サウスホール。2018年12月12日(水)愛知・名古屋市芸術創造センター、Sold Out。

H:(笑)

伊賀:2019年1月18日(金)愛知…

H:なんだって?(笑)

(スタッフ:京都の分も完売してます。)

伊賀:あ、京都…じゃあ、もう1回京都言います。あっ…Sold Outって編集してもらってもいいですか?

 

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伊賀:2018年11月22日(木)京都・ロームシアター京都サウスホール、Sold Out…2019年1月18日(金)兵庫・神戸文化ホール・中ホール。2019年1月24日(木)東京・中野サンプラザ、Thank you, Sold Out……2019年2月11日(月)福岡・トクシ会館…

大地:ツクシ(都久志)。

伊賀:ツクシ…(笑)都久志会館…Thank you Sold Out…2019年2月23日(土)台湾・Legacy台北、です。よろしくお願いします。では、コンサートでお会いしましょう。伊賀航でした。

 

一同:(拍手)

 

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高田:そんなに「Thank you Sold Out」を噛みしめる人初めて見た…(笑)

大地:感謝の気持ちを…(笑)